Xデザイン学校第1回 講義編

Xデザイン学校(http://www.xdlab.jp/)の大阪分校に参加しています。初回ということで緊張気味でしたが、浅野先生の話術とファシリテーションのおかげで、特にワークショップ以降、楽しい気持ちと、ほど良い緊張を持ちながらお話を聞く事ができました。

UXデザイン概論

いくつかの書籍で紹介されている内容よりも、浅野先生の話すUXやサービスデザインの話はずっと理解しやすかったです。UXというのは平たく言えばユーザーの気持ちのことで、サービスの流れを通してユーザーの気持ちを設計していくことが、UXをデザインするということです。ただしこの"サービス"という感覚を肌で掴むのは、間違いなく実践による訓練が必要となります。後述するワークショップでは、そのことを強烈に感じさせられました。

以下、印象に残った言葉や考え方のスループットと、感じたことです。

ユーザーは統合されたコンテクストの元、最適な選択をする

私たちがランチを選ぶとき、常に最高のものを食べたいと思わず、財布や昨日の夕食、体重の増減、時間のぶれ、気分など様々な要素が作用し、おにぎりだけで済ませてしまうことがあります。
なのに「最高のご飯を食べられるサービス」のように、シンプルな論理に還元してしまうと、本質的な解決にはなりません。

課題が先にあるのではなく、常にコンテクストが先立ち、その先に解決すべき課題があるということだと思います。

経済圏を作る

アリペイやd支払いのように、データやカネの流れを循環させた独自の経済圏を作ることは、デザインされたサービスのあり方の一つです。これは決済システムだけではなく、間口の広いサービスにも言えることです。例えばDMM.comでは色々なサービスが提供されていますが、それらは全て主力コンテンツであるアダルト動画のための布石です。ついつい気になって押しちゃう、みたいな。

これは必ずしも大規模なプラットフォームを作らなくてはいけないという訳ではなく、データやカネの流れを設計することだと解釈しました。

データが集まらないことなんてやっても仕方ない

今日的(?)なサービスデザインのあり方は"いかに情報を集め、それを資源とできるか"に尽きるということでした。
深センのように、IoTによる劇的な変化が瞬く間に起きることは、珍しくなくなって来ています。モノの改修・再販というゲームは終わり、追い求めるべき指標は"ネットワークの拡大可能性"や"データの質と量"へと変わっているようです。

私たちの事業(純粋なグラフィックやWeb)のように、一つのビジネスコンテンツだけで完結させてしまえるモデルを続けていると、あるとき一瞬で抵抗できない力に飲み込まれてしまう、と感じました。

既存のアセットを使いながら身軽になる

個人に蓄積される経験や知識、あるいは会社の文化をうまく使って、手作業から知識労働へ移行することを考えよう、ということだと思います。ビジネスモデルキャンバスのキーアクティビティを、キーリソースに変えていくプロセスに似ていると思いました。

備忘録的なものとなりましたが、ご参考になれば幸いです。

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Kishi Ryohei

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