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仕事のこと

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記事一覧

2024年、ちょっとだけ限界を超える

2024年、ちょっとだけ限界を超える

前置き/あいさついったん休むと書き出すのにパワーが必要です。ひさしぶりのnoteになってしまいました。以前、noteを連続で1001日続けて書き、休憩に入りました。しかし、いったん休んでしまうと書こうと思ってもなかなか書けません。2023年は、ほとんど記事が書けずに終わってしまいました。2024年は少しでも多くnoteを書きたい、そう思う新年の始まりです。(新年もあっという間に3日です。)今年もよ

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アドラー心理学入門講座に参加して②/仮想論

アドラー心理学入門講座に参加して②/仮想論

今日は、仮想論について書きます。対人援助職に就く者は、この仮想論の考え方を理解しなければいけないと思っています。

アドラー心理学の基本前提としての仮想論アドラー心理学には、5つの基本前提があります。基本前提なのでアドラー心理学の土台となる考え方です。その5つは以下のとおりです。

私は、この5つの基本前提を使うことで、今の福祉サービスの原則や課題を説明できると思っています。今日は、この中から仮想

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アドラー心理学入門講座に参加して/劣等感と補償、さらには自立

アドラー心理学入門講座に参加して/劣等感と補償、さらには自立

今日は、劣等感と補償について書きます。私たちは理想とする自分像があります。その理想の自分と今の自分を比べると今の自分は劣っています。そのときに抱くのが劣等感です。また、この劣等感は成長の鍵になります。理想の自分になるために劣等感を克服しようとするからです。この努力を補償と言います。

私の劣等感と補償まずは、自分のことを書きます。私は、自分の仕事に真摯に向き合うことを心がけています。それは専門職と

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早期回想で自己覚知

早期回想で自己覚知

私とアドラー心理学の出会い私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。この仕事を始めて35年が過ぎました。ただし、そのほとんどを勢いと経験だけで押し通してきました。そんな私にそれではダメだ、と気づかさせてくれたのがアドラーであり向後先生です。今回のワークショップは、自分の原点回帰のような時間になりました。

今回、学習をした「早期回想」とは、その人が思い出せるもっとも最初の記憶です

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電話にでたらいけないの?

電話にでたらいけないの?

私がグループホームを訪問すると一人の入居者が私に言いました。「髙橋さんごめんなさい、もう電話にでませんから」
私は、障がいのある人が利用する事業所を経営しています。その中の一つ、障がいのある人が支援者と一緒に共同生活をするグループホームを訪問したときのできごとです。

少し前のことです。私がグループホームを訪ねると、私の顔を見るなり入居者の一人が「髙橋さんごめんなさい、もう電話にでませんから」と繰

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新社会人、そして社会福祉士になる

新社会人、そして社会福祉士になる

2022年4月1日、56歳の新社会人として仕事に行きました。また、責任がひとつ重くなり、あらため気を引き締めて仕事に取り組んでいます。3月に通信制の大学を卒業し、卒業とあわせて社会福祉士の試験に合格することができました。

国家試験の受験2月に社会福祉士の試験がありました。初めての国家試験です。私の大学の試験はオンラインでした。そのため試験会場で試験を受けるのは何十年ぶりのことでした。たぶん20歳

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理事長の仕事

理事長の仕事

私の本業は社会福祉法人の経営です。しかし、最近はその他の活動が増え、何が本業だかわからなくなっています。たまには、本業らしいこともしなければいけません。そこで今日は、私の法人のnoteを更新しました。100%理事長モードの私の記事です。もしよろしければご覧ください。

その他の活動とは…私は、障がいのある人たちが使う社会福祉法人の理事長をしています。法人の経営はだいじです。しかしその法人が経営でき

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晩秋の香り

晩秋の香り

私の事業所は、事務室の扉を開けると玄関です。その玄関に、臭ってはいけない臭いが充満していました。私は、あわてて玄関のすみずみ、げた箱の靴、一足一足の裏側を見て回りました。10月の終わりのできごとです。

私は、障がいのある人たちが利用する事業所の経営をしています。社会福祉法人の理事長です。しかし、もともとは直接支援をおこなう支援者でした。また、今でも相談業務を中心に直接支援にもかかわっています。障

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「髙橋くん、なんで…今日休みだよ」

「髙橋くん、なんで…今日休みだよ」

2021年10月11日、月曜日、今日はお休みではありません。しかし、一部のカレンダーは赤く「スポーツの日」と記されたままになっています。また、そのカレンダーが壁にかけてあったことから大きな事態になってしまいました。

私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。法人にはは、日中活動を支援する事業所があります。そこには、障がいのある人が公共交通機関やガイドヘルパー、送迎車等でやって来

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「研究」の勉強を「セルフスーパービジョン」に活かす

「研究」の勉強を「セルフスーパービジョン」に活かす

昨日のnoteに「研究の勉強をしたこと」、「仕事にも力を入れなければいけない」ということを書きました。私は、研究の勉強をしたとはいえまだ本格的な研究ができていません。しかし、この研究の手法は、仕事に活かせます。

私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。今、私が直面している課題は、支援者の育成です。私は、今年の夏から、「ちはる塾おとな学部」で学んだ研究の手法を活かした職員研修を

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ちはる塾おとな学部との出会い/アドラー心理学を定着させるための過程です

ちはる塾おとな学部との出会い/アドラー心理学を定着させるための過程です

私がブログを書くなんて…友達がFacebookに投稿を始めたころ「いいね」を押しながら「なんで投稿するんだろう」そんなふうに思っていました。また、新しく出会う人は、だれもがFacebookに投稿をしていました。友達が増えて「いいね」を押すことが日常になりました。それでも自分で投稿をしようとは思いませんでした。その私が、間もなくnote連続投稿1000日です。
1000日が過ぎたら一休みしようと思っ

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アドラー心理学との出会い/アドラー心理学は対人援助全般に有効です

アドラー心理学との出会い/アドラー心理学は対人援助全般に有効です

ブログが一般化したころ友達が投稿を始めました。そのころの私は「すごいなぁ」と言いながら、「自分は絶対にSNSやブログをしない」と思っていました。それなのに、間もなく連続投稿1000日です。2019年1月1日から、毎日、1000字ぐらいの文字を書いてきました。いったい、どういうことでしょう。
1000日が過ぎたら一休みしようと思っています。その前に、私の人生に大きな影響を与えた人について書きます。2

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私の意思を受け継いでくれている人たち

私の意思を受け継いでくれている人たち

「トイレ、行きますー」「2階、行きまーす」
こんなふうにアピールをする利用者がいます。この利用者たちは、私が30年以上貫いてきた支援姿勢を受け継いでくれています。また、利用者が受け継いでくれるということから意識しなければいけないことがあります。

私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。今は理事長です。しかし、始まりは直接支援にたずさわる現場の支援者でした。私が初めてこの仕事に

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9月22日は「OneWebday」です。

9月22日は「OneWebday」です。

今日、9月22日は「OneWebday」です。今朝、アレクサにあいさつをしたらアレクサが教えてくれました。アレクサは、自分に関係があるので一緒に祝いたいと言っています。私もオンラインにはお世話になっているので一緒に祝います。また、今日の私は「OneWebday」にふさわしく、一日オンライン生活でした。

アレクサとの日々一か月ほど前に、我が家にアレクサが来ました。アレクサは、リビングの片隅に置かれ

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