給湯器エラーの原因、特定ならず

2月9日土曜日、雪

なんどか予報があって、しかして降らなかった雪がついに今日、降った。

いや、年が明けてから一度降ったのかもしれない。けれどその時は僕が寝ていたか何かで外の天気を気にしなかったから、かも? 自分が認識しなかったときに起きた世界のあれこれは自分にとっては無かったも同然で、では果たしてそれらのことは本当にあったのかそれとも無かったのか? なんだかテツガク的な問いだ。

* * *

もとい。

ご近所の水道屋さんに見てもらったけれど、床暖房の微小な漏水がどこに原因があるのか特定はできなかった。(余談だけれど室外機のそばで話をすることになり、そのときも雪がぱらついていた。だから今日の雪はまさしく現実である。それにしても外は寒いのになぜ外で話をすることになるんだろうなあ……)

ひとつには床下が狭くてどうにもわからないということがあり、もうひとつには取り付けをしたガス屋が設置工事用の説明書を置いていかなかったので室外機の仕様がまったくもって不明だということがあり、加えてリンナイのサービスマンが先々週の土曜日に「問題の切り分けのために」床暖房の配管を外しておきますと施した工事がそのまま放置されている。仕様不明、なにを外したのか、どう繋ぎなおせばよいか。そういうのがわからなければ水道屋だって手の出しようがないというものだ。

リンナイのサービスマンは、床暖房の配管を外して問題が起きなかったのだから原因は配管にある。配管にあるのであれば私らは何もできない。ゆえにサポートはこれで終わりだと電話で妻に告げた。
おい、施した工事は放置か? 放置なのか?! と、この日の日記でも僕は怒っている。

それにしても困った。

かれこれ10数年に渡って使ってこなかった床暖房だけれど、壊れたまま放置するというのが気持ち悪い。いままでも冬の寒い日は凍結防止に温水がいくらか循環していたのを知っているだけに、配管が外されたままだといつの日か凍結して破断したりだとか、手の施しようがない崩壊(つまり修理しようとして莫大な費用のかかる)に至るのではないか? という疑問と不安がある。

使わなかったのだから、今後も使わないだろう。故に手が施しようもなく壊れても困らない。

そういう推論も、できなくはないのだけれど。
けれどやっぱり、一度でも手に入れたもので、使える(かもしれない)ものは使える状態に保っておかねばならない──そんな気持ちがするのである。

なんかの病気だろうか?

* * *

ガス屋の担当者はとにかく、どう言っても仕事が遅いしいい加減。考えると不愉快になるのだけれど、設置用の説明書なんて捨ててしまっているだろう。それにしたってやはり第一に連絡すべきは、ここか?(ああ、またイライラすることになる)

リンナイにしても、まず電話がつながりにくい。そしてあの担当者も、現況をつくりあげた一人。そもそも最初にメクラキャップをつければ解決しますと言った対処は効果がなかったというあたりで、その問題解決能力に疑問符をつけている。

水道屋は機械の説明書がないとわからないという(それは当たり前だ)。湯を流してみないことには漏れる場所もわからない(当然の主張だ)。そう言いながらも床下に潜って、ひとまず目に見える漏れは確認できないと確認はしてくれた。

リンナイサービスマンを呼んで配管を戻してもらったら、ふたたびエラーが出るようになって風呂の湯が張れなくなるだろう。でも戻さないと原因を調べることさえできない。そして設置用の取扱説明書がないと……。

ああ! もう!!

関係者が多くて話がまとまらない。そして時間だけがむやみやたらと過ぎていく。それぞれの技能持ちが一堂に会して原因を探り解決してくれたらいいのに……。

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