自衛官募集ポスター

3月1日金曜日、晴れ

お昼は(ふたたび)大崎ブライトコアの WANG'S GARDEN。

今日は、前々回「こんなのあったんだ、これにすりゃよかった」、前回「しまった忘れてた、これにしようとおもってたんだ」の『名物ランチセット』1250円なり。

よだれどり、麻婆豆腐、シュウマイが揃って出てくる。

とくに麻婆豆腐は花椒がピリッと効いていておいしい。食べていて「中華っていいなあ、これだよこれ」とじんわり幸せな気持ちを噛みしめることができる。

* * *

Android 版アプリの担当していた機能はほぼ完了していたのでお手伝い。

ここをこうして、ああして、そうしたらこう整理できて……。

僕はたぶん、自分でモノを作るのが苦手なんだとおもう。できあがったものを見て「ああでもない、こうでもない」「ここは削れる」「ここはこっちに持って行ったほうがいい」と分析して作り変えていくのが得意。仕上げ担当っていうのか。
まあでも「批判なら得意」という、ただそれだけのことなのかもしれない。それにしたって実際に「こうしたほうがいい」と代案を出して作りかえているんだから、ちょっとは前に進められているんだとおもいたいところだけれど。

* * *

整理がついていないのでひょっとしたら書かないほうがいいのかも、だけれど。書くことでなにか見えてくるかもしれないので、書く。

先に僕の正直な感想を書いておくと「気持ち悪い」だ。このポスターを見て集まるような自衛官は、辛い。

僕はアニメ好きだし、過剰な露出の女の子が出てくるのも見てきた。
ひょっとしたら昔は Facebook で記事コメントにぶらさがってる「所詮アニメ。目くじら立てるな」「死ね老害」みたいなことを言った、かもしれない。(死ねまでは言わなかったとおもうけど)

かわいいい女の子をみて、かわいなあとおもうのは良い。ちやほやされたいなあ、というのも問題ない。人はそれぞれ趣味を持って追求していいものだとおもう。

ただ「パンツじゃないから恥ずかしくないもん」うんぬんのセリフを見てわかるとおりこれは(過剰に強調された)性的な記号をフックにした作品なのだろう。(見てないものを想像で決めつけるのは拙い、とはおもう。けれどキャッチがそうである以上、そこから始まった作品だと考えるのは不当ではあるまい)

公衆往来のど真ん中で性的記号を前にウッホウッホしているのは、いくらなんでも醜悪だ。

「そんなことはない、性的だと批判する者こそが性的倒錯者だからだ」そういう反論が眼に浮かぶようだ。
なるほど。ではそうだとしよう。
だったら倒錯者たちの前に君たちの大事なアイコンを晒さないほうがいい。それこそどんな変態的な倒錯にふけられるものか、考えるだに恐ろしくはないかね?

ひと昔前だけれど、このような絵を見て「萌える〜」と盛り上がっていた集団を思いだすにつけ、性的な結びつきを僕は否定できない。

いいんだ。別に性表現が悪いわけじゃあない。

繰り返すけれど、場所が問題だ。
内面はどうあろうと自由。
ただ隠してほしい。紳士であってほしい。
人と人が付きあうっていうのは、そう言うことだとおもう。

面と向かって「ばか」だの「変態」だの悪口雑言の限りを尽くす人とは、まともな関係を取り結べないだろう。モヒカンピアスマッチョ刺青な人物が立ちはだかって10分、無言の圧力をかけてきたら死ぬほど怖いだろう。

同様に、ポスターの前で鼻の下を伸ばしてズボンの前を膨らませたのを見て(あるいは公衆では平常な顔をしているかもだが、夜中にそうだっただろうことを連想させた者が)

「あなたがたを守りたい!」

と言っても説得力がない。ひょっとしたら彼らが守りたいものは、僕のような老害性的倒錯者ではなく高貴なるアニメの世界、そしてその登場人物たちなのかもしれない。でも、だとすればそれは自衛官ではないのではあるまいか。

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