将棋AIで学ぶディープラーニング:2日目

(2日目と言うものの、今日までにざっと通読している)

「本書の読み方」にある「まずは動かしたい方」の手順に沿ってインストールして動かしてみようとおもった。
この記事では、動かすための下準備を済ませた(はずの) Docker イメージをビルドするところまで紹介する。(後日、動作確認して動かなかったら訂正します)

イメージは DockerHub に登録したので、先に試してみたい方はどうぞ。
以下コマンドで GPU 版の python-dlshogi をインストールした(つもりの)イメージを取得できる。(CPU 版はタグ :cpu を後置して取得。詳しくは記事後半を参照してください)

docker pull ryohji/py-dlshogi

モジュールの確認

ここからは書籍の順に手順を確認したメモ。

まずはリポジトリー python-dlshogi のクローン。

git clone https://github.com/TadaoYamaoka/python-dlshogi

ブランチは master と cpu-only の二つがあった。
今日5月31日時点で、それぞれにバグフィックスコミットがひとつ入っている。
僕の環境では GPU が使えないので cpu-only ブランチを使う予定。

7.2 節によれば setup.py を準備して pip install とある。
setup.py はリポジトリーにあるので、準備不要。

この pip install を済ませた docker イメージを作ると良いだろう。

pip install --no-cache-dir -e .

ひとまず動作確認したいだけなので、そうであるなら --no-cache-dir オプションは無しで良いかもしれない。(chainer/chainer:v3.3.0-python3 同梱の pip3 は --no-cache-dir オプションを受け付けなかった)

もう一つ、別のコントリビューターによる python-shogi が必要だという。こちらは pip のみで導入可能。

pip install python-shogi

依存モジュールは python-shogit および、著者による python-dlshogi のふたつ。
あとは対局手順(8章、10章、12章)を参照のこと、か。

Dockerイメージ

ひとまず、 shogi と dlshogi ふたつの python モジュールを組み込んだ docker イメージを作成、オンラインで利用できるよう DockerHub に登録した。

CPU 版は以下で取得できる。

docker pull ryohji/py-dlshogi:cpu

GPU 版は ryohji/py-dlshogi:gpu およびタグ無し latest で取得可能。

これら docker イメージをビルドする Dockerfile は以下の GitHub リポジトリーに公開している。

環境をどうやって構築するか。
そういうまとめも、書くといいんだろうけれど……、ごめん。この記事のスコープからは完全に外れるので省略する。

これでモジュールは揃っているので、動かせる、はず。
だけれど動作確認は次回に譲る。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?