1億人の象徴として生きる。その旅の先には、どんな新しい時代が待っているだろう。

平成最後の天皇誕生日。会見の動画を観ました。

テーマとして触れるべきか悩みましたが、心揺さぶられたので書いてみることにします。


日本国民の象徴として生きる

考えたこともない。どんな感覚なんだろうか。
想像すらできないけど、世界中で誰ひとりにも理解されない深い重圧はあったんじゃないかとは思う。

ひとりの「人」として——なんて言うとネトウヨの人から叩かれるのかもしれないけれど——、純粋に尊敬の念を抱いた。企業の経営者に抱く感情と似てるけど、それよりもさらに上位互換な感情な気がする。

そもそも「象徴」ってどういう存在か。
明確な答えはないから、常に自分なりにその答えに近い何かを模索し続けなければならなかったはずだ。

実際に、会見でもこのように語られていた。

今年も暮れようとしており、来年春の私の譲位の日も近づいてきています。私は即位以来、日本国憲法の下で象徴と位置付けられた天皇の望ましい在り方を求めながらその務めを行い、今日までを過ごしてきました。譲位の日を迎えるまで、引き続きその在り方を求めながら、日々の務めを行っていきたいと思います。

人生における最大の問い。その問いの奥行きが深すぎる。

そのどこまでも深い問いに向き合い続けていること自体に、僕は最大の敬意を持ちたいと思った。


皇后陛下への揺るぎない愛

そして、僕がもうひとつ心揺さぶられたのがこの部分。生涯の伴侶でもある皇后陛下への想いを語られていたところだ。

明年4月に結婚60年を迎えます。
結婚以来皇后は、常に私と歩みを共にし、私の考えを理解し、私の立場と務めを支えてきてくれました。また、昭和天皇を始め私とつながる人々を大切にし、愛情深く3人の子供を育てました。振り返れば、私は成年皇族として人生の旅を歩み始めて程なく、現在の皇后と出会い、深い信頼の下、同伴を求め、爾来この伴侶と共に、これまでの旅を続けてきました
天皇としての旅を終えようとしている今、(中略)、自らも国民の一人であった皇后が、私の人生の旅に加わり、60年という長い年月、皇室と国民の双方への献身を、真心を持って果たしてきたことを、心から労いたく思います

これを理想の夫婦像と言ってしまうのは躊躇するけど、純粋無垢に美しい関係だと思った。もともとは皇族の人間じゃない人が甚大な重圧を背負う人の横で寄り添い続けたことには、敬服の想いしかない。

なんと表現するのが正しいのか、言葉選びに悩むけど、揺るぎない信頼と愛を感じられずにはいられなかったです。


これから迎える新しい時代は、どんな時代になるだろう。

来春、明治以来初の生前譲位が実施されて、新しい元号となる。平成2年生まれの僕にとっては、初めての元号変更だ。

「平(和に)成(る)」という名の通りの時代が終わり、これから迎える新しい時代はどんな景色を見せてくれるのだろうか。

きっと、これから30代を迎える僕たち世代が重要な何かを担っていくのだと思う。ようやく、本当にようやく、その実感が湧いてきた。

そのために、そのためにできることは、今できることを全力で取り組み続けることだけ。だから、今日もまた一瞬一瞬を悔いなく生きていこうと思う。


というわけで、今日はこの辺で。

明日も充実した1日になるといいですね。
では、またあした〜!

毎日更新の記事末でお届けしている「有料おまけコーナー」を全て購読できるお得な月刊マガジン(780円)を作りました!
初回の2018年12月号では、11月24日以降の全記事のおまけコーナーを読むことができるので、興味のある方はこちらも検討してみてください!


おまけ:クリスマスイブの予定をこっそり教えておきます。

明日は、聖なる夜の前日です。3連休最終日の僕の予定を、有料ゾーンでこっそりお伝えしておきます。

明日は、恋人たちの聖地、、、、

ここから先は

175字

¥ 300

サポートしていただいたお金は、CAMPFIREパートナーの認知を広め、より多くの人にクラウドファンディングを安心して利用してもらうための活動資金として使わせていただきます。