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#1 『デジタル・ゴールド』『社会はなぜ左と右にわかれるのか』『GIVE&TAKE』ほか

数人の友人からいただいたリクエストにお応えし、月1更新のオススメ読書マガジンを開始いたします!(だいたい5〜10冊程度になるかと)

ただ、作業カロリーが怖いので、基本的に自分のツイート+補足コメントで運営していければと思います。

ちなみに2017年に読んだ本から選んだベスト3は下記から。

では、早速!1月に読んだ本のなかからオススメを。

1. 『デジタル・ゴールド--ビットコイン、その知られざる物語』(ナサニエル・ポッパー)

併せて、Netflixのビットコイン・ドキュメンタリーもどうぞ!
→『仮想通貨 ビットコイン
また、技術的な話の触りの理解は大石哲之さんの『ビットコインはどのようにして動いているのか?』が分かりやすかったです。

また、お金の歴史を抑えながら、「資本→記帳→時間→信用」へ移り行くその本質を確かめるのに山口揚平さんの『新しい時代のお金の教科書』もオススメです。

ケイクス・加藤貞顕との対談を構成させていただいたので、そちらも併せてぜひお読みください。
→「10年以上かけて暴いた、お金の正体とは?

仮想通貨に関する雑感として、こんなnoteも書きました。

2. 『社会はなぜ左と右にわかれるのか――対立を超えるための道徳心理学』(ジョナサン・ハイト)

イデオロギーに関するもっとも基本的な問いに「現行の秩序を維持するのか、それとも変えるのか?」というものがある。1789年、フランス革命時の国民議会で、現状維持を支持する者は部屋の右側に、変革を求める者は左側に座った。それ以来、右と左は、保守主義とリベラルを意味するようになった。(426頁)

たしか本著内でも言及されていた、カーネマンの『ファスト&スロー』は、行動経済学の名著なので併せて読みたいところ。

3. 『GIVE & TAKE 「与える人」こそ成功する時代』(アダム・グラント)

これは既述した、山口揚平さんの対談で触れられていたので読んだものです。
→「価値を与え続ける「ギバー」になれ。2020年のパラダイムシフト以降、生き残れる人間とは?

4. 『サブスクリプション・マーケティング――モノが売れない時代の顧客との関わり方』(アン・H・ジャンザー)

編集デスクとして、関わっている『AMP』にて今月力を込めて作成した記事が下記になります。ぜひ併せてご笑覧ください。

5. 『目の見えない人は世界をどう見ているのか』(伊藤亜紗)

【私が情報を使っているのか、情報が私を使っているのか】
【視野を持たないゆえに視野が広がる】
【視覚がないから死角がない】

ハッとさせられる視点に溢れた見出し群がずらりと並びます。
今月、著者の伊藤さんに取材させていただく機会に与かりましたので、来月には記事を出せるかと思います。

6. 『マインドフルネスを越えて』(バンテ・H・グナラタナ)

私たちは毎日を瞑想で始めるべきです。呼吸を第一の観察対象にして、瞑想するのです。呼吸が穏やかで微細になり、リラックスしてくると、心も穏やかでリラックスします。たゆまぬ精進を持って真理を深く見れば見るほど、日常生活の中で真理が明らかになり、ますます喜びで満たされるでしょう。(201頁)

7. 『ビジネス・フォー・パンクス』(ジェームズ・ワット)

ブランドはもはや、ただのロゴマークではない。事業を構成する一つひとつの側面がブランドになっている。ブランドとは、自分で操ることのできない、人の頭の中にある感情的な反応のこと。つまり、認知の問題なのだ。自分がどう思っているかではなく、他人にどう見られているかが問題になる。(Kindle no. 1150)

この手の起業ストーリーで、最近のオススメは断然『Airbnb Story』です。
あとは『UPSTARTS UberとAirbnbはケタ違いの成功をこう手に入れた』も話題ですよね。

8. 『ジョン・ハンケ 世界をめぐる冒険 グーグルアースからイングレス、そしてポケモンGOへ』(ジョン・ハンケ)

ジョン・ハンケが重要なプレイヤーとして登場する、宇野常寛さんの連載『汎イメージ論 中間のものたちと秩序なきピースのゆくえ』もぜひお読みください。

ってな感じで、月一で更新していきますのでお付き合いください〜〜〜。

ケニアで無職、ギリギリの生活をしているので、頂いたサポートで本を買わせていただきます。もっとnote書きます。