ホークスの次の支配下登録選手

今回はホークスのことについて書きたいと思います。
浅村、西の獲得に失敗したホークス。そのおかげで枠が余る状況となっております。育成選手の中に優秀な選手も多く、去年の大竹のように今年支配下登録される選手もいます。次に支配下登録される選手は投手は渡邉雄大野澤佑斗。野手は周東佑京オスカー・コラスがあり得ると思います。この4人の選手と個人的にこれからの活躍を期待している育成選手の投手の長谷川宙輝、野手の砂川リチャードの紹介をしていきます。

渡邉雄大
左投左打 27歳 背番号140
中越高校→青山学院大学→新潟アルビレックス→福岡ソフトバンクホークス(2018〜 育成7位)
2018成績
2軍…14試合 防御率1.41 12.2イニング 1勝0敗1セーブ 18奪三振 WHIP0.95
3軍…0勝2敗 防御率1.45

昨季は育成1年目の年ながらも好成績。左のサイドスローで最速は143km。主な武器はスライダーでソフトバンク時代の森福を彷彿とさせるようなピッチングスタイルです。
現在ソフトバンクの主な1軍左腕は先発の大竹、ミランダとリリーフの嘉弥真、モイネロ。嘉弥真とモイネロは少し首脳陣が使いすぎな面もあり心配な部分があります。このために変則左腕である渡邉が支配下登録される可能性があると思います。個人的には球速はアベレージで130後半〜140出ればしっかり1軍でもものになると思います。

野澤佑斗

右投左打 背番号129
つくば秀英高校→福岡ソフトバンクホークス(2016〜 育成1位)
2018成績
2軍…28試合 防御率3.93 34.1イニング 2勝1敗1セーブ 26奪三振 WHIP1.63
3軍…0勝1敗 防御率1.42

2017年は42試合投げて防御率1.02、36奪三振WHIP0.68の好成績を残し、次の支配下登録第1候補と言われてきました。今年はスクランブル先発をやるなどで少し調子を崩してしまいましたが持ってるものは大きい選手です。
エドウィン・ディアス(マリナーズ)を参考にしたサイド気味のスリークォーター。140km台のストレートはツーシーム気味に動きそこにスライダーを織り交ぜます。今年は悪化したものの制球力も悪くはありません。
2018年オフに育成選手の期間3年に達したため自由契約となりましたが再契約。リリーフが酷使気味でいつ選手が離脱してもおかしくないため彼の支配下登録もすぐだと思います。

長谷川宙輝

左投左打 背番号134
聖徳学園高校→福岡ソフトバンクホークス(2017〜 育成2位)
2018成績
2軍…12試合 防御率5.32 44イニング 1勝2敗 25奪三振 WHIP1.55 
3軍…5勝0敗 防御率1.88

聖徳学園高校時代は三振を積み重ね西東京のドクターKと注目を集めた投手です。2軍の成績は良くなかったものの3軍では好成績を残しました。
最速は150kmを超え、スライダーも変化キレ共に申し分なく優れています。100km台のカーブも投げます。主に先発で起用されていますがスタミナが欲しいなと個人的に思います。
ホークスの1軍左の先発投手は大竹、ミランダです。和田はベテランの域で怪我も多くなってきて戦力としては不透明です。大竹、ミランダは1軍で結果を残している投手のため投手陣の枠争いは厳しいです。まずは支配下登録を勝ち取り1軍の枠に入ることを期待しています。ちなみに期待している理由の一つは同年代ということです。

周東佑京
右投左打 背番号121
東京農業大学第二高校→東京農業大学北海道オホーツク→福岡ソフトバンクホークス(2018〜 育成2位)
2018成績 
2軍…90試合 193打数 45安打 打率.233 0本塁打 14打点 27盗塁(ウエスタン1位) OPS.567
3軍…打率.280 0本塁打 10打点

恐らく野手の中では支配下登録最有力候補だと思います。育成1年目ながらフレッシュオールスターに選ばれ3打数2安打と活躍し、オフのプエルトリコ派遣でも打率3割超えと大きく躍進した1年です。
周東の武器はなんと言っても50m5秒7の俊足。日本ハムの西川の50mのタイムが5秒8らしいので西川に匹敵する足の速さです。まだ育成1年目ですので飛ばす力をつけてもいいと思います。守備は内野外野複数ポジションを守ります。
体格も日本ハムの西川と大差なく、成長したら西川のような選手になるのではと思います。柳田を始め中村晃、上林と左の外野は多いのでまずは支配下登録を勝ち取って欲しいです。

オスカー・コラス

左投左打 背番号144
エイデ・デ・サンティアーゴ・デ・クーバ高校→ アビスパス・デ・サンティアーゴ・デ・クーバ(2016〜2017)→福岡ソフトバンクホークス(2017〜)
2018成績
2軍…55試合 158打数 31安打 打率.212 7本塁打 22打点 OPS.691
3軍…打率.252 3本塁打 23打点

モイネロと同時期にキューバから派遣されてきた選手。キューバの二刀流と言われ昨年は投手も行っていましたが、今年から野手に専念しています。
身長186cm、体重95kgとホークス野手陣の中でも体格が良く2軍で55試合で7本塁打を記録したパワーが武器です。確実性は無くまだ粗さはありますが、大砲候補であることは間違いありません。守備は主にファースト、外野で外野守備は少し怖いです。
今ホークスには大砲が不足しています。柳田が長距離打者ではありますが上林は中村晃は中距離打者。その中でコラスは将来4番を打てると思っています。まだ粗さがあるため来年は2軍での打席機会が増え、成長することを期待しています。余談ですがコラスと同年代かつ誕生日が1日違いです。

砂川リチャード

右投右打 背番号127
沖縄尚学高校→福岡ソフトバンクホークス(2018〜 育成3位)
2018成績
3軍…打率.159 1本塁打 12打点

父は元アメリカ海兵隊、母は日本人のハーフの選手です。兄のジョーイ・オブライエンは2018年のMLBドラフトでマリナーズから6巡目指名を受け、日米の兄弟プロ野球選手です。
身長188cm、体重106kgとホークス内では最重量です。高校時代は沖縄県大会で打率.444を記録。通算25本塁打を放ち長打力に期待できる選手です。コラス同様、まだ粗さはありますが大砲候補です。守備位置は主にサードです。
ホークスの右打者で最近のレギュラーは拓也と右の長距離砲がホークスの課題となっています。砂川リチャードは去年2軍の出場は無いですがまだ高卒の育成2年目。まだまだ期待できる選手です。ホークスの右打者育成は良くはないですが、砂川リチャードが将来の大砲となってもおかしくないと思える程のポテンシャルを持ってると思います。

実際に誰が支配下登録されるか分かりませんが、皆支配下登録されるだけのポテンシャルは持っています。大量戦力外と浅村、西の獲得失敗で枠は空いている状況です。来月から始まるキャンプとオープン戦でアピールし、支配下登録を勝ち取って欲しいです。

#npb  #福岡ソフトバンクホークス

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