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ここ一年くらいで僕に起こった奇跡

僕は今、「POTLUCK」という月額制のランチテイクアウトサービスを運用する会社RYM&CO.の代表取締役をしている。

渋谷を中心にエリアも拡大し、連続起業家でCAMPFIREなどで有名な家入一真さんからの出資も受け、メンバーも増員できて、一応、来月の11月15日で会社は一周年を迎えることになった。本当にありがたい。

とはいえ、ほんの一年前まで、僕は何者でもなかった。

働いてはいたものの、「何」をしている人ですと言えるものが思いつかない人間だった。

家入さんを知ったのは、おそらく2015年〜2016年ごろ。
彼がCAMPFIREに戻ってきて、手数料を5%にしたりと話題になっていたのがきっかけだったと思う。

その時の僕は、興味のある人を見つけては仕事中にyoutubeでひたすら流し聞きをするのにハマっていて、気になる人の出演しているラジオやテレビなどはひたすらに聴いていた記憶がある。

その中でも特に気になっていたのが、家入さん。

気がつけば、当時お世話になっていたETIC.の方にも、「クラウドファンディングに興味がある」「その中でも特にCAMPFIREで働きたい」というようなことを言うようになっていた。
 
2016年末くらいに、一度勇気を出してメッセージを送ってみた。するとすぐに返信がきて、「会いましょう」と言ってもらい、ドキドキしながらいざCAMPFIREのオフィスへ行ったことを今も覚えている。
 
しかし、当日いくら連絡をしても返信がなく、会うことができずに断念・・・。
 
そして、2017年4月ごろ。
当時のフリーランスの仕事が一区切りしたタイミングで、改めて家入さんに連絡をしてみた。

1分くらいで返信がきて、また「会いましょう」と言ってもらえた。

そのときはたまたま近くにいて、5分後にはお会いしてお話することができていた。

おそらく話していた時間は30分程度だったけれど、「クラウドファンディングや仮想通貨に興味があります!」「じゃあうちで働いてみれば?」くらいの軽いノリで、次の日から僕はCAMPFIREに出勤していた。

冷静に考えるとすごいことだと思う。笑
 
最初は1日3時間程度だったのが、気づけば週5日のほぼフルコミットで働くことに。
忙しさの中にもやりがいはあって、関わる人たちも面白い。昨年の8月ごろには、「CAMPFIREで社員として働くのも良いかも」と思いはじめていた自分に気づき、今一度、「本当にやりたいことは何か」を考えようと思うようになっていた。
 
そして、ちょうど1年くらい前のある日。
たまたま家入さんから連絡があり、話す機会があった。
 
「家入さん。僕、一つ事業アイデアがあって、やりたいと思っています」

当時考えていた、今のサービスの前進となるアイデアをお話したら、

「これほんと谷合くん向いてると思う。成功させよう。ただもちろん経営って孤独だったりしんどい時もあったりするから、それは前提として、やってみたいと思う気持ちがあるなら」

と、背中を押していただいた。

やろう、と思った。やるなら今だ、と。

 
それから、1ヶ月半後の11月15日。

株式会社RYM&CO.を登記し、スタートアップをすることになった。
 
そこからは本当に地道で、孤独な作業も多かった。最初はサービスの名前が決まらず、300近くの候補を出して1ヶ月以上かけて「POTLUCK(ポットラック)」という名前を決めた。

まずは資料を作って、ヒアリングからはじめる。
「なんでこのサービスなの?」「需要ないんじゃない?」「なんで事前予約なの?」「なんでテイクアウトなの?」「なんで定額制なの?」そんな問いの一つ一つに、自分なりの答えを当てはめていく作業。

ここは経営者である僕にしかできない、苦しいけれど大切な、孤独な時間。
最初の3ヶ月ほどは勢いで知り合いを巻き込んでいたけれど、実際にWEBの制作が始まってお金が発生してくると、誰にも相談できず、孤独すぎて色んな不安におそわれて、毎日吐きそうになっていた。
 
転機があったのは今年(2018年)の3月〜5月。
一つは、20名ほどの知人友人と3店舗に協力していただき、α版のテストを実施したこと。
テストを実施した時に、自分自身の実感と、このテストを通じて繋がった方(BOOKLABのメンバーなどなど)の声を聞くことができて、本当に救われた。

POTLUCKが誰かに届く瞬間を、はじめて実感として得ることができたのは本当に大きかったと思う。このサービスには必ず価値があると、確信を持って進めていけると思った。

もう一つは、僕の「苦手」からうまれたアンバサダー制度が想像以上に受け入れられ、たくさんの方に応募していただくことができたこと。
僕は経営者にもかかわらず営業が苦手すぎて、でも当時は自分しか動くことができなくて、追い詰められて開き直ってこの制度を企画した。

するとまさかの200名ほどの応募があり、それを通じて、今もPOTLUCKに関わってくれている様々な方に出会うことができた。

本当に、奇跡みたいなできごとだといまだに思う。
 
そして、ついに先月、β版がスタート。
家入さんの立ち上げたNOWからも出資をいただき、ようやくスタートアップとして、産声をあげることができた。
 
今のメンバーはほとんどが今年出会った人たちばかりで、知り合ってから間もないけれど、ほとんど奇跡と言ってもいいほど個性的で、最高のチームだと思っています。
 
スタートアップをすることは最高に楽しい。
けれど、もちろん不安もいっぱいある。
来年にはどうなるか分からない。
でも、こうしてチームとして活動していけることが、今は何よりも嬉しい。
経営者は孤独だ。

だけど、だからこそ、孤独の先に出会う人たちに心から感謝ができる。
 
そんなこともあり、昨日家入さんにメンバーを紹介しに行きました。

(一緒に行けなかった人すいません汗)

 
きっかけは一通のメッセージから始まった奇跡。
いま関わってくれている人たちと出会えた奇跡。
また一年後、どうなっているのか全く分からないけれど、また不安に苛まれることもあるかもしれないけれど、荒波を乗り越えられる強いチームを作っていこうと思っています。
 
たった一年。その間に起こったたくさんの奇跡を噛み締めながら。
そんな、一周年を控えての決意表明でした。

【写真①真剣に話を聞いてくれる家入さん】

【写真②なんだかんだいつも会う前はちょっと緊張する】

【写真③女子高生ばりにかわいい〜とつぶやく家入さん】

【写真④写真撮られ慣れてない私にカメラを向ける家入さん】

【写真⑤なんか楽しそうなPOTLUCKメンバー】

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POTLUCKとは
月額料金として30日間有効のチケットを購入することで、様々な飲食店のランチがテイクアウトできるようになるサービスです。事前予約制で待ち時間がないため、「お昼はどこも混んでいてゆっくり過ごせない」というランチタイムの混雑から解放され、有意義な時間を過ごせるようになります。
※ユーザーの方の本登録はコチラ⇒https://www.pot-luck.jp

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