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HSPとかINFJとか

最近、いろんな場所で目にするようになったHSPという言葉。そして、これまたよく見かけるMBTI。その2つについて今回は書いていきたいと思います。

HSPだと気づいて

まず、私は恐らく、いやほぼ間違いなくHSPです。小さい頃から「繊細だね」と言われ続け、ネットの診断等でもほぼ全て当てはまります。唯一当てはまらないのが、「マルチタスクが苦手」で、むしろ結構得意です。笑。

小さい頃から超がつくほどの怖がりで、ホラー映画は人生で一度も見たことがないし、小説にしろテレビにしろ、ちょっと殺人、誘拐等が出てくるだけでしばらくは怯え続けます。
カフェインにもめちゃくちゃ敏感で、手が震える、心臓がドキドキする、お腹を壊す、となかなか大変なので、今はカフェインの入った飲み物は完全に避けています。お水しか飲みません。
だから、HSPというコンセプトを知って、記事をいくつか読んで、これ、私じゃん!!ってすごく思いました。

今ではすっかり色んな場面に浸透してるように感じますが、そもそもHSPとは何かというと、人一倍繊細な気質を持った人たちのことで、病気とかではなく持って生まれた性質のことです。かなり知られるようになった言葉ではありますが、同時に誤解されているなと感じることもあります。

そもそもHSPは気質であり、病気や障がいではないので、そこは注意が必要かなと思います。また、たまに「HSPなので、、」というのを言い訳に使っている人を見かけますが、それは他の性格的なもの、たとえば内向的とか人をまとめるのが得意とかを言い訳に使っているのと一緒なので、違うなと思います。HSPだから〇〇はできません、は通用しないと私は思っているし、周りにHSPであることを話したことはありません。そもそも周りの人がHSPという言葉を知ってるのかも謎です。ただ、気が合って仲良くなる人たちは私の性格を知ってくれているし、合う人たちなので、理解はされているのかなと思います。

じゃあなぜHSPについてここで話しているかというと、私はHSPというコンセプトを知って、自分についてもっと知れたなと思うからです。
私は音や匂い等の刺激にもかなり敏感なのですが、なんで周りがわかってくれないのか悩むことがありました。それが、自分はHSPであることを知って、気にならない人たちもいるということを知って、楽になりました!

私の去年のハウスメイトたちは2人とも何も気にならない人たちで、だから私は少しの物音でも起きてしまうし、その分自分も音を立てないようにしていたのに、2人は気にせず音を立てる、ということがありました。
今のハウスメイトも、1人はとにかく音、匂いを気にしない人で、足音もすごいし、お香焚いたり、周りにお構いなしです。
ただ、私はHSPで周りより気になるんだなと意識して初めて、なんでわかってくれないの?と思うのではなく、「私はこういうのが気になるんだ」って言えるようになりました。だから大事だなって思います。

HSPは、人の顔色を伺う、周りの機嫌に左右されるというのも特徴の1つとしてよく語られると思います。私もこれはかなりあります!が、これに関してはできる限り気にしないように頑張ってきました。カウンセリングや自分自身の努力で、こういったマインドセットは少しは変えられるので、そうやって頑張っています。
特に職場では、いちいち気にしていたらキリがないし、意外と表情と思っていることって一致しないことも多いんだなっていうことに気がついてからは、だいぶ楽になりました。

INFJな私

続いて、INFJについて!INFJ、というのはMBTI (Myers-Briggs Type Indicator)という性格のカテゴリーのうちの1つです。MBTIは、4つの側面から判断され、16種類の性格に分かれています。
1文字目がI(内向的)かE(外向的)、2文字目がN(直感型)かS(感覚型)、3文字目がF(感情型)かT(思考型)、4文字目がJ(判断型)かP(知覚型)となっています。

と言ってもよくわからないですよね、、
これは個人的な解釈ですが、1文字目はどこでエネルギーを得るか(人と接することでエネルギーを得るか、1人でいることでエネルギーを得るか)、2文字目は入ってくる情報をどう判断するか、3文字目はどのように決断を下すか、4文字目は計画性、という風に見ています。

この診断で、私はINFJ、提唱者型です。何回受けてもこれしか出ないので、まあ間違いないと言っていいと思います。(この記事のために再び受けてきましたが、またまたINFJでした)

私の周りにはINFJの人が多いのですが、一応レア?な性格らしいです。内向的で、頭で考えて論理的に判断するより感情で判断するタイプ、気遣いができて人の動向を伺うタイプです。そして計画的!
これもHSPと一緒で、一つのカテゴリー、これが全てでは全くないと思います。でも、個人的にはMBTIを少し学んで良かったと思うのが、自分のことを理解して、自分は他人とこういう風に関わるタイプなんだなというのがわかったことでした。だから誰かとうまくいかない時に、ここが違うのかな、って少しわかるようになりました。

HSPとINFJの関係性

これはネットやSNSで知ったことですが、 HSPとINFJは関係があるようで、どちらも、という人がとても多いようです。なんとなくINFJの性格タイプと、HSPの特徴は被る部分も多いので、それはすごく納得です。
私も、色んな記事を読んだりしていて、両方なんだなとすごく納得しています。

ただ何度も言うようですが、これらに当てはまるからどうと言うのは特にないと思っています。これらはカテゴリーであって、人ってもっと複雑だから。ただ、自分を理解して、他人とどう関わるか考えるのに使えるツールではあると言うだけです。

元々の性格?それとも環境?

これらは単なるカテゴリーであると書きましたが、私も、HSPやINFJだけど、当てはまらないなと思う部分もあります。そして、ここで大事だなと思うのが、私たちの性格は環境によって影響されて変わる部分もあると言うことです。

たとえば、INFJでHSPの人は環境の変化を嫌う、と言うのを最近読みました。でも、私は3歳の頃から引っ越しを繰り返す環境にいました。確かにそこまで環境の変化が好きなタイプではなかったし、もし一度も引っ越さない子供時代を送っていたら、日本で1つの場所に留まって満足する生活を送っていたんだろうなとは思います。すごく人見知りだったし、果敢に何かに挑戦する子供ではなかったです。
ただ、3歳で海外に引っ越して、嫌でも新しい環境に飛び込まなければいけない状況に何度もいて、その部分はかなり変わったと思います。今では知らない人と話すのも得意だし(緊張はしますが)、環境の変化が嫌いであったら、海外の大学に進学したり、そのままそこで就職するなんてことはしていなかったと思います。だから、そう言う部分は当てはまらないなと思います。

また、HSPの人は刺激の多い職場は向かない、できるだけ人と接する機会が少なくて落ち着いてできる仕事が良いと言われていますが、私の仕事はその対極にあります。デスクワークを名乗るのをやめようかと思うくらいキャンパス中走り回り、色んな人とミーティングして、同時進行でいくつものプロジェクトを抱えて、しょっちゅう緊急事態にも対応して、刺激も人と接する機会もすごく多いです。
でも、今のこの仕事スタイルはすごく合っていると思っています。これも、成長する中で変わっていった部分と、元々の性格と、色んな組み合わせだと思います。

だから、カテゴリーが全てじゃないんです。でも、知ることで自己理解や他者との共存に役立つこともある。そんなことを意識しながら日々生きたいなと思っています。
バランスが難しいこともあります。私は〇〇だから、と言うのは言い訳ではないか、とか、逆に自分の強み・弱みはちゃんと言ったほうがそれに適した仕事ができてより人の役に立てるのではないか、とか。でもそんな部分も日々模索し続けるしかないのかなと思っています。

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