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プロメテウスの箱庭

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僕が考えるいろいろなことを、できるだけ残していくためのサンドボックス。 ここで燃やす小さな火があなたの何かを照らせたら、嬉しい。
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#読書

『ホモ・デウス』

11月29日金曜日、晴れ一週間ちかくかけてようやく上下巻読み終える。

神は死んだ。そして人間を含めて動物はデータを処理するアルゴリズムである、という身も蓋もない話。神亡きあと、人間性(ヒューマニティ)が高らかに歌いあげられた。内なる声に耳を傾け己が欲するところに従うこと、そして他者の快感を損なわない限りにおいて自らの快楽を追求してよい。それが現代の神話だった、と。

しかし次第に不可分であるはず

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仲野徹『こわいもの知らずの病理学講義』

9月6日木曜日、晴れ月曜日から足掛け四日かけて読了。

4章だて。
後半2章で「癌」について自在に語るために前半2章はヒトの病気に関する基礎知識。

関西弁を織り交ぜて適度に脱線もしつつ軽妙に語っている ……はずなんだけれど、ずいぶん時間がかかった。やっぱり教科書的な部分は読んでいて眠苦なる。著者には申し訳ないけれど、数ページ読むごとに消し飛んでいた意識を自覚する為体。

知りたくないはずはない、

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36通り

8月8日水曜日、雨(復帰丗九日目)台風13号が近づいている。9日になった真夜中のいま、結構風が強くなっている。

さておき。

アンディ・ウィアー『アルテミス』を読んでいる。楽しい。おっぱい。女の子が主人公なのに、言わせちゃう。
知っている人は知っている映画『オデッセイ』の原作本『火星の人』の二作目。(原題は The Martian。火星は英語で Mars と s で終わるのに火星人は Marti

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『脳の意識 機械の意識』

7月26日木曜日、晴れ(復帰卅日目)今朝も涼しい。日中はオフィスにこもりきりだったので外気温は知らず。
でも非常階段(健康のために階の移動は階段を使うのだ! いじましい努力!!)は、そういえばムワッと暑かったな。会議室だとかが肌寒いくらいなので、暑い! 寒い! 寒い! 暑い! と感覚がバカになる。

ところで10は十、20は廿、30には卅という漢字があるとのこと。
常用漢字外の漢字は知らないことが

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復帰六日目。哲学入門

復帰六日目。哲学入門

六日目ともなれば、もう慣れたもので。
勤務自体は淡々とこなせる自信が回復してきました。
通勤は、やっぱりダメだ!

昨日も触れた「勉強の哲学」。朝の通勤電車で読み終えました。

哲学っていうと、何を思い浮かべますか? ソクラテス?
豊かな髭をたくわえ貫頭衣をまとったおじいちゃんたちが、象牙の塔で侃々諤々の(いや、あるいは飄々と)議論を戦わせている姿が、なんとなしに浮かびます。

アキレスは亀に追い

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復帰五日目、眠さでどうにかなりそう

Fitbit という活動量記録用のデバイスがあって、このうちの Flex 2 を使っているのですが、それによると月曜日からこのかた睡眠時間が4時間半。いや、休みに入る前もひどかったけれど、それに似た酷さがあります。眠い。

* * *

ちょっと前に、塩味のクラッカーを噛んで、飲み込まずに噛みつづけて、甘さを感じるまでの時間を計ってみる。甘さを感じるまでに30秒以上かかるなら炭水化物の代謝能力が低

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復帰四日目、通勤で疲れる

寄りかかるのをやめてほしいし、降りるからって後ろから精一杯押したり(前の人が降りなきゃおりられないんだから!)、並んでいる僕にタックルをかましたり、諸々、ほんとやめてほしい。

こどもらに言わせると、僕は結構強面らしいので「サングラスをかけたら安全になるんじゃない?」「ニット帽かぶると完璧だよ!」、だそうだ。
僕も、じゃあ紫のスーツでも着るかね? なんて悪ノリしていたら妻が「本職の人に絡まれるよ」

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