危機感を持てない日本人

コロナウイルスの影響により出された
緊急事態宣言が解除され、少しづつ段階的に
生活が戻りつつある。

しかしながら、今までの海外の流れを見ると
解除は時期尚早であると思わざるを得ない。

自粛中でも出歩き、使用禁止のベンチのシールを
剥がして使用するなど、既に感染者である可能性も
あるというのに自分は大丈夫といった妙な自信を持つ
勘違い人間があとを立たず、東京はまた感染者が
増え始めてしまった。
小池さんは苦肉の策として東京アラートを出す
羽目になった。


コロナウイルスを始めとしたウイルスは目に見えない。
産業医の医師によると潜伏期間も2週間から1ヶ月で
陰性であっても陽性に変化する未知のウイルスである
との事だが、特に日本人は自分が被害を受けないと
脅威を実感出来ない。

先日、マスクを外した状態で携帯で通話しながら
歩く高齢者を見かけた。
大きな声で飛沫を撒き散らす様は老害そのもの。

各工事現場も然り。幕を張った密な状態で
マスクを顎にずらし、会話はするは、怒鳴るわ。
コロナ対策どころじゃない。危機感は皆無だ。

大規模修繕の現場を愛犬との散歩中目にするが
作業員達がきちんとマスクを装着し、社会的距離が
保たれている現場は皆無だ。
クラスター感染が港区のマンションから出る日も
近いに違いない。

筆者のマンションでも数戸のバルコニーの漏水を
理由に住民の安全よりも理事会が修繕工事を優先
させる判断をしたらしい。
命よりバルコニーを優先させる人間がいるのは
非常に残念であり、請け負った東急コミュニティも
政府や都が推奨する防御策は取らず工事をすると。
会社として、残念な企業だと感じた。
危機感が持てない人間は何処にでもいるのだ。

コロナだけではないがウイルスは口から
飛ばされた飛沫と共に空気中を浮遊し、ウイルスだけの
状態ならマスクを通過してしまうが、埃などに付着すれば
大きくなり2mの社会的距離があれば地に落ちる。

だからこそ社会的距離が必要なのだ。
だからこそ医師たちは防護服やシールド、マスクの
着用を推奨している。

これからの季節、エアコンも必須だが、ダクトから
侵入してくるウイルスにも要注意だ。

自分は症状が出ないだけで感染しているかも
知れないという気持ちを常に持ち、周りを気遣う。
人にあげず、人から貰わない気配りは最低限したい
ものである。

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