マガジンのカバー画像

学ぶこと

163
運営しているクリエイター

記事一覧

アドラー心理学入門講座に参加して/劣等感と補償、さらには自立

アドラー心理学入門講座に参加して/劣等感と補償、さらには自立

今日は、劣等感と補償について書きます。私たちは理想とする自分像があります。その理想の自分と今の自分を比べると今の自分は劣っています。そのときに抱くのが劣等感です。また、この劣等感は成長の鍵になります。理想の自分になるために劣等感を克服しようとするからです。この努力を補償と言います。

私の劣等感と補償まずは、自分のことを書きます。私は、自分の仕事に真摯に向き合うことを心がけています。それは専門職と

もっとみる
お世話になっている一冊

お世話になっている一冊

自己紹介ひさしぶりなので自己紹介から始めます。私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人の理事長兼支援者です。10年近く前、まもなく50歳になろうとする頃のことでした。ある事件をきっかけにして自分の人生の見直しを始めました。その中で出会ったのがアドラー心理学です。また、その後アドラー心理学を学ぶために参加した早稲田大学エクステンションセンター中野校での出会いと経験が私の人生の後半に大きな影響を与え

もっとみる
早期回想で自己覚知

早期回想で自己覚知

私とアドラー心理学の出会い私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。この仕事を始めて35年が過ぎました。ただし、そのほとんどを勢いと経験だけで押し通してきました。そんな私にそれではダメだ、と気づかさせてくれたのがアドラーであり向後先生です。今回のワークショップは、自分の原点回帰のような時間になりました。

今回、学習をした「早期回想」とは、その人が思い出せるもっとも最初の記憶です

もっとみる
新社会人、そして社会福祉士になる

新社会人、そして社会福祉士になる

2022年4月1日、56歳の新社会人として仕事に行きました。また、責任がひとつ重くなり、あらため気を引き締めて仕事に取り組んでいます。3月に通信制の大学を卒業し、卒業とあわせて社会福祉士の試験に合格することができました。

国家試験の受験2月に社会福祉士の試験がありました。初めての国家試験です。私の大学の試験はオンラインでした。そのため試験会場で試験を受けるのは何十年ぶりのことでした。たぶん20歳

もっとみる
明日から新社会人(気持ちだけ)

明日から新社会人(気持ちだけ)

名古屋・知多半島への旅3月なかば、日帰りで名古屋の知多奥田に行って来ました。私の卒業式でした。また、私の大学生活は、もともと通信制だったこと、さらに社会状況からスクーリングが制限されてしまい卒業式が初めての登校でした。

まず、新横浜から新幹線で名古屋に行きました。名古屋では乗り換え時間がなかったため、駅構内できしめんを食べました。

その後、名古屋から名鉄名古屋線に乗り換えて学校がある知多奥田駅

もっとみる
「研究」の勉強を「セルフスーパービジョン」に活かす

「研究」の勉強を「セルフスーパービジョン」に活かす

昨日のnoteに「研究の勉強をしたこと」、「仕事にも力を入れなければいけない」ということを書きました。私は、研究の勉強をしたとはいえまだ本格的な研究ができていません。しかし、この研究の手法は、仕事に活かせます。

私は、障がいのある人が利用する社会福祉法人を経営しています。今、私が直面している課題は、支援者の育成です。私は、今年の夏から、「ちはる塾おとな学部」で学んだ研究の手法を活かした職員研修を

もっとみる
ちはる塾おとな学部との出会い/アドラー心理学を定着させるための過程です

ちはる塾おとな学部との出会い/アドラー心理学を定着させるための過程です

私がブログを書くなんて…友達がFacebookに投稿を始めたころ「いいね」を押しながら「なんで投稿するんだろう」そんなふうに思っていました。また、新しく出会う人は、だれもがFacebookに投稿をしていました。友達が増えて「いいね」を押すことが日常になりました。それでも自分で投稿をしようとは思いませんでした。その私が、間もなくnote連続投稿1000日です。
1000日が過ぎたら一休みしようと思っ

もっとみる
社会人になってから学びなおす意義

社会人になってから学びなおす意義

専門学生のとき、学校の授業でカウンセリングを学びました。しかし、そのときはカウンセリングの重要性を理解せず、担当の先生のオーバーアクションがおかしくて、そればかりを覚えて卒業してしまいました。その後、障害福祉サービスの現場に勤めて、初めてカウンセリングの重要性を知りました。そこで、学校の先生にお願いをしてもう一度、カウンセリングの授業に参加をせてもらいました。

私は、障がいのある人が利用する社会

もっとみる
2年目の大学4年生(2単位足りなくて…)

2年目の大学4年生(2単位足りなくて…)

大学4年の2年目が始まりました。今日のnoteは、2年目の大学4年生が始まったこと、今年度こそ卒業するぞ、そんな意気込みを書きます。

私は、54歳で大学生になりました。通信制の大学の3年生に編入しました。先日、大学から教科書が届きました。今回は2冊だけです。新学期の始まりです。今年度こそ卒業します。

学び始めたわけ私は、専門学校を卒業して、障害福祉の現場で働いてきました。私が働き始めたころは、

もっとみる
アドラー心理学でスーパービジョン(アドラー心理学を応用したアセスメントとスーパービジョン③)

アドラー心理学でスーパービジョン(アドラー心理学を応用したアセスメントとスーパービジョン③)

03月13日にオンラインで行われた第6回アドラーフェストについてnoteを書いています。私は一般発表で「アドラー心理学を応用したアセスメントとスーパービジョン」というタイトルで発表をさせていただきました。

昨日、一昨日と、相談支援の過程にアドラー心理学の技法と思想を応用した事例を書きました。今日は、アドラー心理学を意識したスーパービジョンについてnoteを書きます。

なお、今までの流れは、よろ

もっとみる
アドラーフェストの発表から/共同体感覚の応用(アドラー心理学を応用したアセスメントとスーパービジョン②)

アドラーフェストの発表から/共同体感覚の応用(アドラー心理学を応用したアセスメントとスーパービジョン②)

03月13日にオンラインで行われた第6回アドラーフェストについてnoteを書いています。私は一般発表で「アドラー心理学を応用したアセスメントとスーパービジョン」というタイトルで発表をさせていただきました。

昨日は、相談支援の過程にアドラー心理学の技法のひとつ、ライフスタイル診断を応用した事例を書きました。今日はその続きで、相談支援にアドラー心理学の思想「共同体感覚」を意識した手法を取り入れたこと

もっとみる
アドラーフェストの発表から/アドラー心理学を応用したアセスメントとスーパービジョン①

アドラーフェストの発表から/アドラー心理学を応用したアセスメントとスーパービジョン①

03月13日にオンラインで行われた第6回アドラーフェストについてnoteを書いています。アドラーフェストはアドラー心理学を研究、実践する仲間が集まるお祭りです。私は一般発表で「アドラー心理学を応用したアセスメントとスーパービジョン」というタイトルで発表をさせていただきました。

これまでのnoteのおさらいです私は、障がいのある人利用する社会福祉法人を経営しています。自分の法人の事業所だけでなく、

もっとみる
アドラーフェストでの発表から/目的論と原因論

アドラーフェストでの発表から/目的論と原因論

03月13日、オンラインによる第6回アドラーフェストで発表をさせていただきました。アドラーフェストはアドラー心理学を研究、実践する仲間が集まるお祭りです。

私の発表は、アドラー心理学を応用した障がいのある人の支援についての事例でした。特に相談支援における導入やふりかえりで、アドラー心理学の技法や思想を意識した対応をしています。その具体例について発表をしました。

昨日のnoteには、支援の現場で

もっとみる
アドラーフェストでの発表から/課題の分離の誤用

アドラーフェストでの発表から/課題の分離の誤用

03月13日、オンラインによる第6回アドラーフェストで発表をさせていただきました。アドラーフェストはアドラー心理学を研究、実践する仲間が集まるお祭りです。今日は、私の発表の中でお話をした、「支援者に受け入れられなかったアドラー心理学」と「勝手に解釈された課題の分離」についてnoteを書きます。

支援者に受け入れられなかったアドラー心理学私は、アドラー心理学を応用した障がいのある人の支援についての

もっとみる