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やっぱり吹奏楽って素敵だなって思った話

今日は、今までとは少し違うトピックについて書いていこうと思います。

これはどこにも書いてないと思うのですが、私、中学生の時、吹奏楽部に入っていました。全然強豪とかではなくて、コンクールも毎回、都大会にも行けない(東京都は学校が多いので、都大会の前に地区大会?みたいなのがありました)くらいでしたが、私立だったから引退もなく、イベント数はかなり多くて(毎月何かしらありました)練習量はかなり多かったです。夏休み1週間、年末年始以外は長期休みも練習してました。合宿も年に2回あって、週末も練習して…

私は吹奏楽部に入ってフルートを始め、大学2年生くらいまでは何かしらのグループに所属して吹いていました(コロナで中断されてしまいましたが…再開したいなあ)

ただ、「吹奏楽」というものには中学生以来とんとご無沙汰でした。中高一貫でみんながそのまま高校の吹奏楽部(中学よりも練習量も多く、マーチング等もする)に進む中、私は父親の転勤でベトナムに引っ越し、小さな高校に入ったので吹奏楽ができなくなりました。レッスンを受けたり学校の小さな室内楽アンサンブルには入っていたけど、やっぱり吹奏楽ができないってすごく悲しかったです。それくらい大好きでした。

でも、意外とその後も吹奏楽曲を聴いたりしていたかと言われるとそれはなくて、むしろ避けていました。それにはいくつか理由があった気がします。

①吹奏楽部時代のトラウマ

3年間ずっと吹奏楽自体は大好きで仕方なくて、練習も全然休まずに行っていた私ですが、部内の人間関係にはとても悩まされました。詳しくは書きませんが、ほとんど女子の部活、私の学年だけでも女子が20人いたので、まあトラブルは起きますよね…

その矛先が私に向くことも多々あり、かなり苦しい3年間を過ごしました。いまだに当時のことは思い出したくないくらいです。そのうち、もっと書こうと思える日が来るかな、、

でもそんなわけで、吹奏楽曲を聴いたりするのも、苦しい時もありました。
今年の夏に日本に一時帰国した際、友達に誘われて吹奏楽のコンサートを見に行ったのですが、生で見てたらやっぱり当時のことがフラッシュバックしてつらかったです。いまだに覚えてるんだなって。

②最後までやれなかったという未練

この記事の最初の方でも書いた通り、私は中高一貫の私立から中学卒業と同時に離れています。私の吹奏楽部は定期演奏会が5月にあり、高校3年生はそこで引退(だった気がするけど、卒業した後に定演のために戻ってきてたような、、ここら辺記憶が曖昧です)。
中学で吹部を辞める人たちも高校1年生の5月までは続けて、その後に辞める、という流れでした。中学卒業と同時に日本を離れた私は、みんながまだ練習している真っ最中に離れることになったんです。

当時の顧問の先生の計らいで、定期演奏会だけは出ることになり、そのために5月に一時帰国をして出ましたが、その時にはもうベトナムに引っ越して1ヶ月以上経っていて、その間ずっとどっちつかずな状態が続き、つらかった記憶があります。最後の定期演奏会は1人で帰国してだったので家族も誰も見に来れなかったし、新しいベトナムの学校ですごく苦労していて、定演のために休むことにもかなり文句を言われたりしていたので、苦い記憶があります。出れたのはよかったですけどね!だからその未練が1つ。

それに、多くの友達が高校まで部活を続けていて、吹奏楽が大好きだった私は、単純に続けられないのが悲しかったです。高校の方が演奏の機会も増えるし、私の同期たちはディズニーランドでの演奏もしたりしていたので、、
私が行った高校が新設校で人数も少なく、あまり課外活動が充実していなかったのもあり、結構引きずりました。

吹奏楽の魅力再発見?

そんなわけで長い間、吹奏楽に触れることなく過ごしてきました。高校では室内楽アンサンブル、大学の最初の2年間ではオーケストラに入っていましたが、どちらも練習回数はかなり少なく、思う存分演奏できる、という感じではありませんでした。どちらも弦楽器中心だったので、それもあるかと思います。(オーケストラのリハーサルでバイオリンばかり注意されて後ろの管楽器みんな暇するのはあるあるな気がします)

それが再び吹奏楽曲をよくきっかけになったのは、インスタでおすすめに出てきた動画でした。札幌国際情報高校の吹奏楽部なのですが、すごくないですか??

とにかくみなさん楽しそうに演奏しているのが印象的で、青春だな、素敵だなって。こんなに何かに夢中になれるってなかなかないですよね。
そこから、昔吹いていた曲をだんだんと聞くようになり。やっぱり吹奏楽曲って素敵だなあって思うように。

吹奏楽曲の魅力

吹奏楽曲の魅力って色々とあると思うのですが、まず浮かぶのが、多彩なジャンルです。古典的な曲もあれば、最近流行りの曲もあったりして、すごく幅広いし柔軟だなって思います。映画のサントラとかも、有名なのがありますよね。オーケストラと比べても、本当にさまざまな曲が出ているのが魅力だなと思います。だからこそコンサートに行っても飽きないし、子供も見ていて楽しいんじゃないかなと思います。

そしてもう1つ思うのが、どの楽器にも光が当たること!
大学に入ってオーケストラに入って痛感したのが、オーケストラはバイオリンのためのものなんだなと言うことでした。管楽器は人数も少なく、パートも少なくて。練習も多くの時間がバイオリンに割かれ、それ以外の私たちはかなり暇することも多かったです。それに対して、吹奏楽って本当にどの楽器も大事だし、もちろんメロディが多く回ってくる楽器はあるけど、裏メロとか、割と満遍なくみんなにスポットライトが当たるなと。そこがすごくいいなって思います。吹奏楽曲を聴きながら、あっ今はあの楽器!って考えるのがすごく好きです。

そんな感じで最近は吹奏楽曲をたくさん聞いています。定番で言うと、「マードックからの最後の手紙」「たなばた」「オーメンズオブラブ」「アルセナール」「ディズニーメドレー」など。あとは何度も演奏した「ハイブリッド・マーチ」「ハンティントン・セレブレーション」。ジブリ系も好きで、「Spiritied Away」やトトロメドレーなど。とにかく懐かしい曲がいっぱいです。

昔を思い出してちょっと心が痛むこともあるけど、こうして聞けるようになったことも前進だなって思います。特に作業してる時は、歌詞のない曲の方が集中できるので、よく聞いてます。

と言うわけで少しでも吹奏楽の魅力が伝わっていたら嬉しいです。次回はまたアメリカ生活の話に戻るはずです!

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