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2018-7-21 Xデザイン学校#03

5月からの学びも先日で3回目となりました。今回は最初に、最終のアクティングアウトと発表を行うチーム編成を行い、約半年間課題に取り組むメンバーが決まりました。さて、今回のテーマは、

『ビジネスインタビュー』

流れとしては、
•講義
•ビジネスインタビュー
•BMCの記述
•CVCAの記述

『ビジネスインタビュー』
Xデザイン学校研究生の高橋さんから聞き取りを行い、経営されている工務店に対し業務の改善、新規事業を提案するというもの。インタビューから、家を求める人業界の現状として以下が挙げられた。
•新築を建てる人が減少傾向にある
•大手ハウスメーカーとの差別化
•少子高齢化による人口の減少

また、高橋さんの工務店の強みとして
•職人を自社で育成、管理
•地域に根ざした施工
•徹底的なアフターサービス...
となり、ここからビジネスモデルキャンパス(as•is)に書き出し、顧客の要望、企業が提供したい価値を見える化した。

ここから、強みや課題を見つけ出し(to•be)のBMCを作りあげる。私たちは、居住空間を提供するビジネスから、健やかな暮らしを提案するビジネスを考え提案した。健やか•安全といった点を深掘りし、住宅の提供とともに、コミュニティや健康に関するサービスを付加価値として提供するといったものです。(やってはいけない足し算。。)

さらに、これらのBMCをモノやカネの流れを表し、実現可能であるか、欲望を満たせているか、循環がうまいこといっているかを図に表したCVCAに書き出す。

以上が私たちの班の流れですが、今回の学びを通して振り返るべき点、反省すべき点をいくつか。
•リフレーミングの大切さ
•ゲームチェンジについて
•タイムラインの設定
•他力本願の価値

リフレーミングの大切さ

高橋さんが経営されている工務店の5年後を見据えて新たなビジネスモデルをつくりあげるといったタスクでしたが、[工務店][家][大工]といった既存の資源を軸に考えてしまい、今の事業の発展版なるものを作りあげてしまいました。これじゃ、UXもクソもないじゃんというお話ですが、まず、枠組みのようなものを取っ払いパーツにして、本当に顧客が必要とする資源は何なのか、どの強みを生かせば生き残れるかを見極める作業を怠ってしまいました。

ゲームチェンジについて

私たちの班に一番欠けていたのは、ゲームチェンジの意識ではないかと思います。ゲームチェンジとは「生業を変えること」だと浅野先生が言われていましたが、全く変わっておらず、「進化した工務店」のままでした。強みを生かしてそれをプラットフォーム化すればいいじゃないか!と気づけましたが後の祭りでした。

タイムラインの大切さ

取っ掛かりの段階でこれをしなくてはいけませんが、ビジネスにばかり目が行き、周りの情勢であったり、社内の変化について議論することが疎かでした。時系列で事業を考えること、ゴールをしっかりと設定しておくことも大切かと。

他力本願の価値

ビジネスモデルを描く際、自分たちだけでは作り出せない価値は加えてはいけないと助言をいただきました。例をあげると、地方では空き家が目立ってくる→地方が衰退する→なんとかしようと地方自治体から補助金が出るだろう。といった、他力本願の価値はビジネスモデルを考える段階で入れてしまうと、ブレが生じるといったお話もありました。


今日の学びを生かして

終了後のビアバッシュでは、多くの方にゼミ内でのプロジェクトについてお話を聞いていただき、助言をいただきました。
ゼミ内でのプロジェクトで、対象企業へのビジネスインタビューから今回の学びを生かして再度、BMC、CVCAにおこしてみるとまた違った見え方がするだろうし、私たちのグループの現段階でのBMC、CVCAを見直してみると、違うよな、ここも違うよなといった点が見受けられました。ゼミに持ち帰ってゼミ•グループのみんなと共有します。

今回も濃い学びをありがとうございました。
次回は京都でのフィールドワーク。楽しみにしています。

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