整形水を美容外科医が観たら。

執筆・監修医師 Dr.湯田竜司@美容医療エバンジェリスト

整形水を観たあなた
「美容外科医が整形水を観たらどう思うか知りたい」

今回も、そんなお悩みをもつあなたに
RYグループ 顔たるみ銀座美容クリニック 湯田眼科美容クリニック 統括院長 美容医療エバンジェリストのDr.湯田竜司が
お応えして参ります。

本記事のテーマ
「整形水を美容外科医が観たら。」


記事の信頼性
記事を書いている私は、美容外科医・形成外科専門医(日本形成外科学会認定)で、美容整形国際学会でも受賞歴があります。
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読者さまへのメッセージ
あなたは、この記事を読めば「整形水を美容外科医が観たらどう思うか」が分かります。

整形水を美容外科医が観たら。

整形水を美容外科医が観たらどう思うかをお伝えして参ります。

整形水を観て美容整形したい!とはならないだろうな。

整形水を観て美容整形したい!とはならないだろうな、というのが

もう私の感想です。

美を取り巻く狂気がありありと描写されています。

狂気1:シャ〇中がシ〇ブを求める様子

主人公が、新たに整形水を求めるシーンは

シャ〇中がシ〇ブを求める様子

そのものに感じるのは私だけではないはず。

狂気2:美にだけ心を奪われ他の大切なものを失っていく

バレエで素晴らしい能力があり

また両親からたっぷりの愛情があった

にも関わらず

「美」にだけに注力し

それらを失うことに。

美だけを見るのでなく、いろいろな世界を見ていれば・・・

失ってはじめて気づく大事さを

映画終盤で端的に描写されていました。

狂気3:美しいにも関わらず美しくないと思い込む

美しいにも関わらず美しくないと思い込む問題も非常に端的に盛り込んできましたね。

正気1:美しくなったから保とうとする美

本来、ボディメイク、ファッション、ヘアスタイル、笑顔、恋愛

それらを頑張れば、ほとんどの方が整形が不必要なほどキレイになるのですが。

整形水によって美しくなったからこそ

失うことが怖く

体型にも気を遣うようになっていく。

これはうなづけます。

まず整形などによって美しくなるのはありなのかな、と感じさせます。

正気2:美しくなることで享受できる喜び

美しいだけで得をするのは誰がみても明らかです。

美しくなったとたん

周りから羨望のまなざしで見られ

ちやほやされる。

美を取り巻く狂気

現代社会では「美」は非常に尊いものです。

特に女性であれば誰しもが美しくキレイでいたいと願います。

一方で、美への欲望が「狂気」と変貌している問題もあるのです。

家や仕事、スポーツ、ボディメイク、ファッション、ヘアメイクへの執念が「狂気」と取られることはありません。

むしろ、それだけ集中することは、周囲から尊敬のまなざしで見られることでしょう。

しかしながら、なぜ美への欲望だけが「狂気」として問題化してしまうのでしょうか。

それには「美容整形」という闇にフォーカスを当てて考える必要があります。

美への欲望が狂気と変貌する「美容整形」

美への欲望を突き詰めていくと

どうしても「顔を変えたい」となってしまいます。

すると、手段としては「美容整形」以外にはありません。

ではなぜ美容整形が狂気へと変貌していくのでしょうか?

美容整形の不確実性

美容整形はみなさまが思うより不確実なのです。

美容整形をして誰しもが絶対に美しくなれるのでしたら

「狂気」にはなりえません。

ところが、実際はそうではなく

「不自然」

「奇妙」

「美しくなくなる」

「後遺症 機能障害」

などの結末をたどる方が少なからずいらっしゃることが問題なのです。

確かに、美容整形が世に広まり

多くの方が美しくなり

幸せを手にしています。

美容整形は、無理のない希望を叶える手段としては、安心してキレイになれるのですが

「リスクの高い希望」をかなえようとする方が大勢いらっしゃるのが問題なのです。

美容整形のリスク問題

どんな美容整形にもリスクを伴います。

無理のない希望でしたらほとんどリスクは気にする必要がありません。

また、どんなリスクだったら向き合えるのか、人それぞれ異なります。

自分はそのリスクにちゃんと向き合えるのかを判断する必要があるのですが

手術をうける側、また手術をする側とも

「リスクを軽視しがち」なのです。

リスクを鼻で笑う美容外科医

リスクを鼻で笑う美容外科医が残念ながらいらっしゃいます。

通常の医療でしたら

起こりうる副作用にどんなものがあるか

またその頻度

手術の成功率などをより分かりやすくお伝えする義務があります。

私はもちろん、カウンセリングでそのようにお伝えしておりますが

一方で、リスクを鼻で笑う美容外科医がいるのも問題です。

「この手術の成功率は〇%」

「~の副作用がでる確率は〇%」

という意見に対して

「気象予報士か」と揶揄する美容外科医がいらっしゃいましたが

その方は、SNSでフォロワーも多く、多くの方から支持を受けています。

美容整形をお考えの方はリスクを正しく伝える医師よりも

夢を与えてくれる美容外科医を支持しているのです。

正しく美に向き合う

正しく美に向き合う必要があります。

美を求めることは非常にいいことです。

美への欲望が狂気となってしまうのは

正しく美に向き合わないからです。

美容整形にできること、できないこと、したほうがいいこと、しないほうがいいこと

これは人それぞれ違います。

リスクにもしっかりと向き合い

希望と効果とリスクを正しく認識して美容整形に臨んでほしいですね。

まとめ

「整形水」を観て美容外科医が感じたことをつらつらと書いてみました。

ご参考になれば幸いです。

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今回の記事は以上になります。

他にも、美容整形に関する有益な情報を美容コラムやyoutubeでもご紹介していますので
良かったら見てみてください。

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