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杉田水脈議員の差別煽動を問う――フェミ科研費裁判の重要性について

明日25日3時からのイベント(下記)にご登壇くださる、岡野八代さん(同志社大)たちが杉田水脈議員を名誉棄損で提訴しておられます。

杉田議員の次のような名誉棄損です。

裁判の初回が、今日24日京都地裁で開かれたようです。詳しくは下記サイトをご覧ください。

サイトより引用します。

科研(基盤B)「ジェンダー平等社会の実現に資する研究と運動の架橋とネットワーキング」研究グループの4名の共同研究者が杉田水脈衆院議員を名誉毀損で提訴しました。杉田議員は、「慰安婦」問題を扱った研究を「ねつ造」と決めつけ、フェミニズムへの無理解によって研究を貶め、経費使用に不正疑惑をかぶせ、さらに「反日」というレッテルを多用して「国益を損ねる」研究に科研費を助成することは問題だと、各種メディアで繰り返しました。
このような学問の自由への攻撃、学術研究への権力の介入を許さない裁判を支援するために、わたしたちは会を発足しました。支援の会のサポーターになっていただく事はじめ、ご寄付、情報拡散などのご協力をよろしくお願いいたします。

大変重要な裁判です。みんなで支援すべき裁判だと思います。その理由は、支援の会にお送りした下記賛同メッセージに書きました(支援の会はサポーターやカンパを募っておられますので、ぜひご協力を)。

よろしければぜひお読みください。

この度、日本軍「慰安婦」問題の歴史否定や各種性差別・民族差別を繰り返してきた杉田水脈議員を勇気をもって提訴された原告の方々に、また支援する会の皆様に、心より敬意を表します。
この裁判は法律論でいえば、科研費不正使用がなされたというデマを杉田議員が流布させた研究者個々人への名誉棄損の責任を問うものでしょう。しかし社会的インパクトから見た場合は事実上、この裁判は杉田議員が各種のヘイトスピーチや歴史否定を繰り返し、またフェミニズムやポストコロニアリズムを否定し、それにより人権や民主主義そのものを破壊してきたことの違法性をも明確にする裁判でもあると私には思われます。
ちょうど、朝鮮高校無償化除外に反対したとして大量の不当懲戒請求を送り付けた弁護士が法律論では個人の業務妨害の被害回復を訴えた裁判が、社会的には事実上、朝鮮人差別煽動活動の違法性を問いかえす裁判でもあるようにです。
そうである以上、この裁判は余計に、民主主義を守ろうとするあらゆる立場の人々が支援すべき極めて大きな意義をもつ裁判だと思います。
今一度連帯の意を表しつつ、筆をおきます。

明日25日のイベントもどうぞよろしくお願いします。


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