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JustのEggless Egg

Beyond Meatをご存知ですか?
2019/5/2にIPO(新規株式公開)し話題になったMeatless Meat-makerです。
肉なのに肉なしってどういう事?と思わず言いたくなりますが、人工肉・代替肉などと呼ばれ植物由来の成分で製造された肉の事を指します。

注目された背景として、Veganなど菜食主義の人たちのタンパク質源になるだけでなく将来的な食糧不足の解決も期待されている事があげられます。

この流れに乗じて次にIPOする食品テクノロジー企業として注目されているのがEggless Egg-makerのJust Inc.です。

Eggless Eggとは?

Eggless Eggは卵なし卵、植物から作られた卵です。
Ingredientsを見てみると水、緑豆タンパク質、キャノーラオイル、・・・と一切動物性タンパク質が出てきません。
しかし44mLでだいたい5gのタンパク質が摂取できるため栄養面はバッチリです。

ボトルから黄色い液体をフライパンに流し込んでスクランブルエッグを作る映像を見たことがある人も多いかと思います。
出来上がった見た目は本物の卵とそこまで大差ありません。


実際に販売されている商品

そこでJustが今、米国市場でどのように商品展開をしているのか調べてみました。

まずフラグシップ商品であるJust Egg。
ローンチされてすぐはOriginal(Mayo)のみでしたが、現在は種類展開も豊富です。
Chicagoの街中にある小さめのスーパーだけでも4種類見つける事ができました。(Ranch、Chipotle Ranch、Thousand、Caesar)

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チポトレ(Chipotle)はピリ辛のメキシカンミートソースみたいなもの。ランチ(Ranch)、サウザンド(Thousand)、シーザー(Caeser)はドレッシングでお馴染みかと思います。

Just Eggの調理動画を見ていただいても分かるように、このEggless Eggは普通の卵と比べると少し水っぽいです。
ベースとなる味が淡白な感じなので味付けがしっかりされています。(ちなみに私のお気に入りはシーザー。)

公式サイトには商品ラインナップは載っていないのですが、Amazonに掲載のあるフレーバーでは全11種ありました。

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更に、これだけではなくEggless Eggを使った商品も少しずつ展開されているようです。

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写真中段にある青とピンクの箱がJustが出しているCookie Doughです。写真白飛びしててすみません。。
Cookie Doughはオーブンで焼く前のクッキーの生地でスプーンで掬って食べます。

ただ写真を撮影した今年の初めにはChicagoのセブンイレブンで見かけていたのですが、最近は無くなってしまったような・・・?
公式サイトやAmazonにもないのでもしかしたらお試し的な商品だったのかもしれません。

健康志向の高い人たちやビーガンの間ではサプリやプロテインクッキーなどで日常的に栄養を補うことも珍しくないので、個人的にこういう商品は抵抗なく受け入れられるのではないかと思います。

まとめ

Eggless EggのJust Inc.はフラグシップ商品であるJust Eggを中心にフレーバーや商品ラインの幅を広げているようです。

卵不使用なので卵アレルギーの人、ビーガン・菜食主義の人も食べられます。
普段料理をする人は特に共感していただけるかと思いますが、卵を使用したレシピは数多存在しその活用法も多岐に渡ります。
そんな多様なレシピを活用できるので栄養をただ摂取できるだけでなく「食を楽しむ」事も実現できるのが強みなのかなと感じました。

人工肉・代替肉や完全食などが直面している「食の楽しみ」を解決しやすい分、汎用性が広いのかもしれません。

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