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走行税って。

走行税の導入が検討され始めたことを最近知った。
1,000kmにつき5,000円。
ほんとに導入されたら、往復40kmを毎日自家用車で通勤するわたしは、年間50,000円以上納税額が増えることになる。
地方にはそんな人がきっとたくさんいる。

地方暮らし。
収入に対して物価が安いわけでもなく、家賃だってそんな安くない。いまの家賃と関西で払ってた家賃とほとんど変わらんけど、月給はもちろん減ってる。
車だって公共交通機関が整ってない地での移動手段として必要だから所有してるわけで。
地方において、車は若い人からお年寄りまで、たくさんの人にとって当たり前のように毎日必要なもの。それでもガソリン代、自動車税、車検代、駐車場代と、維持費だけでもけっこう払っているし、買い換えるならまた大金がかかる。

走行税はあきらかに地方の人の税負担が多くなる税。だったら都会の人の通勤手段である公共交通機関の運賃にも課税すべきでは、とか思ってしまう。

そもそも、車に関するさまざまな税金は、「車乗る人は道路が整ったら恩恵受けるわけだし、お金多くだそうね」ということで、道路を整えていくためだけの財源とする目的で導入されたはずなのに、道路づくりがほとんど終わっても徴収をやめることもないまま、いつのまにか一般財源化されて、なにに使われてるかよくわからない税金になってしまった。それなのにまだ車乗る人から税金取り足りないというのだろうか。

もちろん生きてるだけで国からたくさんの恩恵を受けているはずだし、納税したくないというわけではない。ただ、自分がお仕事をして得たお金、納得して払いたい。
電気自動車やカーシェアリングの普及で税収減りそうやから、みんなから取るために走行距離に対してかけちゃおう、外国もやってるし、とか安易に考えちゃったのかなとか思ってしまうから、それによっていちばん負担がかかる人たちのこと、ほんとに考えてるのかと問いたくなる。ガソリンにも十分な税金がかかってるし、電気自動車とかから税金を取りたいということで走行税を導入するのなら、燃料車に対してかかってるガソリン税とかの今まで払ってた税金をなくすか減らすかしてくれるのだろうか。
国は都会から地方への移住を推進してるのではなかったのか。地方の暮らしにくさを、またひとつ増やしてしまうことになるかもよ。

でもタバコ吸わへんからタバコ税にはほんと無関心なわたしみたいに、自分の車が必要ない都会に暮らす人たちにとったら、あまりぴんとこない税なんだろうなあ。。
だから、都会暮らしの人たちばかりの国会では、多少の紛糾はあれど、結局通ってしまう税なんだろうと思ってしまうのです。

#いなか暮らし
#田舎

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