見出し画像

学んできたことをアウトプット

昨日、日ごろからお世話になっている戸塚区社会福祉協議会の職員向け研修において、「障がいのある方の人権」というテーマで45分、お話をさせていただきました。内容は前半が背景や制度の移り変わりについて、後半が実際の支援場面における事例をアドラー流に解説しました。

今回の研修でお話しさせていただいた背景や制度は、昨年のちはる塾おとなの研究コースで調べたことや読んだ論文が大変役立ちました。話の構成も研究発表会での発表原稿が活用でき、あらためて一年半の学びの成果を実感しました。

後半のアドラー流支援では、実際の支援者と利用者さんのやりとりをアドラー心理学の理論を用いて説明しました。

まず問題行動と称される行動は、ライフスタイルがおびやかされたときの対処行動であるということを目的論を使って説明しました。さらにその理論を使い、支援における大原則、意思決定支援についても説明をしました。また、支援者の「こうあるべきである」という意識が人権侵害につながることを、支援者の私的感覚であるということを明らかにして説明しました。最後は、向後先生が作られた共同体感覚の構造の図を用いて、障がいのある利用者さんの人権についてまとめることができました。

日ごろ、中野のエクステンションセンターで学び、自分なりに実践していることを言葉にすることで、自分がどの程度、アドラー心理学を理解できているか再認識することができました。良い機会を与えてくれた戸塚区社会福祉協議会の皆さんに感謝です。また、私は学生時代から社会福祉協議会にお世話になり今を迎えています。これからも社会福祉協議会のみなさんと一緒に仕事ができることを楽しみにしています。

この記事が気に入ったらサポートをしてみませんか?