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プロメテウスの箱庭

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僕が考えるいろいろなことを、できるだけ残していくためのサンドボックス。 ここで燃やす小さな火があなたの何かを照らせたら、嬉しい。
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#哲学

『脳の意識 機械の意識』

7月26日木曜日、晴れ(復帰卅日目)今朝も涼しい。日中はオフィスにこもりきりだったので外気温は知らず。
でも非常階段(健康のために階の移動は階段を使うのだ! いじましい努力!!)は、そういえばムワッと暑かったな。会議室だとかが肌寒いくらいなので、暑い! 寒い! 寒い! 暑い! と感覚がバカになる。

ところで10は十、20は廿、30には卅という漢字があるとのこと。
常用漢字外の漢字は知らないことが

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「またその話」

「またその話」

妻が言う。
「また話し方の話になった。
 いま、それを話すときじゃないでしょう?
 正直、あなたへの話し方の話になると辛いの」

僕が、たびたび、繰り返すからだ。
 そういう言い方はやめてほしい。
 〜なら〜と言ってほしい。
 あなたは何にしても言わずに済ませようとしすぎる。
 僕は言ってもらわないとわからない。

僕の「こだわり」が度を越している部分は、あるのだろう。
ひょっとすると、他人よりも

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復帰六日目。哲学入門

復帰六日目。哲学入門

六日目ともなれば、もう慣れたもので。
勤務自体は淡々とこなせる自信が回復してきました。
通勤は、やっぱりダメだ!

昨日も触れた「勉強の哲学」。朝の通勤電車で読み終えました。

哲学っていうと、何を思い浮かべますか? ソクラテス?
豊かな髭をたくわえ貫頭衣をまとったおじいちゃんたちが、象牙の塔で侃々諤々の(いや、あるいは飄々と)議論を戦わせている姿が、なんとなしに浮かびます。

アキレスは亀に追い

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復帰三日目。眠さクライマックス

復帰三日目。眠さクライマックス

眠さクライマックスと書いたけれど、いや、まだまだ最高点には到達していないともおもう。かなり盛った。

僕がほんとうに耐えられないほど眠いときは、歩きながら寝ます。(危険)

朝6時に起きて活動するという今までにない朝型生活(平日限定)を持ち込んでいるため、ほんと、ダメです。眠い。まだ月曜日じゃないか。あと四日も平日をこなさなければならないじゃないか。ひょっとしてこれはピンチではあるまいか。

数ヶ

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6月6日雑感

6月6日雑感

今日ツイッターで囀ったものをいくつか拾ってまとめてみる。

人を教えるルール「〜はダメ」、「〜してはいけない」、などのような否定による命令は動きを止めてしまう。だから「〜しなさい」様の能動態でルールを記述しなさい。そんなことが言われる。

こどもが飛び出そうとしたときに「ダメ!」と叫んだら、そこで固まって車に撥ねられる。だから「下がって!」と言いなさい、みたいな。否定のルールは、それからOKな行動

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愛する、ということ

愛する、ということ

『自分が話したいことと、相手が聞きたいことは違う』だから「聞き手が興味のある話題」に絞り込んで、話せるようにする。

そのために、自分の話したいことをリストにまとめておき、折にふれリストを片手に「この中でどれが聞きたい?」と尋ねて、その話をしてみる。(オチをつける必要はないけれど最後まで話しきる)

これを繰り返し練習することで(自分が話したいことでなく、人が)聞きたくなる話ができるようになる。

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憧れる共有と伴走、阻むエゴ

憧れる共有と伴走、阻むエゴ

cakes の新連載「わざわざ平田の移住日記」。

「評価しない」という理念はここ数年来、僕がしたくて、でもどうやって実現したらいいかわからない悩みのひとつだ。
それが実現されていることに、衝撃と、羨ましさと、そして、この方法では僕には無理だという諦めと、では何ができるのか、僕は何がしたいのか、いろいろな思いが入り混じる。

小さな暮らし
耕して食べ物を手に入れ、衣類を洗い、調理して、寝て、起きて

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壊れた世界、壊れゆく世界

壊れた世界、壊れゆく世界

今朝は9時から市民清掃。

休日は(いや、最近は妻がそっとしておいてくれるので平日でも)昼前まで寝ているし、こんな早い(!)時間に外を歩くことなんてない。
だから、こんな早い(!)時間に外を歩いている人がいることに、そしてそれが電車に乗ってどこかに出かけようとしていることに、めまいにも似た軽いショックを受ける。
さすが都会だし、なんだかみんな、すごいなあって。

どうせ集まらないし、行ってもおじい

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自分らしさという孤独

自分らしさという孤独

朝刊に『「自分らしく」ってどうすれば?』という小さな記事があった。

首相・加計学園の主張とは異なる愛媛県の文書が国会に提出された、だとか、団塊ジュニアが高齢者となる40年までの社会保障費がはじめて推計された、だとか。言いたくなることが渦巻くけれど、ひとまず措く。

フランスで暮らす女性ジャーナリストへのインタビューのまとめ。
元記事は、以下ハフィントンポスト・ジャパンの「日本での婚活をやめた。フ

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ゲーデルの不完全性定理

朝刊の書評欄に「不完全性定理」が取り上げられていた。なにを言ったものなのか把握したいのでメモ。
(そういえば、「ゲーデル、エッシャー、バッハ」も読んでみたいな……)

『第一に、「(自然数論を含む)数学のシステムは不完全である」』
『正しい、(真なる)数学的命題は証明可能で、誤った命題は反証可能だと考えられている。証明か反証のどちらかができる命題のことを決定可能な命題と呼ぶ。すべての命題が決定可能

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