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2020年5月の「最高の1日」を考える。

iPhoneのアラームが鳴る気配を感じて目が覚めた。カーテンの向こうから薄明るい光が差し込んできている。室内にこもる熱気が気になって少し開けたままにしていた窓からは、ひんやりとした空気が流れ込んできていた。次の瞬間、6時にセットしたアラームが鳴る。

鳴り響く音を数秒で止め、そのままMessengerを開き、隣の部屋で眠る彼女に「おはよー」と味気ない4文字を送る。付き合い始めたときから「起きたら必ず朝の挨拶をメッセージする」というルールを作っていて、最近は彼女より早く送りたいがために早起きをしている節もある。

むくりと体を起こし布団から出ると、少し背伸びをしてキッチンに向かう。ホエイプロテインと水をシェイカーに入れて、朝の散歩に出かけた。海が目の前にある熱海に住んでいるから、気持ちの良い朝はなるべく散歩するようにしている。海辺のベンチに腰掛けて、シェイカーに入れたプロテインをゴクゴクと飲んでいると、その様子をカモメが不思議そうに見てきていた。

散歩から帰ると、ケトルにお湯を入れてスイッチを押し、電動ミルにコーヒー豆を5杯分入れた。昨日「QUARTO」で買ったばかりの豆からはキレのある香りが漂っている。お湯が沸くまでの数分間、ソファに腰掛けて今の気分に合ったプレイリストをAmazonMusicで探す。まだ誰も起きてこない。

スピーカーから「朝に聴く爽やかなジャズ」が流れ始めた頃、ケトルからカチッと音が聞こえてきた。SmartNewsを読みながら、目覚めのコーヒーを淹れると、香ばしいコーヒーの匂いが部屋中をふんわりと包んでいく。

自分の分を専用のマグカップに入れ、残りのコーヒーを保温ポットに移していると、シェアハウスの同居人が起きてきた。「おはよう、コーヒー淹れたから飲んでいいよ」「ありがとー、今日も早いね」と会話を交わし、共有Slackに『リビングにコーヒー人数分淹れてあるので飲んでくださーい』とメッセージを送っておいた。接客業で働く人が多いので朝は比較的ゆっくりだけど、いつも全部飲み終えてくれているので元カフェ店主としては嬉しい限りである。

マグカップを片手に部屋に戻ると、MacBookを開いて今日のタスクを確認する。午前中に4,000字ほどのブログを書いてしまえば、午後はオンラインミーティングが1件あるだけだ。

ブログを書き始めようとしたとき、Messengerが届いた。「おはよー今起きた」「リビングにコーヒー淹れてあるよ」「ありがと」「午前中はブログ書いてるね」とやり取りをして、『Bear Focus Timer』を起動する。

1時間半が経って、長めの20分休憩の際にリビングに降りてみると、リビングの机の上に焼き菓子が置いてあった。側には「りょうかんさん、ドイツのお土産です」と同居人からの手紙が置かれてた。こういうコミュニケーションは嫌いじゃない。

自室か近くのコワーキングスペースnaedocoで仕事をしているだろう彼女に「ランチはどうする?」と連絡を入れた。即レスで「買い出ししてくるから一緒に作ろ。何がいい?」と返ってきた。「野菜たっぷりの炒め物系を希望」と返事をする。昼ご飯を一緒に作れる距離で仕事ができるのは、なんとも言えぬ幸福感だ。ランチの時間までにはブログを書き終えようと、休憩後の作業に取り掛かる。楽しみがあるからか集中力が非常に高い。

ご飯を食べながら「午後はなにするの?」と聞かれたので、「13時からミーティングがあるけどそのあとは予定ないよ。どっか遊び行く?」と答えると「小田原でも遊び行こっか」と彼女から提案される。「特に行きたい場所があるわけでもないんだけどさ」と言っているが、ただ一緒に散策するだけで楽しいデートになるから十分だ。

皿洗いをしながら「読みたい本を1冊持って14時に駅集合にしよう」と午後の予定を決めた。一緒の家に住んでるのに駅集合なのが僕ららしい。旅行に行くときも現地集合&現地解散のときがあるぐらいだから。

小田原のお洒落なカフェで仲良く読書をしていると、シェアハウスのSlackに「夜はカレー作るよ」と料理好きの同居人からメッセージが入ってきた。誰かの思いつきで一緒に夜ご飯を作る日があるけれど、そのゲリラ感も熱海っぽくて好きだったりする。

彼女に「どうする?」と聞くと、ちょっと悩んでから「カレーなら今日は帰るか」と返事があった。この微妙な間は「本当は小田原でご飯食べて帰りたかった」という感じだろう。「またゆっくりしに来よう」とそっとフォローしつつ、Slackに「僕らも帰ります〜参加2人追加で」と書き込んだ。

カレーを食べ終わり、しばしの談笑が落ち着くと、みんなそれぞれのペースで過ごし始める。パソコンで何かをし始める人、読書をする人、部屋に戻る人、お風呂に入る人。僕は部屋で運動着に着替えると「走ってくるわ〜」と日課のランニングに行く。毎日30分ぐらい、熱海では貴重な平地部分の海岸沿いを黙々と走り続ける。BGMはもちろん「ももクロ」だ。

お風呂に入り、部屋に戻るとパソコンを立ち上げて note.mu を開く。連続更新をして540日目となる今日も23時に書き始める習慣は変わらない。今日は短めに1,200字ほどの記事を更新して、そっとパソコンを閉じる。

隣の部屋にいる彼女に向けて「先に寝るね」とMessagerを送ると、部屋をノックする音が聞こえた。「おやすみを言いに来た」とメガネ姿で見つめてくる彼女の頭をポンポンと撫でて、今日も良い1日だったなと感慨に浸る。明日のアラームを6時にセットして布団に潜り込み、僕は夢の世界へとスッと落ちていった。


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というわけで、今日の記事は以上です。
古性のちさんの「朝起きて、夜寝るまでの「最高の1日」を考える」を参考に書いてみました。これ、意外と楽しかった!

では、またあした〜!

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はい、今日も3,500字ほどのブログを更新してます。
今日の記事は、実体験を元に「20代のうちに起業を経験しておいた方がいい理由」をまとめてみました。


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