就職活動時期からそういえば10年くらいたった。
　
この前ふと思ったんです。

就職活動ってある種、怖いなと。
急に自分の人生を考えさせられて、混乱したところに「いいところに就職しないと・・・」「大企業に入らないと・・・」みたいな見えない恐怖心を煽られて、誘導されているのではないかと。

その手法ってなんとか商法みたいなのを売りつける時と似ているなと。
　
もちろん大企業が良い、悪いというのではない。

"大きな何か"

だったり

"この場を支配する空気感"

みたいなものに自分は嫌悪感を抱いてしまう。

もし同じように違和感を抱えているひとがいたら、ちょっと立ち止まって考えてみて欲しい。

「その自己分析は、誰かに操られていないか？」

「本当に自分で考えた答え（幸せ）か？」

そんな問いを自分に投げかけてみても良いかもしれない。
　

たしかに就職活動は自分の人生を考える良いきっかけではあると思うが、
そもそも自分の人生を真剣に考えるって今に始まったことではない。
きっと今までも、その人なりに考えて生きている。

昔、とある芸人さんが言っていた。

「お前ら今が大事な時だからな！」

「っていう人いるじゃないですか？　"今が"じゃなくて、人生は"常に"大事な時しかねえからなって思うんすよ」と。

　
就職活動に取り組むひと（あるいは何か人生における大きな選択肢を持っているひと）みんなに言いたいのは、あなたは生きてるだけで素晴らしい。

時間は取り戻せないけど、自分の人生は何度だってやり直せる。

世の中をみてみよう。ロールモデルはたくさんいる。

失敗が人を殺すのではなく、失敗を畏れる心が人を殺すのだ。

でも、恐れなくて良い。たくさん失敗して、その度に立ち上がることが、その人を形作る。誰のものでもない、あなただけのストーリーになる。

あれでもない。これでもない。

と人生に「×（バツ）印」をたくさんつけて初めて、あなたの道が見えてくるのだ。

だから今「物語の主人公だ」という気持ちで選択して欲しい。

失敗する度に、あなたの本の厚みは増していく。
　
事実、あなたは、あなたの物語の主人公であるのだから。