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描こう。ゴミゼロ未来地図

Facebook post. 10/3 2023


瀬戸内海で もっともゴミが漂着する浜


行ってきました。瀬戸内海でもっともゴミが漂着する浜。御所が浜ビーチ。愛媛県の最西端  ノコギリ型の日本一細長い半島 佐田岬半島にある伊方町のビーチです。

この日は風も穏やか。水も驚くほど美しいです。


水も景色もとっても美しいこの浜に、海流や地形の影響で流れ着く驚くほどの大量のプラスチック。家庭ごみ、漁業ゴミ。ウミガメの亡骸まで・・・。意を決したボランティアの方々や区長さんや町議の方々が立ち上がり、コツコツとビーチクリーンの輪が広がっています。

今回は、ボランティアチーム地球水族館のみなさんのアテンドで、ぼくも生シラスを食べに (失礼) いえ。ガチンコでビーチクリーンで御所が浜に。

瀬戸内オーシャンズX より

瀬戸内海の海洋ゴミ流入量は4500t。そのうちたった1400tしか回収できてません。これ、たった1年の量です。瀬戸内は内海(うちうみ)だからこそ、未回収の海洋ゴミは、漂流したり海の底。一部は漂着して年々積み重なっていきます。その終着点に一つでもある ここ御所が浜には、ゴミの堆積層が「地層」になっているほど。。

地球水族館チームの皆さんと。
ちなみにこの日は、漂着ペットボトルが通常以上に多かったそうです。


ゴミゼロ社会のために、切り離すべきこと


いままでのシステム(リニアエコノミー)では、人間の幸福(経済成長)と 環境負荷の折線グラフは、べっとりくっついて連動してしまっています。

「環境負荷」は、初めは、海の底・マイクロプラから、動物の体内・そして
ひと目につかないどこかの浜辺に流れ着きます。「見て見ぬふり」をしているうちは。

一方、ゴミゼロ実現へこれからのシステム(サーキュラーエコノミー)は、ただ一部の資源をリサイクルする経済ではありません。そもそも、人間の幸福と環境負荷のドロドロした癒着関係を切り離した(デカップリングした)社会システムです。

< サーキュラーエコノミーの3原則 >
 ・廃棄物や汚染をなくす
 ・製品・素材を(最も価値の高い状態で)循環させる
 ・自然を再生する

「何かの犠牲の上に何かを手に入れる」というドロドロした旧価値観から卒業していく。

変わりに「私たちの幸福と自然を共に再生させる」。この価値基準だからこそ、いろんな発明も未来も生まれるわけで。ゴミゼロ社会へ進む決意した人たちにとっては。

人間が使う資源だけでなく、人間や生物のハッピーがぐるぐる循環してこそ、サーキュラーエコノミー時代にふさわしいWell-beingなゴミゼロ社会へ近づくのでしょう。

汗をかいたあとは、美味しい差し入れでHP回復したぞー。地元の女子高生たちから生まれた「みっちゃん大福プレミアム」(売上の一部は 高校生たちの地域教育に)



現在のリニアエコノミーからサーキュラーエコノミーへ鍵を握る「ゴミ」について。地球負荷をとことん減らしゴミのない社会に寄与する仕事へニーズの高まりについて幸田リョウが語っています。



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