嵐の活動休止から、改めて「辞め方」を考える。

noteのお題企画で、このようなものが立ち上がっていました。

今日はこのテーマで書いてみようと思います。

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りょうかん的な「嵐の思い出」。

僕の中で初めて嵐の曲をガッツリ聴いた記憶は、中学2年生の2004年。アテネオ五輪のテーマソングになっていた『Hero』をヘビロテして聴いていました。

陸上部に所属していた僕は、必ずこの曲を聴きながら大会の会場に向かい、自分の気持ちを高めていました。懐かしい記憶とともによく覚えています。

そして、時は流れて大学時代。

その当時お付き合いしていた方が、嵐のファン(二宮くん推し)だったので、僕の車内BGM用音源には嵐の曲がたくさん入っていました。

今でも、僕のiTunesに入っている全楽曲の中で曲数の多いアーティストを調べると、「ももいろクローバーZ」の次に「嵐」が表示されます

(ちなみに、「これ!」という曲がないので、過去に書いた思い出の曲リストには記載されていません)


嵐の活動休止報告を聞いて、頭に浮んだこと。

ちょっと思い出の数が少なかったですね。

せっかくなので、ここからは今回の活動休止報告を聞いて真っ先に頭に浮かんだ出来事について、書いてみようと思います。

その出来事とは、ちょうど1年ほど前の「有安杏果の卒業」です。

目標は『嵐のようにソロでも活躍しながらグループで集まると最強感のある女性アイドルグループ』と公言していた5人組のアイドルグループ。そんな中で、「普通の日常の生活が送りたい」と卒業を決めた有安杏果。

今回、嵐の大野くんが「自由な生活をしてみたい」とグループからの離脱をメンバーに相談したということと、重なる部分も多いように感じます。

しかし、かたや【1週間後の卒業&グループ存続】を決めたももいろクローバーZに対して、【約2年間の猶予&グループの活動休止】を決めた嵐。その対比は考えさせられるものがあります。


「メンバーの人生」に真剣に向き合った結果の有安卒業。

数日前に、書籍[ももクロ非常識ビジネス学]についての記事を書きました。

その中で、『メンバーの「人生」がすべての価値基準となる』というマネージャーの川上アキラ氏の言葉を引用していたのですが、改めて紹介させてもらいます。

 さまざまな「非常識」の裏にあるもの。
 それは「メンバーの人生を考える」ということである。
 マネージャーの川上アキラは常々「みんな小学生や中学生でこの世界に入ってきた。我々は親御さんたちから彼女たちの人生を預かっているわけで、その責任はしっかりと果たさなくてはいけない」と語っている。
 アイドルを単なるビジネスとして考えれば、どんどん消費して、疲弊してしまったら若い新メンバーを補充すればいい。
 だが、彼女たちの人生を長いスパンで考えた場合、まったく逆のやり方が「正解」ということになる。

出典: ももクロ非常識ビジネス学 P63

この言葉を文言通りに受け取ると、「普通の日常の生活が送りたい」と願う有安杏果の卒業を、メンバーだけでなく運営サイドも了承した理由はよくわかります。

何よりも優先されるべきは「メンバーの人生なんだ」という覚悟の現れでもある。


「メンバーの人生」に真剣に向き合った結果の活動休止。

一方で、嵐も「メンバーの人生」に真剣に向き合ったんだろうなと、会見の様子を見て強く感じました。

何度も何度も議論を重ね、お互いの気持ちをぶつけ合い、全員が腹落ちするポイントを丁寧に探って見つけた答えが、2020年末での活動休止だったんだろうと思います。

答えを出すまでに葛藤や苦悩は当然あったと思いますが、そのプロセスを踏めること自体が良質な関係性を築けている証拠だなと。

お互いに、お互いの、最高の幸せを考えて、人生の選択をする。そんな関係性の人が一人でも二人でもそばにいるっていいなって思います。


愛を宿して辞める。そんな辞め方が好き。

ももクロと嵐。

選択した答えは真逆ですが、両グループに共通しているのは「ファンへの愛」だなと感じます。

メンバーの卒業というショッキングな出来事からいち早く立ち直ってもらうために4人体制の姿を早くファンに見せようとした姿勢にも、活動休止までの期間を長く取ることでファンが受け入れる時間をつくろうとする姿勢にも、溢れんばかりの「ファンへの愛」を感じざるを得ません。

愛を宿して、辞める。

2018年は、有安杏果の卒業を皮切りに、信頼していたスタッフの突然な離職、3年間運営していたカフェの閉店と、[辞め方]について考える機会が多々あった1年でした。

その中で、どんな辞め方がベストなのか色々と考えていたんですが、今の段階でのその答えのようなものが『愛を宿して辞める』ということです。

もちろん、そこに正解はありません。

ですが、僕は「辞める側の愛が相手に伝わる」という、そんな辞め方が好きだなと。


まとめ:当たり前はいつまでも続くわけじゃない

どう記事を終わらせたらいいのかわからなくなりましたが、有安杏果卒業の際に書いた記事に載せていた教訓を紹介して終わりにしようと思います。

いつも、いつまでも、続くものはない。

そんな忘れがちな当たり前を、今日だけでも寝る前に復唱して見たいなと思います。


最後に。この記事、めちゃ良かったです。


良い日々を過ごしていきましょう。
では、またあした〜!


おまけ:明日の予定

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