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大好きな「あとがき」をLINEで配信します。

私事ですが、はじめて書籍(e-book)を出すこととなりました。

その書籍にわたしのLINE@コードをつけていて、「書籍のあとがきをLINE@で送ります!」という企画をおまけでつけてみています。

書籍の「あとがき」すきですか?

小説やエッセイというような読み物にはだいたい、あとがきがついています。内容はといえば、著者以外が書いた作品の解説文もあるけれど、著者自身が作品を書いたときのことを振り返るような内容が多い。

私はその、著者が書いているあとがきが割とすきです。

壮大な物語や、等身大のエッセイで心動かしてくれた著者が、ひとりの「作家」という職業を生きている人間として、素顔に近い文体で文章を書いている。

それはドラマなどの映像作品でいうならばメイキング映像であり、それでいて同時に、現代のブログ・SNSにも似たテキスト情報だと感じます。自分が憧れる舞台の上にいる人間が、自分に近い目線で日常や舞台裏を語っている情報という意味でです。

あとがきを読んでいるときには、「こんな気持でこの素晴らしい作品が生まれたのだなあ」と感じるとともに、著者が自分に少し近い距離で話してくれているように思えました。

現代における「あとがき」の距離感

その、「すっぴん」で「身近」な距離感で、「物語ではない日常」が語られるあとがき。

書籍を制作している過程で、「あとがきつけますか?」と言われたときに、ぴこーんと思いついたのが、「LINEであとがきを送ろう!」ということでした。

それは、LINEが「身近」な人たちと「日常」を共有し合うコミュニケーションツールだから。TwitterやFacebookなど、友だちとコミュニケーションをとるツールは数多あれど、特にLINEは密接な関係性を持つ人達とカジュアルでなんでもないやりとりをし合うことの多いツールだと思うのです。

「LINEであとがきを届けられたら、より一層『ともだちがこっそりわたしだけに教えてくれたすっぴんな話』という感触を感じてもらえそう!」と思ったのでした。

あとがきの取扱説明書

というわけで、私の書籍を買ってくださった皆様は、あとがきまで楽しんでいただければと思っております。

・あとがきは(最低)3回は更新します
せっかく印刷物でもなく、カンタンにいじれるLINE@のメッセージ機能を使うので、数回あとがきを更新してみようかと思います。書籍を出してすぐ、あとは何かのタイミングで2回ほど書籍を出したことについて振り返ることができればと。

ふと、少し先の未来に私の本を読み返してくれた人がいたとして、その時もういちどあとがきを読んでみたら、昔とはちがう私が書籍を書いた頃の自分を振り返っている、あとがきも読んでくれているみなさんと一緒に時間が進んでいて、一緒に当時を振り返ることが出来る、みたいな体験が起きたら、なんてことも少し期待しています。(実際は更新頻度と読んでくれている人があとがきを読むタイミングがうまく重ならないとダメなので、この体験をデザインするのは奇跡かもしれない、みんなで奇跡を起こそう!←)

・みんなに送りにくい感想は、私だけに送っちゃってください
昨今はWEB上のコンテンツを「SNSで語るため(テキストだけではなく写真などで”他人に伝える"行為も含む)」に消費する人も多いかもしれませんが、意外と本当の感想って、他人に見せれるものじゃなかったりする。だけど誰かに伝えたいような、そんな感想を、もし、もし!!抱いてくださったのであればLINEでこっそり私に送ってくだされば嬉しいです。宝物にします。返信もするかもしれません、しないかもしれません。

あとがき、読んでね

書籍を出すことを発表した時、沢山の人が「りょかちが本を出すなんて!スターになるまでのスピード感がすごい」ということを言ってくれました。実際、スターだから本を出せたかどうかは置いておいて、まだまだ私はインターネット村のスーパー駆け出しアイドルなのです。

そして自分は一人の会社員でもあります。最初、インターネットで取り上げられるようになった時、キーワードになったのは「自撮りはアバター」という言葉で、それは自撮りで有名になっていくインターネット上の自分をどこか他人を見るような視点で見ている言葉でもありました。実際まだまだインターネット上で言及される「りょかち」は他人のように感じています。

あとがきでは、そんなどこか他人として見えている「りょかち」として書籍を書いた心境を、カッコつけないテンションのまま書くことが出来たらいいなと思っています。LINEの仕組みを利用したカンタンなおまけコンテンツですが、沢山の人達のスマートフォンに、ともだちからのきまぐれな私信のような「あとがき」が届きますように。

あとがき付きの本はここから買ってください:)




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