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長谷川リョーのマンスリー読書

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月に一度、オススメ本をコメントつきで記録します。 読書の参考にぜひ。
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2023年に読んだ本からオススメの10冊

2023年に読んだ本からオススメの10冊

毎年恒例の年間読書振り返りログを残しておきます。ケニアで晴耕雨読生活していた去年は140冊ほど読んだのですが、日本に戻って本格的に仕事復帰した今年は80冊。読む本も、リサーチ/インプットを兼ねた仕事関連が主を占めた印象です。

けれど、その中から選び出した10冊のうち、ビジネス関連は『ビジョナリー・カンパニーZERO』と『エフェクチュエーション』くらいのもので、ピュアな読書ジャンルとして、自分はや

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2022年に読んだ本からオススメの10冊

2022年に読んだ本からオススメの10冊

去年(2021年の読書まとめ)に読書欲が復活してから、それなりに読書を継続している。ケニアに住んでいる間は生活の一部に読書があるし、旅をしている間も、隙間時間はそれなりに読書が埋める。

今年はケニアから出発して、一度帰国して宮古島に。ラスベガスへのポーカー長期遠征を経て、メキシコを横断。そのままコスタリカに入って、結局、年末まで中南米で過ごした。一週間ほど前に日本に帰ってきたけれど、また来週から

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今月読んで面白かった本【2022年4月】

今月読んで面白かった本【2022年4月】

今月からカジノでポーカーテーブルのオーガナイズを始めたので、一日の大半をポーカーで過ごす生活に舞い戻ってしまったため、前月よりも読了はグンと減った。けれど、コツコツと読んでいる。

THINK AGAIN 発想を変える、思い込みを手放す(アダム・グラント)アダム・グラントの新刊。テーマは「考え直すこと(再考)」について。メッセージングとして、シンプルにアンラーニングを促すことのみならず、人間の内に

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今月読んで面白かった本【2022年3月】

今月読んで面白かった本【2022年3月】

昨日のnote「動作としての『読む』と『走る』」でも触れたように、今月は月の途中でポーカーを休止したことで、かなりインテンシブに読書に時間を充てることができた。そのため33冊ほどの本を読んだので、そのなかから、今回はいつもよりやや多い10冊の本をピックアップして紹介したい。

なんでも見つかる夜に、こころだけが見つからない(東畑開人)東畑さんの本を読むのは、自分自身がやや鬱気味で不調だった際に読ん

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今月読んで面白かった本【2022年2月】

今月読んで面白かった本【2022年2月】

今月はケニア国内を旅行していたり、いつもよりバタバタしていたこともあり、そんなに本を読む時間がなかったため、10冊ほどしか読んでおりません。

そのわりには、出会えた本の質はどれも高かったため、前回と同じく5冊紹介します。

テスカトリポカ(佐藤究)GOの三浦さんが薦めていたので読んだ一冊(三浦さんが強めにオススメしている本は大体読んでいる気がする)。期待を一切裏切ることなく、味わうように読み終え

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今月読んで面白かった本【2022年1月】

今月読んで面白かった本【2022年1月】

年末に読んだ本のまとめを紹介したら、わりと好評で多くの人の参考にしてもらえたようなので、もうちょっと頻度を上げて月単位でも紹介したいと思います(読んだ本が少なかった月は翌月とマージします)。

年が明けた1月は23冊ほどの本を読みました。そのなかから、とくに面白かった5冊ほどを今回は紹介します。

✳︎

影響力の武器 なぜ、人は動かされるのか(ロバ−ト・B.チャルディ−ニ)言わずとしれた、古典の

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2021年に読んだ本からオススメの10冊

2021年に読んだ本からオススメの10冊

今年のなかばから、再び読書への意欲が湧いて、家にいる間はもりもりと本を読んだ。じつは、一年半くらい活字が読めない状態に陥っていたから、またこうして読書の悦びを取り戻せたことは、個人的には大きな回復であった。

以前までは、年の瀬になると、毎年決まってこうした年間の読書まとめnoteを書いていたので、今年もメモ的に残しておきたい。

✳︎

限界から始まる(上野千鶴子、鈴木涼美)読書活動を再開し、一

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2019年に読んだ本から5冊ブックレビュー

2019年に読んだ本から5冊ブックレビュー

あけましておめでとうございます。

例年、読んだ本を振り返っているので、今年も。(ただ、年の1/3ほど休養しており、その間本を読んでいなかったので、いつもより少なめです)

1.  『あなたの人生の科学』(デイヴィッド・ブルックス)人間は誰しも「せーの」の合図もなく、気づけば生を授かり、誰から説明書を与えられるわけでもなく、よちよち歩きで人生を進んでいく。

輪廻転生をはじめ、生の向こう側になにが

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#13『アフターデジタル』『実験思考』『文化人類学の思考法』ほか #長リョ本

#13『アフターデジタル』『実験思考』『文化人類学の思考法』ほか #長リョ本

1. 『アフターデジタル オフラインのない時代に生き残る』(藤井保文、尾原和啓)目に見えて中国のスタートアップやIT環境に関連する本の刊行点数が増えてきましたね。『テクノロジーの地政学』や『チャイナ・イノベーション』については、このログでもすでにお伝えしましたが。

アフターデジタル時代のビジネス原理(147頁より)
1. 高頻度接点による行動データとエクスペリエンス品質のループを回すこと。
2.

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#12『新記号論』『直感と論理をつなぐ思考法』『成功する起業家は「居場所」を選ぶ』ほか #長リョ本

#12『新記号論』『直感と論理をつなぐ思考法』『成功する起業家は「居場所」を選ぶ』ほか #長リョ本

1. 『新記号論 脳とメディアが出会うとき』(石田英敬、東浩紀)石田先生、直々に激励の言葉もいただきました!

2. 『直感と論理をつなぐ思考法 VISION DRIVEN』(佐宗邦威)3. 『成功する起業家は「居場所」を選ぶ 最速で事業を育てる環境をデザインする方法』(馬田隆明)4. 『超集中ハック!: 習慣マニアの経営者が実践する100のライフハック』(秋好陽介)5. 『年収1億円になる人の習

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#11『FACTFULLNESS』『あなたの人生の科学』『「エンタメ」の夜明け」』ほか #長リョ本

#11『FACTFULLNESS』『あなたの人生の科学』『「エンタメ」の夜明け」』ほか #長リョ本

去年末にまとめのまとめ記事書いてから、完全に更新が停滞してました、失礼しました。

最近はまた、ボチボチ読書量がまた増えてきたので、この読書ログも再開します!

期間が空いたこともあり、いつもよりやや紹介量が多めになるかもです。

1. 『FACTFULNESS 10の思い込みを乗り越え、データを基に世界を正しく見る習慣』(ハンス・ロスリング)もはや言わずもがなかもですが、発売直後に読みました。(

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2018年に読んだ115冊から選ぶ3冊のブックレビュー

2018年に読んだ115冊から選ぶ3冊のブックレビュー

2018年のWEB記事のなかから厳選した記事を10個紹介した記事が好評だったので、恒例の本の振り返りもやっておきます。

ちなみにマガジン「長谷川リョーのマンスリー読書」では、月に一度、読んだオススメの本を紹介しているので、よろしければぜひ。

ブクログの記録によれば、去年はだいたい115冊くらいを読んだ模様。(年々、微減してますね....)

2013年が250冊、2014年が170冊、2015

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#10『岡村靖幸 結婚への道 迷宮編』『マンゴーと手榴弾』『意味がない無意味』ほか

#10『岡村靖幸 結婚への道 迷宮編』『マンゴーと手榴弾』『意味がない無意味』ほか

完全なる言い訳ですが、筑波大学のリーダーシッププログラムに週一で参加しているため、その課題である論文の渉猟や資料の事前準備で、読書がはかどっていません。

とはいえ、最近読んだいくつかの書籍をご紹介。

1. 『岡村靖幸 結婚への道 迷宮編』(岡村靖幸)2. 『意味がない無意味』(千葉雅也)弊社、小池が千葉さんに取材した記事も、手前味噌ながら、秀逸なので一読いただければと思います。

3. 『マン

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#9『遅刻してくれて、ありがとう』『起業の科学』『NETFLIXの最強人事戦略』ほか

#9『遅刻してくれて、ありがとう』『起業の科学』『NETFLIXの最強人事戦略』ほか

1. 『遅刻してくれて、ありがとう 常識が通じない時代の生き方』(トーマス・フリードマン)2. 『起業の科学』(田所雅之)3. 『NETFLIXの最強人事戦略 自由と責任の文化を築く』(パティ・マッコード)4. 『破天荒フェニックス オンデーズ再生物語』(田中修治)5. 『エンジェル投資家 リスクを大胆に取り巨額のリターンを得る人は何を見抜くのか』(ジェイソン・カラカニス)福家さん取材執筆のカラカ

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