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その気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ。

長らく読んでいた伊坂幸太郎さんの小説「砂漠」を読み終えました。

久しぶりにちゃんと小説を読んだので、少し興奮してます。
やっぱり小説っていいですね。

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毎日学校の図書館に通っては、司書の先生に「オススメの本はありますか?」と聞いて本を読み漁っていた中学時代。

当時の司書の先生が「岡田くんは好きだと思うの」と薦めてくれたのが、伊坂幸太郎作品でした。

あの当時発売されていた伊坂作品はほぼ読んだはず。一番好きな作家であり、一番読んだ作家でもあります。

そんな僕が、小説を読まなくなってきた頃に発売されたのが「砂漠」という作品だったようです。

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読後の感想を書こうと思います。

この小説は「大学3年生」の頃に読んでおきたかった。青春の楽しさや将来の視野の悪さをギュッと凝縮したような、そんな内容でした。

その気になればね、砂漠に雪を降らすことだって、余裕でできるんですよ。

強烈なキャラクターとして描かれている「西嶋」が、この世の中には無理なんてことはないと語るシーンの台詞。どこかありふれているようで、それでいて綺麗な言葉だと思います。

学生だった頃の「どこまでもいける気がする」という根拠のない自信を、フッと思い出させてくれるようでした。

そう言えば、ラストの卒業式で学長がこんな台詞を言うシーンがあります。

学生時代を思い出して、懐かしがるのは構わないが、あの時は良かったな、オアシスだったな、と逃げるようなことは絶対に考えるな。そういう人生は送るなよ

この台詞、伊坂幸太郎さん本人が小学校の卒業の際に担任の先生から言われた言葉を使ったらしい。この言葉を贈る先生も先生だけど、覚えている生徒もすごいよ全く。(僕は一切覚えてない)

こういう部分も含めて、小説っていいなと思う。


2019年。今年は必ず小説を書きたい。
やりたいことリストに書いたから、やるよ、絶対。


サハラ砂漠で積雪が観測されたそうです。だからというわけではありませんが、『砂漠』新装版です。


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というわけで、今日の記事は以上です。
次はどの作品を読もうかな〜

では、またあした〜!

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