アニプレックス「ハイスクール・フリート」

 シリーズ構成の吉田玲子さんと言えば、けいおん2期やガルパンなどをはじめとして、「面白かったなあ、脚本誰だろう」と思った時に脚本にて名前を拝見する事が多い方の一人だ。しかし、そもそも吉田玲子さん。何人いるんだってくらいに担当本数が多い。多いクールだと同時に3,4作品くらいで名前を見るんじゃないかというくらいに多い。なので、吉田さんだから面白い、みたいな感想にはなりにくい。
 なんでこんな話をしたかと言えば、本作に関して言えば、吉田玲子さん担当回は「まあまあ」という感想があり、それ以外の回では「いや、キッツ……」という感想を得たからだ。そのキツさの原因がセリフや挟まる過剰なサービス。これは、バランス感覚というべきか。見ているこっちが恥ずかしくなるようなシーンや展開を平気で見せつけてくるのはどうかと思う。むしろ、そこを、吉田玲子さんは安易な表現を使わないことでうまくいろいろな要素を両立させている抜群の技量があるということなのかもしれない。

 さて、本作は「艦これ」「アズールレーン」と同じく戦艦を扱った作品の一つ。戦艦ものには「アルペジオ」も存在し、群雄割拠と言えるだろう。その中でもパイオニア的存在であった「艦これ」は完全に失速し、今や「アズールレーン」がこの戦国時代に覇を唱えている。
 ミリタリを扱った作品群のなかでも、「ガルパン」一強の戦車や、「ドルフロ」一強の銃と違い、戦艦がここまで多くの作品が登場しているという事実は興味深い。
 まあ、それはいい。

 感想を書こうにも、筆が乗らない。
 なので、以上のうんちくをもって、視聴記録とするものである。

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