17 くんくん、なにー?と応えるお店、人生のピーク
息子はぼくを「くんくん」と呼んでいる。彼が喋り始めてからほとんどずっとだ。もともとぼくが妻を「あっちゃん」と呼び、妻がぼくを「りょうくん」と呼んでいる(温子と亮一だから)。それを見つづけてきた幼い我が子はある日、言った。「ちゃんちゃん!くんくん!」と。
「ちゃん」と「くん」という、本来は無用であり個性も意味もない方をあえて選び、それを二度繰り返すことで新しい言葉として生み出す。そんな彼のクリエイティブにぼくは心底驚いた。あとシンプルにかわいい。そんな名前をつけてもらえてうれ