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過去レポ 『ノートルダムの鐘』 2018.06.01(金)マチネ

専業主夫生活を始めてようやく落ち着いてきた頃のレポ。

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モーツァルト!の合間を縫って、劇団四季『ノートルダムの鐘』に行ってきた。

ホントは早く川口フロロー見たいと思いつつ、今日のところは今シーズン初見の野中フロローと達郎カジモド。これはこれですっごく楽しみに劇場へ。
KAAT近くにセブン-イレブンが出来ていて、これはうれしい発展。

素晴らしい公演回だった。

特に終盤に向かうに連れての盛り上がりが凄かった。周りではすすり泣きが多数聞こえた。

最後のところで「人間と怪物、どこに違いがあるのだろう〜?♪」と(反語的に)歌われるのだが、今日の舞台を観た私は「そう、違いは無い。少なくとも間違いを犯すという点に於いて」と答えるだろう。

今シーズン初見のときに、フロローの葛藤にばかり目が行ったが、カジモド自身も葛藤しているのだ。だから、フロローを突き落とした後にすぐ涙を流している。
本当に5歳児なんだな、と思った。

そう、達郎のカジモドは、特に幼い。まるで5歳児みたいと(否定的なニュアンスで)感想が上がっていたこともあるようだが、実はディズニースタッフから「5歳児のように演ってくれ」と言われているそうだ。
そういう意味では、全員のカジモドを観たけど、達郎がいちばん幼くて5歳児に近い。

特に、エスメラルダが死んでからのシーンでは、人の死というものを身近に感じたことのない「子ども」の無垢さがよく出ていたと思う。あそこからラストへ向かう一連の流れは何度でも観たい。

実はわたし、この作品はフロロー兄弟のストーリーである最初の10分くらいがいちばん好きなのだが、今日初めて、ラストの10分も負けずに素晴らしいのだということに気付いた。

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