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映画『主戦場】について(3)ヘイトスピーチとしての「慰安婦」問題

25日に早稲田大学で3時から、岡野八代さんと渡辺美奈さんの講演会を行います。映画『主戦場』で主演と言ってもいいほど重要な役割を果たした杉田水脈議員の差別を正面から考える、非常に貴重なイベントだと私たちは考えています。

さて、このイベントを私たちARICでなぜ企画したのか。

それは、ヘイトスピーチとしての「慰安婦」問題を考えたかったから、です。

そして映画『主戦場』が大ヒットした理由も、じつはこのヘイトスピーチとしての「慰安婦」問題に関わっていると思うのです。

どういうことか。問題を整理するため私は次のようにツイートしました。

もちろん、上の3つの次元に「戦場」を分けたのは、問題をクリアにするための便宜的なものにすぎません。

しかしそれでも、③ヘイトスピーチとして、もっといえば極右の差別煽動活動としてネタとして「慰安婦」問題を利用する問題としての、「慰安婦」問題が固有の戦場としてあると思うのです。

問題は、どれが主戦場なのか?です。

極右や右派は当然③差別ネタとしての反「慰安婦」プロパガンダが主戦場だと考えている。

しかしリベラルは概して①歴史、②人権(狭い意味での被害者の救済)が主戦場だと思い込み、③の次元で闘えていないのではないか。

このすれ違いを、なんとかしなければ。そういう問題意識を持っています。

映画『主戦場』をみて、改めてそう思ったのですが、これについては次回にまた書きますね。

ピンとこないという方。

私が考えたいのは、杉田水脈の次のような差別にどう対抗するか、なので、下記も読んでみてください。(閲覧注意)

それに対する私のコメント。


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