【確定版】個人的2022年春アニメランキング

はじめに

春アニメの総合ランキングです。
38作品を完走したので、ランキング形式で感想と共に発表。

冬アニメランキングは以下。

評価項目の説明です。
自分の感覚を数値化できるようにしてるので、要は好みの点数化です。

[評価項目解説]
1.シナリオ(全体印象)...全体を通しての話の筋の通り方、トータルで見た時の盛り上がり、印象度、一貫性。
2.シナリオ(単話単位)...一話ごとの面白さ、脚本のクオリティ、継続性、爆発力、惹きつけられる内容かなど。
※評価内に記載している「単話平均点」は各話の評価(10点満点)を話数で割ったもの。
3.キャラ・アフレコ...キャラクターのパーソナリティ的な魅力・個性、キャラデザ、声優のアフレコ。
4.作画・音楽・演出...作画のクオリティ、OPED/劇伴のクオリティ、アニメーションとしての演出の技量等。
5.世界観・構成・設定....世界観や設定のうまさ、組立のうまさ、台詞回し、テンポ、アニメへの”引力”

※全て主観なので、認識異なる点あってもご容赦ください。異なる意見や賛同は是非コメントで。
※単話の累計と継続的な印象の側面を掛け合わせ、総合的な観点で評価しています。
※基本的に評価対象は執筆時点での最新話(クール内最終話)まで視聴している作品なので、途中で視聴を取りやめた作品は評価対象外です。

2022年春アニメランキング 確定版 1位~10位

1位 ダンス・ダンス・ダンスール
2022年春アニメの中で、個人的には最も期待度とのギャップが良い意味で大きかった作品。本当に素晴らしかった。バレエという自分からすると全く馴染みのない競技を題材としているので扱われる単語や描写一つ一つが新鮮で、純粋なスポーツものとしてもMAPPAの素晴らしいアニメーション力で表現されていた。ただ、本作品の素晴らしさは何よりもその脚本力。
もともとはバレエの世界とは縁遠い中学生活を送っていた主人公の潤平がいかにしてダンスに出逢い、魅せられ、そして人生を変化させていくのか。その過程での思春期ならではの葛藤や心情をヒロインポジションの都やライバルに当たる流鶯とのやりとりを通じて見事なまでに描き切っている。綺麗な部分だけではない、だけど目が離せないそんな青春ドラマが毎週胸躍らせてくれるアニメだった。

2位 かぐや様は告らせたい-ウルトラロマンティック-
素晴らしい作品だったね。これまでの一期、二期も素晴らしいラブコメだったので三期は正直途中爆発力に欠ける部分もあるかなと思ったけど終盤にかけての盛り上がりが最高。”相手に告らせる”というテーマを貫き通し、さまざまな個性のキャラクターを効果的に絡めてギャグのキレも良い。毎週単話単位で楽しめるアニメでありつつ、三期はちゃんと話を進展させたのが良かったね。
人の成長を感じられる脚本がめちゃくちゃ好きなんだけど、白銀もかぐやも素直でないながらもだいぶ人間的に成長したなと感じられて良い作品だった。新作アニメーションも制作らしいので楽しみだ!

3位 TIGER &BUNNY2 
かなり一期から年数も経ってるし不安が大きい続編作ではあったけど、満足度の高いクオリティに仕上がっていて素晴らしかった!
バディ制度がヒーロー全般に広がっていくという設定も良かったし、その中で虎徹とバーナビーの関係は前作までの積み重ねがしっかり反映されていて素晴らしかったし、新作キャラ含めた落とし込み方が良かったね。脚本も安定したクオリティでそれぞれのバディの関係性にフォーカスした前半部分、ヒーロー狩のやばい2人との対峙を描いた後半部分とメリハリがあってよかった。これだけ丁寧に描いてくれるのは好感度が高いね。

4位 SPYxFAMILY
間違いなく今期話題性No1だった本作。演出、作画、音楽、アフレコ、キャラクター性、ギャグなどあらゆるクオリティも高く、面白かったね。特筆すべきはやはりアーニャのキャラ。可愛すぎるし面白いし、それを種ちゃんのアフレコが破壊力増していて素晴らしかった。脚本や設定に関してはツッコミどころや多少粗い部分があったのは否めなかったが、あまりあるギャグのキレやテンポがそれ以上に面白さを演出していたね。あとはやっぱりオープニングとエンディングの力は偉大。アニソンアーティスト大好きな自分だけど、これに関してはつえーと言わざるを得ない。

5位 であいもん
どこか切ないが、とてもハートフルな和菓子屋の日常を描いた優良作品。この柔らかく温かい雰囲気は代え難いものがあるね。主人公である和の人間性によって、幼いながらも苦労をしてきた一果ちゃんが徐々に心を開いていき、過去を乗り越えようとする様が凄く見ていて心地良い。もちろんその過程で一果ちゃんだけじゃなくて色々な登場人物の苦難や悩みが描かれるんだけど、和のキャラクター性によってシリアスになりすぎず最後はホッとした気持ちで見ることができるアニメだった。パンチに欠ける面は多少あったが、オープニングも良いしアフレコもいいしで全体のバランス感が素晴らしい作品だったね。


6位 ワッチャプリマジ!
プリティーシリーズの新作は本当に攻めてるね。5人でのライブや男性デュオライブなど、視聴者が求めることをちゃんとやるしそれをシナリオの中に必要なの要素として自然な脚本に落とし込んでいるのが素晴らしい。まつりも主人公感増してきたし、他のキャラの個性も際立つね。
正直楽曲はプリパラ、プリチャンに比べると現状自分への刺さり度は低め。もう少し幅広に曲が展開されてくるといいな。みるれもの曲の化学反応に期待。

7位 古見さんは、コミュ症です。 2期
一期に引き続き二期も安定した面白さを発揮してくれた古見さん。個性あるキャラクターたちが次々と二期も出てきてくれて飽きずに見ることができた。ギャグが毎回ハマってるわけじゃないんだけど、この作品の良さは演出力で、決めるべきシーンはバチッと決め切ってくれるのが偉い。特に古見さんの成長が感じられる修学旅行とかバレンタインデーとか節目のイベントが良かったね。
あとは山井さん(cv日高里菜)の狂気性がマシマシで好きすぎる。

8位 まちカドまぞく 二丁目
まちカドまぞくは面白い面白くないの観点を超えた何かをやっている感があるよね。特有の世界観で、やりたいことを、小気味いいテンポでボケ倒すのが素晴らしい。シナリオ面とか内容面で常に100%というわけじゃないんだけど、手数がものすごいしキャラクターが良いからいちいちほっこりする。
正直一期とくらべて少し見劣りはしたものの、決め回は決まっていたので、総じて良かった。

9位 パリピ孔明
奇抜な設定で特に序盤の盛り上がりは今期1だった本作。歴史上で経験してきたことを現代に転生してきた孔明が軍師としてあらゆる戦略に落とし込んで演出するのがシュール。なんだけど作者の研究具合が伝わってきてなんとも言えないクセになる面白さになっていたね。孔明が関わるキャラクターも個性的で、英子やKABEなどがぶつかりながらも成長していく様は良かった。
シナリオ面は正直ツッコミどころもあるし、序盤と終盤は盛り上がっていたけど中盤結構グダッたりしてたけど締めるところは締めていてよかった。これくらい個性的な作品は好感よね。

10位 サマータイムレンダ
よくある…と思いきや驚きの展開の連続でかなり毎週楽しませてくれている本作。タイムリープものならば、という固定概念を逆手に取ったようなシナリオ展開やカゲという凄く不気味な存在x島というある意味での閉鎖空間が織りなす不思議な雰囲気が魅力。めちゃくちゃ頭脳派な作品かと思いきやかなりアクション頑張ってるパワー系の一面も。謎が謎を呼ぶ状態なので2クール目の期待度がかなり高いかな。あとはオープニングも良い。

2022年春アニメランキング 確定版 11位~20位

11位 阿波連さんははかれない
シュールなギャグで毎週ほっこりさせつつも、最終的には恋愛面でも盛り上げてくれる良質ラブコメ作品だった。正直最初のクール始まりの頃はギャグのテイストが微妙に合わず、ハマりきれていなかったが中盤以降ライドウくんと阿波連さんが他のキャラの助けもありお互いを意識し始めるあたりからギャグのキレも増していた気がする。1クール内での着地のさせ方もうまく、見て良かったなと思わせてくれるアニメだった。

12位 ドラゴンクエスト ダイの大冒険
今期のダイ大はめちゃくちゃ面白かったんだけど、東映の不運に見舞われたね….。こればっかりは仕方がない。クオリティとしてはしっかり高く、アバンの復活やポップの覚醒、ヒュンケルの覚悟など激アツシーンが続いた。一方で多少冗長に感じるシーンもあったので、これはまぁ作品の特性上仕方ないと思うしか。いよいよクライマックスなので次クールで完結かな?面白くなってきたんじゃないかぁ!?

13位 アオアシ
本格派サッカーアニメ。思った以上にガチでサッカーへの落とし込みをアニメ上で表現しようとしていていい意味でびっくりした。自分はバスケしかまともにやってないのでサッカーの戦術については凄く疎いけど、これまで本能だけでプレーしていた主人公の葦人と共に戦術をいちから理解しているような気分になれる没入への誘い方が良い。アツいシーンも多いよね。それでいて、序盤には家族とめちゃくちゃ泣けるエピソードも入れてきており、今期で一番泣いた。もう少しテンポが良くなるとさらによしだが、それは2クール目に期待。

14位 可愛いだけじゃない式守さん
最初は不安な設定だな、と思っていたけど見ていくうちに和泉くんと式守さんの関係性や些細なやりとりに引き込まれていくいい作品だった。サブキャラもいい味出してて、笑えるバカエピソードもあればぐっと訴えかけてくるような脚本があったり、幅広だったね。
欠点としては、これ書いてる時点で完結してなくて謎の総集編2回挟んで残業してること。横並びで評価するときには響くよね…。

15位 ラブライブ!虹ヶ咲学園スクールアイドル同好会 第2期
ニジガク二期は正直評価がめちゃくちゃ難しい。一期は毎話フォーカスするアイドルを変えて深掘り描写をしていくことでテンポも良かったし、キャラクターに愛着が湧く凄くわかりやすい構成だったのに対して二期はある程度の土壌ができたところへの新キャラ投入と既存キャラのアップデート。効果的に働いていた部分もあったが、やや脚本や設定ありきにキャラクターが行動してるように感じられる部分も個人的には感じられ、エピソードによってはあまり刺さらなかった。一方で、やはりアイドル物というかラブライブの最大の強みであるキャラの個性が際立っていたせつ菜の回や侑と歩夢の絡みなどは非常に良かったし、二期だからこそのエピソードだったと思う。
総じて言うと良かったのは間違い無いので、この先の展開も期待していきたいところ。

16位 恋は世界征服のあとで
設定は面白く、序盤はかなり好きだったけど後半は流石にダレてきた印象。恋はエクスプロージョン オーイシマサヨシ feat.田村ゆかりが1番のインパクトだったかな。ただ、戦隊ヒーローと悪の組織のエースが恋仲になる危うさをコメディ感たっぷりに描く設定は面白かったし、キャラもメインキャラのふたりは良かった。エピソードによっては不器用な2人がすれ違いながらも仲を深めていく様の描き方が良い回とかもあったので総じて言えば楽しめたかな。もうちょい戦隊内でのエピソードとかあるとより深入りできた感はある。

17位 処刑少女の生きる道
1クール内でよくまとまっていたアニメだったと思う。もちろんまだ全体のシナリオの中では一つのキーとなるエピソード終わったくらいなんだろうけど、この作品の最大の魅力かつフォーカスして表現されていたメノウとアカリの関係性の尊さ、危うさ、儚さみたいなものが節々に伝わってきた。こういうメッセージ性のある作品は好き。

18位 BIRDIE WING-Golf Girls’ Story-
バカバカしいことを全力でやるアニメは嫌いじゃない。シナリオ面とか演出面とか設定とか色々野暮なツッコミを入れようと思えばできるけど、そんなのお構いなしに全力でアニメを作ってることがわかるのは良かったね。葵とイブという2人の主人公のライバル関係も良かった。やっぱりこのアニメは笑いが刺さってたね。
人を選ぶような作品であることは間違いないが、続きもやるとのことなので座して待つ。

19位 かぎなど シーズン2
自分が大好きなKeyの作品たちのスピンオフのシーズン2。もちろんキャラは全員大好きなので楽しめた。2はABのキャラたちが大暴れなので1とは違った楽しみもあったね。シナリオに関しては求めてない部分もあるがやはりあまり多くは与えられず。
これだけの豪華キャストが短編アニメのために尽力してくれる状況に感謝。

20位 マギアレコード 魔法少女まどか☆マギカ外伝 Final SEASON -浅き夢の暁-
まさかクール通しての放送じゃなくて一気にまとめて放送すると思ってなかったからまずは放送体系にびっくりしたけど適度に回想挟みつつだったから理解はしやすくてよかった。あんまりシナリオへののめり込み度は前期までの作風からも高くなかったし、あくまでいちスピンオフの域は出なかったという感じかな。
戦闘作画とかはめちゃくちゃ良かったけど、まどマギに求めてるものとは違う感もあり。
個人的にはアニメの女の子の絶望顔がめちゃくちゃ好きなのでそれが見れたのは良かった。

2022年春アニメランキング 確定版 21位~30位


21位 社畜さんは幼女幽霊に癒されたい
タイトルの通り社畜である主人公を幼女幽霊が癒す。ちなみに、真の社畜は木曜の22時からアニメをリアタイできない。
個人的には刺さらなかったが好きな人はめちゃくちゃハマりそう。主人公の社畜さんを一生懸命癒そうとする幽霊ちゃんたちが可愛かったし、キャラデザもアフレコもいい感じだった。中身はまぁこの手の作品に求めるものではないのだろうがあんまり響くものはなく。あくまで癒し枠。

22位 ヒロインたるもの!~嫌われヒロインの内緒のお仕事~
ハニワのメディアミックス作品。曲としてのロメオは勿論知ってたし、好き。アニメの内容としては懸念していた通りメインターゲットは中高生なのでそういう意味では100%は楽しめなかった感はあるが、面白くしようとする気概は感じるアニメになっていた。特に中盤の単話完結でのエピソードが続いていたときは良くて、ヒロインポジションであるマネージャーみならいのひよりがアイドルである2人に影響を与えていい方向に変化させていく様は青春物として見ていて気持ちが良かったね。終盤のもはやホラーか?というほどのシリアス展開やその後の畳み方など、ツッコミどころは多分にあった脚本面ではあったが、1クール内で着地させるならば仕方ない部分もあるか。

23位 CUE!
アプリゲーム終了後にアニメ化するというプロモーションも何もないアニメ化作品。原作がどんなだったかは知らないけどアニメとしては2クールある中でいろんなキャラクターを効果的に動かしていたしテーマも分かりやすくて良かったと思う。4人1組くらいになって、声優オーディション組とかアイドル組とかラジオやってみる組とか色々描いていたけど、なんだかんだでブルームボールでちゃんと声優やってるシーンが一番面白かったね。割と回によっての面白さの落差が凄かったのでそこが玉に瑕。

24位 ヒーラー・ガール
急に歌うよ〜♪ ミュージカルが唐突に始まる攻めた演出と歌が医療技術として確立している不思議な世界観のアニメだったね。キャラデザも可愛く、アフレコも歌込みでいい感じ。演出が刺さらない人にはかなりキツいから、人を選ぶ作品ではありそう。
個人的にはアニメとしての作りも良かったし好きな系統の作品だったけど、あとひと伸びシナリオ面の強さがあると良かったかなぁ。序盤のテイストからもっと泣けるエピソードを期待してたので少し物足りなかった。ただ、全体通してよくまとまっていたとは思う。歌がいいのよ。

25位 SHAMAN KING
原作も前のアニメも一切見てなかったので完全初見。かなり一年の枠に収めるためにテンポ良く作ってたんだろうなぁというのが窺えた。主要キャストを主人公以外はほぼ据え置きしたり、要所で旧作リスペクトするような演出があったのは良かったね。グッとくるエピソードも時折あり、メリハリはついていた。
終盤にかけては正直虚無になる展開が多すぎてこれで本当に終わるのか…と勿体無さが半端なかったけどトータルで見ると悪くない作品かな。もっとやれたんじゃないか感はあるが…。


26位 勇者、辞めます
1クール内での着地点が分かりやすく、構成がすごくよかった作品だった。タイトルの通り元々勇者だった主人公が勇者を辞めるまでの話だが、魔王軍に従事してあらゆる仕事の効率化や便宜を図ったりしていくさまの爽快感もお仕事ものとしても見応えがあったし、やはり終わりに向かっていくまでの悲壮感も感じられてバランスのいいアニメだったなと感じる。個別エピソードの強弱はだいぶあったので印象に残っていない回も正直多いが、まとまりという意味ではよかったかな。

27位 くノ一ツバキの胸の内
アニメのクオリティとしては決して悪くないんだけど個人的に視聴時に一番重視しているシナリオ、脚本部分が弱いのであまり刺さらなかった。キャラの個性や時々挟まれるお色気描写のエロさなど、こだわりポイントは感じたのでいいアニメーションではあったね。
めちゃくちゃ好きなキャラはいなかったけど、普段好きにならない系統だがベニスモモとヒナギクが好き。

28位 盾の勇者の成り上がり Season2
個人的には一期は結構好きだったのだが、二期でも同じ面白さをキープするのは難しいなと感じた作品。もちろん一期同様に敵キャラのクズさ加減は変わらずだったが、成り上がりというテーマの中でパンチがあったシナリオ構成だった一期と比べるとだいぶ淡々と進行していった印象がある。
新キャラのオストや絆はいいキャラだったので惜しい。

29位 群青のファンファーレ
JRA監修の本格派競馬アニメ….かと思いきや前半は元アイドルの主人公が織りなすドタバタ人間ドラマでクールの半分使うという謎の構成。後半は競馬アニメに急展開して差しを狙いに行ったが百馬身くらい足りなかったね。このアニメが結局何を一番伝えたかったのがあまり分からなかったのが残念。パーツパーツではアイドルパートでも寄宿舎パートでも人生観やライバル同士の友情や葛藤を描いていて良かったんだけど、持続性がなかったね。

30位 乙女ゲー世界はモブに厳しい世界です
いわゆるなろう系。最近増えてきた乙女ゲー世界線作品だったけど、全体感は決して悪くはなかったかな。色々設定がシュールで、学園系乙女ゲー世界なのにめっちゃロボットでどんぱちしたりする不思議な世界観だった。キャラもめちゃくちゃシニカルな主人公とヒロインたち筆頭に個性的だったね。シナリオには最後まであんまりハマれなかったけど、嫌われながらも自分を貫き続ける主人公は嫌いじゃない。
安月奈ちゃんのエンディング、selfishが1番の評価ポイントではある。

2022年春アニメランキング 確定版 31位~37位



31位 魔法使い黎明期
アニメのクオリティや脚本としては決して悪くないどころか結構良さげな部分もたくさんあったが、なんにせよシナリオの盛り上がりが皆無だったこの作品。淡々としすぎていて結局盛り上がり切らず終わってしまった。
単話として良い部分やセリフなどの落とし込み方が上手かったりなど光る部分はあっただけに惜しい。

32位 RPG不動産
汚れ仕事もこなせる数少ないきらら枠。与えられた役目はしっかり果たしていた気がする。なかなか色々な意味でギャップのある琴音ちゃん(一番好き)や明らかに見た目がごちうさのリゼ先輩のラキラさんとか、キャラクターは良かった。不動産屋という設定を活かした脚本は回による落差はあれど悪くなかった。一方で終盤のファーのドラゴン系のエピソードは引っ張りすぎなのと落とし所もイマイチだったかな…。シリアスを入れるのが悪いわけじゃないので、なかなか難しい。

33位 このヒーラー、めんどくさい
主人公の騎士と褐色ヒロインであるヒーラーの漫才アニメ。常に2人のテンポのいい掛け合いでシナリオが進行していく形式。ハマるギャグが20回に1回くらいあったかな。とにかく質より量で畳み掛けてくるタイプ。終始カーラがボケる→アルヴィンが突っ込むの繰り返しなので新鮮味がどんどん失われたので工夫がより欲しかったところではあるが、繰り返していくうちにカーラのかわいさとエロさには気付けたのは良かったかな。アルヴィンに予期せぬ反応をされて狼狽えるカーラは良かった。

34位 骸骨騎士様、只今異世界へお出掛け中
なろう系なんだけど、特に不快感なく見れた。ただ、特に刺さるところもなく….。ヒロインたちは可愛かったが抜きん出ているわけでもなく。なんとも言えないダサめの演習は敢えて狙っているんだろうが、刺さる人には刺さったのかな。

35位 カッコウの許嫁
1クール目時点ではほぼ魅力を感じず。割とのっぺりとした展開が続き、あまり脚本にもキャラにも魅力がなかった。取り違えた子供が許嫁として同居生活、という設定自体は悪くないんだけどそれ以上の強さをさらに出してほしい。2クール目に期待したい。

36位 境界戦機 第二部
2クール見たけど、この作品の信念があまり伝わってこず。1クール目の序盤は失われた日本を取り戻すためにレジスタンスに入るまでの流れとか、その過程での一般市民との関わりや葛藤などが良かったが1クール終わりあたりから状況がよくわからずひたすらドンパチ繰り返す、かと思ったら急に日常回で話を進めない、など一貫性が感じられなかった。
キャラクターの深掘りも結局不十分で感情移入度も低く、すべてが中途半端になってしまっていた印象。

37位 史上最強の大魔王、村人Aに転生する
序盤はこの手の作品の中では結構良さげかなと思ったのだが、中盤以降は惰性で観てしまっていたな…。良かったところはヒロインたちのキャラデザが可愛いところと、俺TUEEEEの突き抜け方が気持ちよかったがそれも中盤以降なりをひそめた。作画が無駄に良かったのも前半のみと、やはりクオリティを1クール維持するのは難しいね。

38位 トモダチゲーム
拭えないB級アニメ感が最後まで続いてしまった作品だった。設定自体は面白そうだし、オープニングに水樹奈々使ったりと気合は感じられなくはなかったがトモダチゲームという設定とシナリオの噛み合いがイマイチだったように感じた。それは演出の問題かもしれないし、構成上のテンポが悪く感じられたりといった複合的な要素だったのかも。
いずれにせよいまいち自分には刺さらない作品だった。

まとめ

春アニメは個性派揃いで、ベースが高いアニメは多かった。その中で自身の強みを活かした作品が上位にきた感じかな。
自分でも意外なくらい作品数完走していたので、まだまだ現役でいけそうです。

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