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【確定版】個人的2024年冬アニメランキング

はじめに

恒例のクール総括記事。冬アニメランキングです。
今期は44作品が完走対象かな。

2024年冬アニメ視聴リストはこちら。(いくつか切ってます)

前期(2023年秋)はこちら。

評価基準

・5項目の8段階評価(0~7点)の35点満点。
・なぜ7段階かというと以前まで使っていたランキングアプリの仕様。結果結構納得のいく基準なのでそのまま採用。
・シナリオ重視派なのでシナリオに厚めに配点振っています。
<ポイント基準>
0:非常に良くない、1:良くない、2:あまり良くない、3:平均的、4:平均以上、5:良い、6:凄く良い、7:最高水準

  1. シナリオ(単話単位):週間アニメランキングでも発表している各話単位の点数の平均値で採点。平均点が9.2以上で7、8.7以上で6、8.4以上で5、8.0以上で4、7.5以上で3、7.0以上で2、6.0以上で1、6.0未満で0。

  2. シナリオ(全体感):全体通してのシナリオの筋の通り方、伏線回収、軸のぶれなさなど、単話単位でカバーできない要素を評価。

  3. キャラ・アフレコ:キャラクターのパーソナリティ的な魅力・個性、キャラデザ、声優のアフレコが合ってるか。

  4. 作画・音楽・演出:作画のクオリティ、OPED/劇伴のクオリティ、アニメーションとしての演出のうまさ。

  5. 世界観・構成・設定:世界観・設定のうまさ、クール通しての構成力など。

<Tier基準>(総合pt準拠)
Tier:S+(33pt~)
Tier:S(30pt~32pt)
Tier:A+(27pt~29pt)
Tier:A(24pt~26pt)
Tier:B+(21pt~23pt)
Tier:B(18pt~20pt)
Tier:C+(15pt~17pt)
Tier:C(12pt~14pt)
Tier:D(~11pt)

ランキング本編

※Annictの作品ページへのリンクあり。
※各総合Ptの内訳はスプシをご確認ください。

Tier:S+(33pt~)

1位:僕の心のヤバイやつ 第2期
総合pt:33pt

脚本、作画、音楽、キャラクター、アフレコどれをとっても素晴らしいアニメでした。今季覇権かな。
“2人とも両思い”という状態がずっと続くもどかしい関係だけど、最初の頃を思えば2人とも随分近しい関係になってきたし素直に感情を露わにできるようになってきた。それは2人がまだ等身大の中学生だからこそだよな、というのが生々しくてとても良かった。市川の立場からすればモデルで圧倒的に自分とは現在の立ち位置が違う山田は別の次元の人だったけれど、そんな山田が自分だけにしか見せない一面があるというのが特別。1人だった市川の世界を照らしてくれた山田。それは山田にとってと市川も。最終話で告白までいけたのはすごい進展だよ。素晴らしかった。山田の応え方も最高。お前ら一生幸せでいろよ!!!!!
周辺キャラクターもいいキャラがとても多いし、主題歌にも恵まれてるし、エモさを表現しきるだけの演出力も作画もある。いいアニメだったなぁ。



Tier:S(30pt~32pt)

2位:ゆびさきと恋々
総合pt:32pt

聴覚障害を持つ女の子雪と超マイペースなイケメン逸臣の2人の大学生が織りなす恋愛物語。繊細な心情描写と雰囲気の作り方が最高に自分好みで今期1番毎週の放送を楽しみにしていた作品かもしれない。

かなりセンシティブなハンディキャップをテーマにしているにも関わらず絶妙なバランスで暗い雰囲気にならないラブコメとしてのポップさも保っていて、そこにあるのはあくまでただの人間同士の関係であって特徴の一つでしかない、というのが一貫していて凄く好きだったな。知らなかった気持ちに気づかせてくれる、自分では見れない景色を見せてくれる、だからもっと好きになる。

雪と逸臣だけじゃなく周辺キャラも魅力的で、りんと京弥のカップリングとかメイン2人に対する優しさとかめちゃくちゃ伝わるし、エマと心もそれぞれの恋心への向き合い方が対照的だし、あとは特に雪の幼馴染で昔から雪のことを好いていた桜志が自身の気持ちと向き合っていく過程で逸臣に影響されていくのが凄く印象的だった。本当に綺麗な作品だと終始思っていたな。

楽曲もオープニングもエンディングも素晴らしくて、特にオープニングの雪の音は今期ナンバーワンだと個人的に思ってる。本当にいいアニメだったなぁ。

3位:ダンジョン飯
総合pt:30pt

2クールものなので1クール終了時点での評価だけど、前評判以上の面白さで凄く満足な作品。TRIGGER制作ということでダイナミックなダンジョン内の作画は勿論、本作の肝である「飯」の描写もめちゃくちゃいいよね。ゲテモノで絶対食いたくないようなものから、ドラゴンの肉をはじめとした普通に食欲を刺激してくるものまで幅広い食材をファンタジーの中で成立させているの本当に原作力とアニメーション力を両方感じる。
キャラクターが織りなすギャグもとてもコミカルかつついクスっと笑ってしまうテンポの良さがあり、本当に毎週の楽しみだったね。特に自分はマルシルが好きでどこか抜けていて周りのペースに乱されがちだけど決めるところは決めるし、ファリンのことを何よりも思って勇気を出せる強い子だなぁと。千本木さんのアフレコも超ハマっててすばらしかった。
2クール目はまた不穏な雰囲気なのでもっと楽しみ。

4位:薬屋のひとりごと
総合pt:30pt

中華風の後宮での生活を舞台とした作品。全ての要素が丁寧かつ綿密に作られていて素晴らしい作品だったね。1クール目は猫猫が新たな環境に馴染み才気を発揮していくまでの過程だったけど特に2クール目からは面白さがぐっと上がっていったよね。世界観への視聴者として適応できたというのもあるけど、猫猫が主体的に物事に絡んだりすることも増え、特に最終盤の実父の羅漢絡みのエピソードは素晴らしかったなぁ…。

基本はタイトル通り猫猫の”ひとりごと”から構成されるので集中力や理解力も必要だけど、壬氏様との関係性を基盤とすることでできる限りわかりやすく構成してしたのも良かったね。2期も楽しみ。



Tier:A+(27pt~29pt)

該当なし


Tier:A(24pt~26pt)

5位:葬送のフリーレン
総合pt:26pt

前評判の高さに違わぬ”質”を最初から最後まで保ち続けてくれた作品だったね。いいアニメだった。

作品としての本質は”流れゆく時間”。長命のエルフであるフリーレンと通常の人間であるフェルンやシュタルクが共に旅をする中で成長速度の違いを実感したり、変わりゆく時の中での生き様に出会ったり、どこか切なくも暖かいエピソードで構成されていて個人的には本当にその雰囲気が好きだったな。フリーレンがかつての勇者ヒンメルたちとの旅を思いつつも今の旅の思い出も追加していくのがすごく温かみがある。後半クールは魔法試験編になってそこはどちらかというと平坦な展開に感じてしまったけど、全編通して安定はしていた思うし、アニメーションクオリティはまちがいなかったね。続きもやってほしい。


6位:弱キャラ友崎くん 2nd STAGE
総合pt:25pt

一期の後半にただの”クサいアニメ”じゃないことが分かってからはかなり好印象になってた本作だったので続編を素直に楽しめたのが良かった。多少台詞回しや演出がクサくても一本芯は通ってるのが本作の良さだよね。

友崎も最初からは考えられないくらい成長していて、2期の激オモいじめや対立エピソードの中でも彼なりに答えを出して向かっていく姿勢がすごく見えて良かった。日南の言いなりじゃなくて友崎らしさが見えてきたよね。そのおかげもあってみみみとも恋愛的な意味で(結果がどうであれ)近づけた。みみみは特にめちゃくちゃ可愛かったな…。こういうヒロインは負けヒロインでも最強だよ…。そして最終的には友崎から菊地さんの見てる世界を変えてあげることができた。最終話の告白シーンほんと素晴らしいわ…。

相変わらず日南は何かに取り憑かれているようなので、早く解放してあげたい。そのエピソードがいつか(あるのか知らないけど)見れるまではぜひアニメやってほしいな。

あと関係なくもないけどスマブラに今更めちゃくちゃハマってるから時折散りばめられるスマブラネタに笑ってた。


7位:勇気爆発バーンブレイバーン
総合pt:24pt

色んなロボット系の作品へのリスペクトを全て鍋に入れて超強火で煮込みました、みたいなアニメ。ニチアサにやってても良いくらい熱血ヒーローロボットものの要素を持ちつつも結構不条理に打ちのめされる鬱展開とかルルのループ展開などの複雑要素も持ち合わせていて多方面から楽しめる作品だったね。何といってもプレイバーンとイサミが闘う時にノリノリで流れるオープニングが本作の最大の魅力(?)だと思うけど古き良きでありつつなんかめちゃくちゃシュールで好きだった。アニサマで聴けるの楽しみ。

あんまり本筋とは関係ないけど整備士のミユちゃんがサブキャラなのに一言の存在感すごいし可愛いしでとても好きでした。

8位:魔法少女にあこがれて
総合pt:24pt

頭のネジ外れた魔法少女系エロアニメ。本当にネジぶっ飛んでて最高のアニメだったね。

主人公のうてなは魔法少女大好きが故につけ込まれ悪の組織堕ちしてしまうわけだけど、特殊性壁を爆発させて魔法少女との戦闘ついでにあんなことやこんなことをしまくるのが見応え抜群すぎた。割とえげつない責めも多くてお子様が見たらこれ性癖ぶち曲がってしまいそうだけどこんなの子供が見る方が悪いから大丈夫か(?) 個人的にはうてなの責めに屈し続けてしまう巨乳枠のアズールが好きすぎて一生そのシーンだけ流していてほしいまである。

…とまぁこんな感じで中身(シナリオ)はそんなになんだけど毎回笑いどころ沢山の楽しめるアニメでした。良い子はみちゃダメよ。



Tier:B+(21pt~23pt)

9位:アンデッドアンラック
総合pt:21pt

2クール走り切ってくれた良作。1クール目の序盤はめちゃくちゃ面白いし新規性もあるし風子は可愛いしで23年秋アニメの中でもかなり良かったんだけど、1クール中盤以降から2クール目途中まではテンポの悪さと展開のスッキリしなさでやや停滞。ただ、その中でもエピソード間の次の展開へのつなぎ方(展開の作り方)が本作はめちゃくちゃ上手かったので合わないエピソードがあっても次のエピソードへの切り替えがめちゃ興味を惹くんだよね。それもあってだれずに観ることができたし、最終盤に向けての盛り上がりは素晴らしかった。ループ設定とか安野雲の出し方とか、唐突感は流石にあったけどそれでも盛り上がりどころとしては効果的だったよね。こういうやりたいことをしっかり展開してくれるアニメは好感。続きあるなら是非観たい。


Tier:B(18pt~20pt)

10位:魔女と野獣
総合pt:20pt

本格派ファンタジー作品。一話放送飛ばしてクールはみ出したこと以外は全体的にクオリティ高くて面白かったね。(クール跨ぎ警察)
魔女に呪いをかけられ復讐心を常に燃やし続けるギド、そしてお目付役のアシャフ。2人の信頼してそうでお互いを信頼してなさそうなピリピリ感が作品全体でスパイスになってて良かったし、アフレコも素晴らしかった。構成としては2-3話での完結エピソードを繰り返すスタイルなので合わないエピソードもあったけど、決め回ではきっちり決めてくれるスタイルなので良かったね。
終わり方は中途半端ではあったので続きやってほしいな。

11位:青の祓魔師 島根啓明結社篇
総合pt:19pt

青エク久しぶりの続編。本当にいつぶりって感じなのでまずこれまでの内容やキャラの関係性を思い出すまでに苦労した…笑 1月のアニプレアニバーサリーでUVERの歌唱を生で聴いてきたので割と視聴のモチベは高かったかな。

当たり前だけど映像面や音響面はアップデートされているので最新クオリティで青エクのキャラたちが動いているのを観られるのはそれがまず嬉しいよね。今期は出雲を中心として彼女を救うまでのエピソードだったけど、しえみとの関係性などの描き方やエグめの描写なども含めて盛り上げるタイミングはしっかり盛り上げていたのがよかった。志摩のWスパイ設定とかそれどうなんっていう要素もあったけどそれが今後に生きてきそうな予感はある。

12位:ようこそ実力至上主義の教室へ 3rd season
総合pt:19pt

一年生編の完結となるクール。2期の出来が本当に微妙だったので正直もうほとんど期待してなかったんだけど、割と面白かった。

印象的だったのはクラスから1名を追放しなければならないエピソードでのお互いの貶めあいのシチュエーション。必死なクラスメイトの中、淡々と自分のためだけを考えて密かに行動する綾小路はさらに徹底度が増しているなと思うし、結果山内が追放されることになるまでの議論も鮮烈だった。山内がザマァすぎたけど…笑 その後も平田の復活、クラス対抗戦での司令塔など徐々に綾小路の実力が知れ渡ってきたし、鈴音の問題解決もできたしで結構大きく局面としては動いたよね。

全体を見渡すと結構仔細が伝わってこなかったり、淡々としすぎてて盛り上がらなかったりと微妙な部分もあったけど楽しめたので2年生もやってほしい。

13位:姫様“拷問”の時間です
総合pt:19pt

拷問官が全く拷問しないし姫様もめちゃくちゃ楽しんでいるゆるふわ拷問アニメ。こんな拷問されるなら俺も牢獄に入るのもアリかもしれない。拷問(という名の何か)がとにかく多彩で、クール序盤は飯テロで視聴者の心を折りに来たと思ったらゲームやスポーツや動物など多種多様な”楽しいもの”を提供してくれるのが良かったね。正直話自体はかなり落差が大きくて面白い回もあれば虚無回もあるというギャグアニメらしい感じではあったけどそれも味かな。個人的にはかやのんCVのジャイアントが好き。

オープニングもエンディングもいい曲だったし、2期も決定したようでめでたいね。


14位:ラグナクリムゾン
総合pt:19pt

2クール完走お疲れ様でした。正直放送前は全くと言っていいほど期待してなかったけどこれぞダークファンタジーで面白かった。1クール目の最初にレオニカ(萌えキャラ)と離別して、(俺が)深き悲しみを負ったのが懐かしい。
主人公のラグナと相棒となるクリムゾンの腹の探り合いからの信頼関係、そして周辺キャラクターとの関わりの中で最終目的である龍の殲滅のために何もかも犠牲にしつつ突き進むアツさも兼ね備えており飽きずに観れた。
シナリオ面も良かったんだけど何よりもこの作品良かったのはアフレコの質が高いところかなぁ。ヒロイン(?)であり最強の団長銀姫姫ことレーゼ(cv日高里菜)、狂気をはらんだ竜王アルテマティア(cv上田麗奈)の2人はマーーージで素晴らしかった。この2人のアフレコが聴けるだけでも価値のあるアニメだよこれは。


15位:望まぬ不死の冒険者
総合pt:19pt

アンデッド化してしまった主人公レントが存在進化を繰り返しながらミスリル級(最高階級)冒険者を目指し直すストーリー。この手のダンジョン系の作品としてはかなりしっかり作り込まれていて、レントの落ち着いているかつ人間力の高いキャラクター性がまず良かったし、街に戻ってからの周辺の人物への関わり方も良かった。姿形が全く違ってしまっても覚えてくれている人には分かるんだよな。自分を救ってくれたミスリル級冒険者に感化されて目指すことにした、というのも最後に明かされて一本筋が通った感じ。派手さはないけどいいアニメだった。


16位:治癒魔法の間違った使い方
総合pt:18pt

現代社会から同じ学校の3人が異世界転生するまでの流れが印象的だった本作。生徒会の美人先輩とイケメン同級生とともに巻き込まれる主人公ウサトのポジションはなかなか辛い立場な気がするけど圧倒的な成長速度で2人からじゃなく周囲の人からも信頼を得ていく過程が清々しかったね。治癒魔法使いでありつつもその使い方が一線を画すという設定をふんだんに活かした戦闘への組み込み方も良かった。
何気に1番の魅力はなんとも言えないスズネ先輩のキャラクター性と声かな。おちゃらけ感と決めるところ決めるバランスがいいし、七瀬さんのアフレコがなんか絶妙にマッチしてて好きだった。2期あるなら是非見たいな。

17位:マッシュル-MASHLE- 神覚者候補選抜試験編
総合pt:18pt

いつの間にか一般人にまで広まるコンテンツに化けていた作品。SNSでバズるってすごい…。多分きっかけはCreepyNutsのオープニングBBBBだったんだろうけど、あれはムーブメントとしてはすごく面白かったよね。キャッチーな音楽にダンス、本編のシュールさとも絶妙なマッチでいいプロモーションになっていたと思う。
内容については相変わらず筋肉で魔法使えなくてもすべて解決します、という感じのシュールギャグなので個人的にはあんまり好きじゃなかったんだけど時折ハマるネタとかもあるし、真面目にやる時の戦闘シーンとかはかっこいい。

18位:外科医エリーゼ
総合pt:18pt

転生に転生を重ねるという設定がかなり効果的になっていたアニメだった。前世の異世界の記憶と現代社会で身につけた医療知識をふんだんに活かして活躍するんだけど、エリーゼのキャラクター性のおかげでスッと話が入ってくるようになっていたし周囲キャラから信頼を得るまでの彼女の行動も良かったね。医者になりたいから皇室入りをやめたいというエリーゼに対して国王も無碍にするのではなく期限付きの条件を課し、それに対して応えられるようにするのも見応えがあったね。

この手の作品では仕方ないけどエリーゼいくところに病人あり状態だったのが気になるくらいであとは安定して見れるいいアニメだったね。エリーゼの石川由依さんもハマり役で良かった。


19位:戦国妖狐
総合pt:18pt

2クール作品なので途中時点での評価。言いたいことは一つだけ、「灼岩を返せ!!!!!!!!!」。
灼岩が退場するまではTOP10くらいに面白かったし、灼岩がめちゃくちゃ可愛くて毎週見るの楽しみだったのに退場してから一気に魅力度が半減してしまった…。世直しなんかいいから灼岩を返してくれ…。
クールはみ出したから最後の1話は評価対象外だけど、世直し編の最後はめちゃ良かったので2クール目に期待。


20位:異修羅
総合pt:18pt

様々な種族の最強が集ってバチバチ競い合い殺し合う…っていうのが本題のはずだったんだけど、そこにこのクールでは部分的にしか行きつかずというめちゃくちゃ中途半端な作品だった。正直期待度はかなり高めで原作評価も高かったので期待していたので少し残念。特に前半クールは当番回制で一話ないしは半話を使って新キャラ登場→抱えている問題をエピソードで紹介→二つ名とともに参戦!みたいな流れを繰り返すだけで流石に話の全体像が掴めなくて困惑したし、どうしてもぶつ切りで紹介されると印象も薄いので後半クールで交錯し始めたタイミングでも細かい部分まで感情移入できずだったかな。

作画や音楽面は一流でアニメーションとしては楽しめたし、声優陣も豪華なのでこれからキャラの解像度が高くなればより楽しめる作品だと思うから2期始動の告知はせめてもの救いか。



Tier:C+(15pt~17pt)

21位:スナックバス江
総合pt:17pt

超個性派作品。スナックが舞台でりえりーのアフレコ力が映えたね。小雨ちゃんが出てくる回にハズレ回なし。
この手の作品にありがちだけど、キャラクターの個性がめちゃくちゃ強い。常連客たちが繰り広げる軽快な(?)トークは広がりがすごすぎてたまに収拾がついていなかったけど、刺さる回はめちゃくちゃ面白かった。トークメインの作品は合わない人はとことん合わないとおもうけど、個人的にはそこそこ楽しめたかな。

22位:最弱テイマーはゴミ拾いの旅を始めました。
総合pt:17pt

なろうの系譜なのにアニメーションクオリティがガチで凄く映像面で見応えのある作品だった。設定やシナリオも一話の導入をはじめとしたクール序盤は非常に魅力的で、アイビーが孤独な旅の中でテイムしたスライムのソラとの信頼関係の描き方や壮絶な過去の描写など本格派アニメ感出ていて凄く好きだった。何よりアイビーが可愛い。
ただし前半が良かった分、後半街の中で組織の中でとにかくアイビーがヨイショされまくる展開は本当に気持ち悪くてとにかくアイビー持ち上げたいんだなというのが見え透いた展開で冷めた目で見てしまった。最終的に元の軌道に戻してくれたのは良かったけどね。
あとは鈴木愛奈のオープニングがめちゃくちゃ良い。それだけでも見る価値はあるかな。


23位:悪役令嬢レベル99~私は裏ボスですが魔王ではありません~
総合pt:16pt

最近流行りの悪役令嬢ものだけど、その中でも主人公のユミエラのダウナー系の性格と闇属性設定がいいスパイスになっていて少し違った味を出せている作品だったね。テンポも良かったし、最終的に1クール内で綺麗にまとめてくれたのも好印象。

身分の違いから学園内での差別ややっかみもかなり描写としては多かったけど全然シリアスにならないポップさも気軽に観れる要因。周辺の王子たちや本来の主人公のアリシアと(自分の打算で)関係を築くまでの過程も不器用ながらに面白かった。

オープニングの前島さんもエンディングの好きがレベチも好きだったけど、好きがレベチさん全然出番少なくてワロタ。

24位:SYNDUALITY Noir 第2クール
総合pt:16pt

ドリフターであるカナタがメイガス…(ではなかったが)のノワールと絆を深めていく物語。2クール目はノワールとミステルという対になる存在の対比や表裏からはじまり、シエルの裏切りからの献身、ヴァイスハルトとの決戦などとにかく展開盛りだくさんだったね。メイガスというある意味未知なる存在に対して共存するのか拒絶するのか。そこが最終的なテーマだったけど共感性は高かったのは良かったかな。個人的には1クール目の日常回っぽいエピソードとかが女の子達がみんな可愛くて好きだったんだけど2クール目はさすがに減ってしまって残念だった。

こういう異種族、アンドロイド的な存在との共生テーマはもはや新規性はなくなってきているから見せ方が難しいよね。

25位:ループ7回目の悪役令嬢は、元敵国で自由気ままな花嫁生活を満喫する
総合pt:16pt


ループ”7回目”という設定がこれまでの苦労を経ての今回の世界という必死さを生み出しているのが特徴的な作品。過去の死や失敗の原因が明確にはされていないけど回想の中で補足する演出はわかりやすかったし、リーシェの聡明な感じとも相まって好印象だったね。アルノルト殿下も懐の深い人でリーシェとのやり取りも見どころの一つだった。続きがあれば観たいね。

26位:真の仲間じゃないと勇者のパーティーを追い出されたので、辺境でスローライフすることにしました2nd
総合pt:16pt

2期にしても結局スローライフはできていなかった気はするけど、安定感のある作風で他の異世界ものよりも安心して見られるアニメではあった。シナリオ面で言うとクール後半はクソガキ勇者の更生物語にシフトする結構思い切った構成にしてて、良くも悪くも印象的だったね。展開としては結構面白くてお付き妖精の甘言で勘違い野郎になってしまった勇者がレッドたちによって”分からせ”られるのは痛快ではあった。ただあまりにも勇者がクソなのと結構長かったので不快指数もそこそこ…笑 最終的にうまく締めてくれたので良かったけどね。

あと本作の最大の魅力はリットの可愛さとえっちさだと思うのでそれが結構出てるシーンが多かったのは製作陣は”分かってる”。



27位:道産子ギャルはなまらめんこい
総合pt:16pt

北海道に引っ越した冴えない男子と道産子ギャルのラブコメ。このアニメを語る上で楽曲の影響力は計り知れないね。オーイシのオープニングは武道館でも聴いたけどめちゃくちゃ楽しい楽曲だひ、亜咲花のエンディングも力強さとピュアな感情を兼ね備えててすごく良かった。このサンドイッチは凄く視聴のモチベーションを上げてくれたね。
本編はあくまで妄想ラブコメって感じでギャルがこんなんだったらいいよねーっていう展開が織り込まれている感じ。そのクサさがいいスパイスになっている部分もあったので一長一短ではあったけれども。女子同士が変にギスらずに仲良くなる展開だったのは好印象だったかな。


28位:俺だけレベルアップな件
総合pt:16pt

これ前評判高かった気がするけど全くもってハマれなかった…。本格派ダークファンタジーみたいな触れ込みだった気がするけどその雰囲気だけは感じたかな。
評価ポイントは戦闘作画の一点。常によく動くし映像面での見応えはあったかな。ただそこに行くまでの過程や演出面含めて他に感想が出てこず、やはり主人公がソロで独白メインで進んでいくシナリオは相当なキャラ魅力がない限りは退屈になりがちだよね。理不尽な設定多めだっのでそこにどう立ち向かっていくか、みたいな大筋自体は悪くなかったけれども。
アニメーションとしては良かったのでそこは本当に素晴らしかったよ。


29位:うる星やつら 第2期
総合pt:16pt

リメイクもいつの間にか第3クール目。雰囲気はバッチリ掴めているけど、流石によく分からないエピソードとか勢いだけで乗り切るテンション重視のエピソードかこのクール多くなかった?笑 謎に過去とか未来とか絡めてわちゃわちゃする、というのが数話続いた時は若干ゲンナリしたけどまぁ振り幅という意味では単調な話をされるよりは良かったかもしれない。一応来クールで締めらしいので最後まで楽しみたい。



30位:愚かな天使は悪魔と踊る
総合pt:16pt

悪魔と天使という対極の立場の存在が現代社会でひょんなことから共生していく物語。基本ギャグテイストなんだけど締めるところはシリアスかつ鮮烈に描くバランス感覚がいいアニメだったかな。特に学校生活でのお互いの本性を隠しながらの場面はギャグとして安定感あって良かったね。シリアスパートの後半も大筋は良かったんだけど天使の兄さんのメンタルが勝手した挙句に阿久津の暴走全部責任押し付けた感あって納得いかず…笑 最終的な落とし所は悪くなかったけどね。結局はこのメイン2人のカップリングにハマれるかどうかな作品な気もするな。


31位:魔都精兵のスレイブ
総合pt:15pt

ジャンプ原作のエロxハーレムxバトルもの。結構売りとしてはキャラクターとエロ要素だと思うんだけど、いずれもそこまで抜きん出た良さはなかったかなというのが正直な感想かな。いい部分もあって天花さん(cv内田真礼)の痴女お姉さんっぷりはクール後半のいいスパイスになっていたし、ご褒美シーンも(同クール内にもっと過激なやつがあったので霞んだが)ソフトな感じでよかった。
もちろんそれだけじゃなくて組織の中での立ち振る舞いや対立、抗争など本格テーマの中で進行していくんだけどそこはあまりストロングポイントではなかったかな。


32位:HIGH CARD season2
総合pt:15pt

質アニメのようで雰囲気アニメな本作。HIGH CARDの呼ばれる特殊な能力が付帯されたカードに運命を狂わされた人々やそれを回収するスパイたちの物語だけど、設定以上のシナリオの面白さはなかったかなというのが2クール通しての感想かな。結構前にジョーカーゲームっていう本格スパイアニメあったけど雰囲気はそんな感じかなと思ってたらどっちかっていうとスパイ教室よりな中身だったよね。オサレ感は終始すごくあって戦闘作画も良かったし音楽面も雰囲気バッチリ。やや女性向けのキャラばかりだったのでそこはnot for meだったけど、落とし方も良かったし2クール観た甲斐はあったかな。



33位:シャングリラ・フロンティア〜クソゲーハンター、神ゲーに挑まんとす〜
総合pt:15pt

世間の評価と自分の評価の1番ギャップを感じるアニメかもしれない…。個人的に本当に最初から最後まで刺さらなかった本作。クソゲーハンターの主人公が神ゲーであるシャンフロをプレイしたら?っていう設定は一見面白そうで最初の頃はそれも割と面白かったんだけど、その設定って最初の驚き感が面白いので当然後半になるにつれ目新しさは薄れていく。その中で本当は中身で勝負してしなきゃいけない部分になっても戦闘描写と”このゲームすげー!”の二本槍。全てがゲームの中の話なので緊迫感は薄く、なかなかどういうテンションで観ればいいのかが最後までわからずじまいだったかな…。ウェザ衛門のパートとかかなり気合は感じたし実際戦闘自体は良かったけど結局あれもゲームのあるある設定が詰め込まれているだけだったりで普段ゲームしない人には面白かったりするのかな、と思いながら見ていた。
諸々テンション含めて自分にあまり合わなかったけど好きな人はいるだろうなという作風だなとは思う。しかも、多分この作品ってここから本番みたいな感じだよね?だから現時点での評価としては妥当な気がしているし、続きがぜひ見たいな。
関係なさそうであるけど、日高里菜さん内田雄馬さん結婚おめでとう。



Tier:C(12pt~14pt)

34位:結婚指輪物語
総合pt:14pt

今期の数あるお色気枠の一つ。お色気と異世界という要素ではスレイヴと真っ向勝負だったかなと思う。キャラ魅力を結構押し出したさそうな雰囲気はすごく感じたし実際メインヒロインのヒメちゃんは可愛かった。幼馴染はやはり強い。だけど、サブキャラの印象がめちゃくちゃ薄いのとビジュアルも刺さらず。あとエロ要素もかなり中途半端で期待させておいて途中で乱入して中断、みたいな展開もうええて、、となってしまった。。。笑 こういう題材ならもっとエロに振り切っても良かったかなぁ。
オープニングはめちゃくちゃカッコいいのでオープニングだけでも観るといいかもしれない。

35位:ぽんのみち
総合pt:14pt

通称、ぱいのみち。その別称の通りこの作品の1番の見どころは麻雀でもなくキャラクターでもなく日常描写でもなく、おっぱいである。登場人物みんなめちゃくちゃでかいので誰を画面に映しておいてもいいという最大のメリットをちゃんと生かしていたのは良かったね。()
真面目な話をすると麻雀描写はびっくりするくらい面白くなかったけど、そこが本作の本質ではなくて麻雀という共通の趣味を通じて秘密基地みたいな雀荘という空間で仲間と過ごす時間ってかけがえがないものだよね、っていうテーマは一貫していて良かった。良くも悪くも安定感はあったかな。


36位:最強タンクの迷宮攻略~体力9999のレアスキル持ちタンク、勇者パーティーを追放される~
総合pt:14pt

異世界チートスキル持ちのハーレムという割とテンプレ構成。主人公が調子乗ったり変におちゃらけたりする系ではない硬派な感じなのでその点は好感が持てたね。主人公がタンクだから見せ場全部持っていく感じじゃなくて周りと共闘するのも悪くなかった。一方で戦闘描写の迫力のなさと全体的なのっぺり感あるシナリオは否めず、多分内容すぐ忘れるだろうな…笑


37位:メタリックルージュ
総合pt:13pt

オサレアニメ。終始オサレな雰囲気だけで終わってしまったなぁ..。設定やキャラの配置は凄く良くて、ルジュとナオミが単なるバディものを超えた複雑さで絡み合うシナリオ自体は悪くなかったけど、全般的な盛り上がりやせっかく可愛いキャラデザなのに戦闘時にガワ被るという解釈違いなどあまりにも刺さるポイントが少なかったアニメだったかな…。

38位:佐々木とピーちゃん
総合pt:13pt

1話1時間放送で気合い入ってるなとは思ってたけど、異世界と現実世界を行き来する設定の開示、というのは面白かった。でも逆に言えばそこがピークだったかな…。行き来する、という点自体は新鮮ではあったけどそれぞれの設定自体は割とよくあるものかつ特に変わった面白みがあるわけでもなく。ピーちゃんとの掛け合いが魅力かと思いきや全く登場しない回もあり。本当にいろんな要素が詰め込まれているのでごちゃごちゃ感とかなんとなくいろんなてんこ盛りが好きな人は合う作品かもしれないね。
あとこれは個人的にめちゃくちゃ残念だったのは音響面。BGMのボリュームやタイミングとアフレコの音声のバランスがシーンによってめちゃくちゃ悪くて没入感を阻害していた。
総じてもう一息欲しかったアニメかな。


39位:休日のわるものさん
総合pt:12pt

異世界人の悪者が地球のかわいい動物に癒されすぎて困っちゃう系の話、前にやってたカワイスギクライシスとかと同じ系統だね。自分も動物めちゃくちゃ好きなので気持ちはわかるけどアニメでそれを表現するのって難しいよね、とは思う。どうしてもめちゃくちゃキャラがオーバーリアクションになってしまうからどこか引いた目で見てしまう。シュールギャグが刺さる人には良かったのかもしれない。ただ、回によっては綺麗にまとまっている回もあってそれは相手が人間同士だったり人間の形をしていたりというシーンだったので起伏があったのは良かったかな。


40位:SHAMAN KING FLOWERS
総合pt:12pt

シャーマンキング、息子たちの物語。どうしてもこの手の後継作品は上手くいかないなぁ…というのが率直な感想。なぜかを深掘りして考えてみると、結局キャラが”死んでいる”からなのかなと。無印シャーマンキングの魅力は人それぞれ感じ方が違うかもしれないけど間違いなく浅倉葉の飄々とした優しさと強さを兼ね備えたキャラクター性とそれを支える周辺の魅力的なサブキャラたち、だったと思う。それを全て投げ出してまで作った作品、とは思えなかったなぁ。花がテンプレ切れやすい主人公なので魅力がほぼなく、過去作のキャラもこの手の作品にありがちだけどシナリオのためにタマオとか龍とか雑なポジションに収まってしまってたのは悲しかった。今思えば無印も後半はだいぶ迷走してたし、これが本来作者が描きたかったことなのかな…とも思う。最終回で語ってたけど花の境遇の地獄っぷりには多少同情の余地はある...のかな???もうわかんねえや。
次世代の物語系の成功例は現れるのだろうか。


Tier:D(~11pt)

41位:七つの大罪 黙示録の四騎士
総合pt:11pt

七つの大罪の後継作品。主人公たち主要人物は一新なので期待半分不安半分くらいで見始めたけど、後者が的中してしまった…。この手の一度完結した作品をほじくり返すのは成功した例をあまり聞かないけど本作も例に漏れず。せっかくメリオダスたち七つの大罪が(あっちはあっちでインフレしすぎて酷かったけど)治めた世界が雑に混沌へと再度貶められている感があってその理由はやはりシンプルにあまり脚本が良くなかったからに他ならない気がする。割と雑に使われる前作キャラ、魅力が薄い新キャラたち、特に新主人公のパーシパルが子供っぽすぎたな。この辺は本作だけじゃなくて続編ものを作る上で永遠の課題だな…と感じるね。


42位:異世界でもふもふなでなでするためにがんばってます。
総合pt:11pt

あんまり自分アニメを見るときにキャラを好きになれないってことはないんだけど本作はそこまで行かずとも本当に魅力薄かったなぁと思ってしまった…。好きな人はすまん、当たり前だけどあくまで個人の感想ね。前世の27歳女性が幼女に転生、という感じはで最近流行りの設定。その目的としてはもふもふな生物たちに囲まれて過ごしたい、という流れなんだけどファンタジーとはいえ幼女である意味とか能力も人間に対してもなぜか普通に意見等も当たり前に受け入れられてる感じとか諸々の設定や練り込み不足感は否めず。真面目に見るべきではないのかもしれないけどシナリオは割と真面目にやろうとしてたのでその辺のギャップ気になってしまった。サブキャラたちも作品の質を上げるまでの魅力のあるキャラがおらず、本当にそこが厳しかったなぁ。可愛い、だけであればもっとお花畑系の作品にしてもよかったかもしれない。絵のタッチはふわふわ系で可愛かったのでそこはお花畑だったよ。

43位:月刊モー想科学
総合pt:10pt

モー大陸とかいう謎の概念をテーマとしたオカルトアニメ。SF雑誌を刊行している会社が巻き起こすドタバタSFコメディなんだけも全体的にノリがかなりキツめなので人は選びそう。自分は全く合わなかったのに何故か完走していた()
やりたいことをやる、というのは徹底されていたと思うのでキャラにハマれる人は好きになれる作品かもしれない。

44位:即死チートが最強すぎて、異世界のやつらがまるで相手にならないんですが。
総合pt:7pt

最高で最悪のアニメだった。菱田監督、あんたすげーよ。
死ねと発言するだけで全ての敵を抹殺できる夜神月もびっくりな能力”即死チート”で異世界を無双する、とんでも設定ここに極まれりだけど中途半端ななろうアニメへの皮肉、アンチテーゼ的な作品なんだろうなとは思うよね。原作にその意図があるのかは分からないけど、アニメは少なくともそう捉えていい気がする…。
本当に徹底してぶっ飛んでいるアニメなので脳死で見ることができるし変な要素も少ないので話がわからなくなる心配もない。ただ、このアニメを本気で面白いと思ってる自分がいたならば”危機感持った方がいいよ”。


まとめ


不作不作と言われ続けてきた冬アニメだけど、確かに平均値取るとかなり不作だったことは否めない...が、上位ではかなり面白く引っ張ってくれた作品もあったので個人的には楽しめたクールだったかな。
春はもう少し厳選したいかも...(毎回言ってる)

冬アニメお疲れ様でした。すべての制作スタッフ達に感謝します。


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