見出し画像

日本文化を紹介するオススメのフランス人Youtuber(フランス語の勉強にもどうぞ)

みなさん、フランス人からみた日本がどう映っているのか気になりませんか。フランス人の日本に関する関心度は年々高まっています。2019年に336,400人ものフランス人が日本を訪れたそうです(日本政府観光局調査)。2015年214,228人であることを踏まえても、日本文化への関心が年々高まっていることがわかりますね。

僕がフランスに住んでて驚いたことの一つは、フランス人が日本のことを予想以上に知っていて興味を持っている、ということでした。僕が働き始めた頃、職場のレストランオーナーのオリヴィエは、なぜか日本のヤクザのことをよく知っていて「シノギ!」「ゴクドウ!」「ドンパチ!」「ハラキリ!」「イレズミ!」とか日本人の僕にさえ全く馴染みのない言葉を連発していて非常にびっくりしました。働き始めだったということもあって、その時は「この人もしかしてマフィアかな」、「ここでやっていけるかな・・・」なんて一瞬不安になりましたが、オリヴィエはとても優しくて面倒見のいいオーナーということがわかって今では楽しく働いています笑。

このようなフランス人との不思議な会話を通して、「フランス人に日本はどのように映っているのだろうか」と気になり、今回は日本文化を紹介しているオススメしているYoutuberを取り上げていきたいと思います。


Tev-Ici Japan

このチャンネルの創設者のTevは日本に10年住んでいて、奥さんは日本人でお子さんも二人います。彼は日本語も流暢に喋れます。ビデオでは、日本の変わった文化を独自の視点から批評、考察していて非常に面白いです。たとえば「アイドル文化」や「終活」「ホスト、キャバクラ」「ラブホテル」など、フランスには存在しない独自の文化を解説しています。ただ面白おかしく解説するのだけではなくて、常に歴史的、社会的背景も上手に説明していて日本人の僕でも勉強になることが沢山あります。また、ラーメン、ハンバーガー、日本にあるフレンチレストラン等の食レポ動画も沢山あげていて、それもすごく面白いです。フランス人の本音が垣間見れるのでこのチャンネルは非常にオススメです!



Louis-san

Louis-Sanは日本とフランスのハーフで、二つの国で育った経験があるので日仏両方の文化に精通しています。ハーフだからこそ感じる日本のヘンテコなところを沢山取り上げています。Le Racisme au japon(日本での外国人差別事情)のビデオでは、日本にいて感じる「差別」を彼独自の視点から考察していて非常に興味深いです。彼はビデオでRacisme curiosité(興味からくる差別)、Discrimination positive(ポジティブな差別)という二つの用語を用いて日本で感じる差別を解説しています。Racisme curiositéはDiscrimination positive外国人に対する興味から、日本人との外見的特徴の違いを強調されたり、変に凝視されたりすることだとしています。「いいな〜目が青くて、顔が小さくて」、「うわ、腕毛ボーボーじゃん剃らないんだ〜」、「ハーフだったらとっても可愛い、もしくはイケメンなんだろうな〜」みたいなことよく日本で耳にしますよね。そういうのは、決してネガティブな意味合いで発している言葉ではなく、褒め言葉のつもりでも、もしかしたら彼らを傷つけてしまっている可能性があります。あと、外国人の方が一生懸命日本語でコミュニケーションを取ろうとしているのにやけに英語ばかりを使って話す日本人の人がいますよね。それは大きなエゴです。外国人みんなが英語を喋るわけでもないし、彼らはあなたの英語を喋るための練習相手ではありません。もし日本語で話しかけられたら、まずはその相手に日本語で返事してあげるのが礼儀だと思うのです。自分が外国で現地の言葉を一生懸命喋って、違う言語で返事されたらあまりいい思いはしないと思います。Louis-sanも動画で、その経験が沢山あって、とてもウンザリしていると言っています。



Ichiban Japan

Ichiban Japanを立ち上げた、Guiguiは日本全国を旅行し、現地の人との関わりを通して日本文化の良さや、原風景をYoutubeを通して発信しています。彼の動画を見ると非常に凝っていて、たくさんの勉強、努力のもと作成されたんだなとすぐに気づきます。最近の動画で、Une journée dans la vie d`un chef de resto de nouilles au japon(うどん屋さんで一日働いてみた)というものがあります。彼は実際に香川に行きうどん屋さんで一日働き、接客やうどんを作る過程を実際に働くことによって学び、日本でのリアルな体験を動画を通して紹介しています。他にも興味深い動画が沢山あります。個人的には、日本の女子校や男子校に潜入して、どのような特徴があるのかを考察している動画が好きです。



JAPANISTAR

JAPANISTARのクロエも日本人とフランス人のハーフで、日本文化に関する動画を配信しています。彼女は、高校までフランス育ちで大学から日本で住み始めています。彼女のフランスでの幼少期の経験と日本での大学生活の比較はとても興味深いです。フランスでの幼少期では日本人とフランス人のハーフということでいじめを経験し、日本人らしさ、日本人の要素をなるべく消すようにして生活してたみたいです。でもある時から、漫画やアニメに夢中になり日本文化に大きな興味を持つようになり、大学生活は日本で送ることを決めます。しかし、理想に描いていた日本での大学生活とは全くかけ離れた経験(ハーフとして変に特別扱いされる、心ない言葉を浴びせられる等)をすることになり、「日本人らしさ」「フランス人らしさ」というアイデンティティが曖昧になり、段々と揺らいでいった、と話しています。


Tokyo no Jo

こちらは番外編で、フランス語で日本のヘンテコなところを取り上げている日本人のTokyo no joです。Joはフランス在住で、フランス人向けに日本についての動画をいくつかあげています。彼の渾身の演技は面白おかしく、すごく笑える動画ばかりです。多くのフランス人のファンがいるのも納得いきます。


まとめ

彼らのYoutubeの登録者数(Tev-ici japan56万人、Louis-San55万人、Ichiban japan 28万人、JAPANISTAR2,45万人、Tokyo no Jo 13,7万人)をみても分かる通り、多くのフランス人が日本に興味を持っていることがわかります。

彼らのYoutubeを通して、日本がどのようにみられているのかを考察してみてはいかがでしょうか。

こちらの記事では、フランス語を学ぶためのYoutuberも紹介しているのでよかったらぜひチェックしてください↓












この記事が参加している募集

おうち時間を工夫で楽しく

あなたのサポートで新しいことに挑戦して、またnoteでシェアしたいと思います!ありがとうございます!