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2016年5月の記事一覧

ストーリー戦略

数年前から「ストーリー戦略」というものが注目を集めています。米国では「パワーポイントを捨ててストーリーを語れ!」と叫ばれ、映画脚本家(指導者?)のロバート・マッキーがビジネス講演会で引っ張りだこになっているそうです。

ストーリーの構成要素については拙著でも触れていますが(「話し上手はいらない」等 http://www.amazon.co.jp/dp/4799315412 )、ストーリーは講演やプ

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インターネット以前と以後の違いを考える

友人の売れっ子デザイナーで、全くSNSをやらない人がいるんです。

たぶん「そんなことやってる時間がない」のだとは思うのですが、これっぽっちの興味も持ってないんです。

で、彼と会って話をしていると、「あれ? それ知らないの?」っていうことが結構あるんです。「ツイッターやFBですごく話題になってたじゃない」ってネタをあたりまえですが知らないんです。

でもその場で僕もすぐに気がつくのですが、SNS

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朝が来るまで終わる事のないダンスを -Part 3.5 : そして、EDMに辿り着いた [後編]-

朝が来るまで終わる事のないダンスを -Part 3.5 : そして、EDMに辿り着いた [後編]-

Part 1.「今、EDMってのがパリピの間で流行ってるみたいだけど、それで嫌がる人がいるのはなぜ?」 -2007年のマキシマム ザ ホルモン- はこちら。

Part 2.「そもそもパリピってどういう人達なんだろう?」 -パリピってなんだろう- はこちら。

Part 3.「EDMって最近よく耳にするけど、新しい音楽ジャンルなの?」 -そして、EDMに辿り着いた- はこちら。

 前編では普通の

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「友達になれるひと、なれないひと」

「友達になれるひと、なれないひと」

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スイスイ
1985年生まれ。元メンヘラ現100%リア充のエッセイスト。
現在cakesで「メンヘラ・ハッピー・ホーム」連載中。

サクちゃん
1978年生まれ。シングルマザーのクッキー屋。
娘のあーちんはほぼ日で連載中のイラスト

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運をあげるには?

運を上げるという事に、立派な社長も片思いの中学生も非常に一生懸命です。
なぜか。

自分じゃどうにもならないもの、という感覚を持っているせいじゃないかと思う。

でも、結婚したかったらパワースポットじゃなくて男のいる場所に行け!とかいていた恋愛本は非常に正しいと思う。
運を上げる事に執心して、本当にしなきゃいけない事をしないのでは、話にならない。ならないんだけど、運を上げる事さえしておけばいいとい

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朝が来るまで終わる事のないダンスを -Part 3 : そして、EDMに辿り着いた-

朝が来るまで終わる事のないダンスを -Part 3 : そして、EDMに辿り着いた-

 本連載のテーマは、「日本におけるEDMムーブメント=パリピ文化の一つ」的な動きに対してひたすらに考え込む事です。Part 1では「ムーブメントってなんだろう」、Part 2では「パリピってなんだろう」を書きまして、徐々に外側から内側へ近づいております。Part 3以降はついに音楽の話がメインです。ここからが本番ですが、楽しいのは自分だけなんじゃないかと若干不安です。

 2014年にULTRA

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盗聴カフェタイム

盗聴カフェタイム

趣味はなんですか?と聞かれたならば、「そうですねぇ、最近は『盗聴カフェタイム』が楽しいですかね」と答えてしまいそうです。

一から説明します。人と待ち合わせをしている間、隣の席で話している人たちの会話を盗み聞くのって本当に楽しいですよね。これを最近、自分の中だけで「盗聴カフェタイム」と名付けています。時間が余った時は、大抵、本を読むかnoteみたいなSNSを見ているかなので、本来は隣の人の会話はノ

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自分がなぜセブンのコーヒーを買ってしまうのかを考える

僕は「bar bossaに来てほしいなあ。どうやったら来てもらえるんだろう」というのがいつも頭にあって、「お客さまの行動心理」みたいなものをしょっちゅう考えています。

例えば、僕は毎日どこかで「お金を使っている」のですが、「どうして自分はそのお店でそれを買ったのか?」というのを常に意識しています。

セブンイレブンのコーヒーってありますよね。あれ、すごく買ってしまうんです。さらにファミリーマート

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ときにお金が台無しにする

ときにお金が台無しにする

 日常には、お金が絡んではいけない場面がある。

 誕生日プレゼントに現金を贈る人はいない。図書券やギフト券が一般的だ。

 お世話になった恩師から夕食に招かれたときに、お礼としてお菓子やワインなどを手渡すのはわかるが、その代わりに1万円を差し出したりしたら変な空気になるだろう。

 あるいは、電車で席を譲ってくれた人に対して、老人が「私はこれから15分座ります。あなたの時給が2,000円だとして

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「これだからゆとりは」で死ぬ場合もある

「これだからゆとりは」で死ぬ場合もある

毎日テレビで見ていたアナウンサーが突然姿を消した。原因は「適応障害」。そんなニュースが頭にべっとりと張りついた。

私も「適応障害」だったからだ。

ときに、「新型うつ」と間違われるこの病気は、単なる「甘え」と批判されたり、私の世代だと「これだからゆとりは」で片付けられること多い。もちろん、そう見えるのも理解できる。しかし、このような揶揄が当事者を追いつめていくこともあるのだ。もしかしたら、あなた

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