完全五度

11月5日火曜日、晴れ

ちょっとずつ『音楽の科学』を読んでいる。先日読んだところに完全五度の音について説明があった。
ふだん目にするト音記号が書かれている五線譜。五線譜の一本下のところからドの音がはじまるやつ。左すみにシャープもフラットもなければハ長調になる。(ドレミの歌を演奏したりだとか、とにかく基本の音の連なりになる調)

五度の音は、白い鍵盤で数えて4つ右隣の音。例えばドの五度上の音はソ。この五度の音を主音にしてソラシドレミファソがドレミファソラシドの長調が聞こえるようにするにはファの音を半音上げてファ♯を使う。ソが主音になるのでこれはト長調。
このト長調を五度上げるとレから始まるニ長調。今度はファ♯に加えてドが半音上がってド♯になる。これをさらに五度上げるとラから始まるイ長調。ここでファ#とド#、そしてソが半音上げたソ♯を加える。
なにが言いたいかというと、五度上の音階を取るたびにひとつずつ半音上がった音が加わる、ということ。

いままでよくわからずに眺めたいた五線譜だけれど、つまり調号がひとつ増えるごとに五度上の調に移行していた、ということだったんだな。
そしてヴァイオリンの弦は下からG、D、A、Eと並んでいる。(それぞれ五度の音の並び)
つまりG線開放弦から始めるとト長調(♯一つ)。ひとつ隣のD線からだとニ長調(#二つ)。さらに隣のA線からならイ長調(#三つ)。#が4つ並んだ五線譜も見たことがあるけれど、それはEから始まるホ長調だったんだな。(ただしE線から始めるとファーストポジションでは指が足らないのでD線の第1指から始める)

いまだに読めはしないけれど、左隅に書かれる調号の秘密はなんとなくわかった、気がしてきた。(半音含めて1オクターブは12音あるので、調号は最大6つまで、#6つか♭6つになるのだろう)

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