さっきょく塾の聞いてくださいシリーズの山田亮の課題のページ

※この記事はオンラインの「さっきょく塾」のために書かれたものです。

これです。

「はしること」というタイトル。2011年2月に上演した音楽作品です。
もう8年も昔だなんてびっくりです。

視覚的な要素も強い作品ですが、まずは音だけの作品として聴いていただくと良いかもしれません。ヘッドホンとかイヤホンで聴くと臨場感がありま
す。

以下に説明を書きます。



会場はパイプ椅子を並べるタイプの客席になっています。
まずパフォーマーが1名出てきて、客席の周りをぐるぐる歩きます。その歩みはだんだんスピードが増してついには走り出すことになります。
その途中でもう1名のパフォーマーが出てきて、同じように走り出します。

この録音は会場に立ててあったマイクによるものです。当日の客席できこえてくるもの近い感じだと思います。
パフォーマーの口元にはワイヤレスのヘッドセットマイクがセッティングされていて、呼吸音は会場のスピーカーから出ています。足音は普通に生音を拾ったものです。(と、思ったけどもしかしたら足音もバウンダリーマイクとかで拾っていたかもしれない。)

音楽においてテンポが上がるときいている人が興奮する傾向があったり、大きい音が出るとびっくりしたりするのは生理的な反応だと思うのですが、逆に生理的な反応(走ってると呼吸が早くなる)を音楽的に聴くことをやりたいと思っていたような気がします。
でも、コンセプトをしっかり決めて作り始めたというよりは素材を組み合わせて好きな音楽を作ったという感じです。

聴いて楽しんでいただければ幸いです。よろしくお願いいたします。

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