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プラモデル製作記 ハセガワ 1/72 T-2

ハセガワの「1/72 三菱 T-2」を作りました。
作ったのは保管していた少し古いもの(いわゆる積みプラ)で、箱のデザインがひとつ前のもの。
型番は「02755 CT5X」トラクター付きです。一時期ジオラマ用に整備機材を同梱するのが流行っていた記憶があります。なお今回トラクターは作っていません。

ハセガワ 1/72 三菱 T-2

現在も新しいパッケージの商品が定期的に再販されていて、容易かつ比較的安価に入手可能です。トラクターが付属しない以外同じはずなので、もしこの記事を読んで作りたいと思ったら、デカールの劣化を心配しなくて済む新しいものの購入をオススメします。
モールドは基本的に凸モールドで、座席等のパーツ形状が簡略化されていたりと少し古さは感じますが、部品も少なくとても組みやすいキットだと思います。古いキットの割にはバリも少ないです。

早速ですが、完成写真。

完成写真

保管分の旧パッケージ品なのでデカールが生きているか不安でしたが、天日干しして黄ばみを漂白し、ぬるま湯で柔らかくすることで、付属デカールだけでなんとかなりました。
背景は「紙模型工房」様の「背景支援」よりダウンロードさせていただきました。(縮尺だけ変更しています)

デカール類は細かなコーションデカールのないあっさりとしたものですが、付属デカールだけで5種類のバリエーションが選択可能です。

  • 飛行教導隊(新田原基地) 69-5127

  • 飛行教導隊(新田原基地) 69-5130

  • 第4航空団第21飛行隊(松島基地) 99-5163

  • 第4航空団第22飛行隊(松島基地) 99-5162

  • 航空実験団(岐阜基地) FS-T2改 59-5106

今回はコブラマークのアグレッサー機を作りたかったので、シルエットや機体番号表記を「某国の某機体」に似せた黒のトリム塗装の69-5127としました。パッケージの箱絵の機体です。
最小限凹モールドにスミ入れだけしていますが、自衛隊の飛行機は整備が行き届いていて綺麗な印象、あまり汚す必要はないかもしれません。
デカール貼り付け後に機首の防眩塗装部分をマスキングして、全体を半光沢のトップコートで保護しています。

黒のトリム塗装
機首回り
箱と合わせて

これまでにハセガワのT-2を組むのは何度かあり、最初に組んだのは「ブルーインパルス T-2」だったりします。小学生の頃に、初めて塗料を揃え、筆塗りで頑張って作ったキットでした。まあ当時の腕なのでお世辞にも上手いとはいえず、塗料はべた塗りで、塗り分けも全然上手くできずだったのですが。こちらは今も昔も成型色が濃い青で、塗装自体難しいものをよく選んだなと今でも思います。そんなこんなで割と思い出深いキットです。
先日実家で当時組んだものを見つけて泣く泣く処分したので、こちらもまた機会があれば作り直したいところです。

同じ価格帯で、支援戦闘機バージョンの「三菱 F-1」もあります。
キットには対空・対地の各種兵装も揃っていたと記憶しています。
確か対艦兵装(ASM-1)だけは付属しておらず、T-2のキットから流用するかエアクラフトウエポンを別途用意する必要があったはずです。あとはT-2のキットにのみ、センターパイロンに取り付けるトラベルポッドと思しきものが付属しています。
パッケージが変わるごとに値段も多少は上がっていますが、これらのキットが今も1000円を切る実売価格で入手可能なのはありがたいことですね。

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