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80歳まで働き100歳まで遊ぶ新たな人生

おはようございます!ryokaです!

まず初めに

 私は今までのnote投稿の際,1冊の本を必ず読破するという目標の元,執筆を行ってきましたが,時間をかなり消費してしまうことが,多々あり,他のやりたいことに割く時間を圧迫してしまうことがありました。
よって今後の執筆の際,インプット1時間,アウトプット2時間という制限を設けることにします。
この制限により執筆に対する集中力が向上し,他のやりたいことのために時間を創出することができると思っています。この実験が功を成すことを信じ,引き続き,アウトプット生活を続けていきたいと思います。
そしてこの実験により,本の紹介が複数回にわたって繰り返されることとなりますがご容赦ください。
「各章でまとめたもの」と「総集編」という風に分けて投稿しようとも考えています。
私の記事を見てくださる方にはお見苦しく感じることと思いますが,今後とも応援していただけたら嬉しく思います

それでは気を取り直して今日の本題に参ります!

新しい生き方を模索せよ! リンダ・グラットン,アンドリュー・スコット著 「LIFE SHIFT 100年時代の人生戦略」

本日はかの有名な「LIFE SHIFT」の解説に挑戦したいと思います。

この本のテーマは寿命100年が当たり前になりつつある未来,従来の生き方は合わなくなってくる。これから迫りくる不確実な事象に柔軟に対応するための戦略を共有しよう!というもの。

長い生涯

 先進医療の発達により,私たちの寿命は非常に長くなります。特に,私と同年代の1998年生の方は100年以上生きることができると予想されており,「今のお年寄りの方々の生き方」と「私たちの世代の生き方」とは大きく異なってくることが分かっています。

 アメリカとドイツの研究によると,日本人の場合,2007年生まれのこどもの半数が到達する年齢は107歳であると言われており,先進国の中でも極めて高い数字となっています。

 現在日本では100歳の誕生日を迎えた人全員に銀杯が送られており,今は銀メッキですが,昔は純銀製の杯が贈呈されるほど希少なことでした。制度がはじまった1963年の贈呈者は153人でしたが,2014年に送られた銀杯は2万個を超えたとの報告が上がっています。

 しかし長い時間生きることができる一方で弊害もあります。


まず,私たち世代の人は年金をあてにして生活することはできないだろうと思われています。
 一昔前までは勤労年数に対して,引退生活の年数が比較的短いうえに,公的年金,企業年金のサポートがあったため,十分に生活することが出来ていましたが,近年,長寿命化によって引退生活が長くなり,受給できる年金が少なくなってきているのが現状です。
 
 それに伴い,勤労年数を長くすることが余儀なくされます。60歳で定年退職というわけにはいかなくなるでしょう。なぜなら私たちは60歳で引退した場合40年間の長い長い余韻にひたることになるのですから。

ですが,もちろん悪いことばかりではありません

 単純に生きる年数が長くなるので,現在のお年寄りに比べて長く人生を楽しむことができます。世界を旅することもできますし,新しい事業を始めることだってできるかもしれません。長く生きる上では,時間的な制限によって二者択一に迫られ,諦めざるを得ないことが減ります。

 また,ただ漫然と長生きするのではなく,健康でいられる時間も長くなります。昔の85歳の方よりも今の85歳の方が元気でしょうし,それよりも100年後の85歳の人の方がはるかに元気でしょう。この長い人生の間に,新しい時代について学び直し,スキルの再習得に投資することが重要になってきます。娯楽(レクリエーション)の割合を減らし,自己投資と再創造(リ・クリエーション)の比重を大きくせざるを得ない時代がやってくると著者は言います。

今後の資金計画

 本書では世代別に人生の資金計画を比較しています。
1945年生まれのジャック 75歳になる世代(平均寿命の70歳で死去)
1971年生まれのジミー 現在49歳 平均寿命85歳
1998年生まれのジェーン 現在22歳 平均寿命100以上

 まず,ジャック世代は「教育→仕事→引退」の3ステージ制の人生でした。彼は20歳で大学を卒業し,62歳で退職し,8年間の引退生活を経て,70歳で亡くなられました。(という仮定)
 十分な公的年金と企業年金のおかげで,老後を最終所得の50%の資金で生きていくとすると,毎年年収の4.3%を貯金すれば十分でした。
(最終所得の50%の資金で生きると言うのは結構ぎりぎりのラインらしい)

しかし続くジミー世代にとってその3ステージ制は徐々に合わなくなってきます。年金は減ってきて,引退生活が長くなるため,ジミーは十分な資金を手にして老後を過ごすには,毎年年収の約17.3%を貯蓄しなければなりません。この貯金計画はあまり現実的ではないため,結果的にこの世代の方は70歳前後まで働く必要があります。
(働く=生活+貯金ができるだけの収入を得る)

 そしてジェーン世代(私と同い年)にとってジャック世代の生き方は完全に耐用年数が切れ,合わなくなることが分かっています。年金は完全に受給されず,64歳で退職した場合,毎年の貯蓄は年収の31%…

(詰んだ…)

さすがにこの貯蓄計画は不可能ですね笑

そしてジミー世代はジャック世代が残してくれた遺産があるかもしれませんが,3ステージ制の軋みの中で生活することを余儀なくされたジェーン世代に次の世代に残すだけの余裕はないでしょう。
そうなるとジェーン世代は80歳前後まで働く必要があります
こう考えると,一昔前の常識が通用しない時代が到来するのだなと感じます。

働く年数も余暇を楽しむ年数もいたずらに長くなってしまっては人生を楽しむことはできません。今後の生活の中で3ステージ制は完全に葬り去り,新しい生き方を模索していく必要があります

長くのんびりと創造的に生きていくにはどうしたらいいのか。

これ以降の章で詳しく解説されますが,今日は雇用面についてまで解説します。

雇用

AIによって人間の仕事は奪われる」というのは現代を生きる人にとって耳にミズダコもダイオウイカもできるほど聞いた話だと思います。

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 産業の大転換によって,柔軟にスキルを習得し,場合によっては住む場所も柔軟に変えていく必要が出てくる時代が到来すると考えられています。

 今後はがっしりとした大企業が小回りの利く小企業に膝を屈することになると著者は言います。

 それは近い将来,ギグエコノミーやシェリングエコノミーによって小企業でも十分にサービスを提供できるからです。ネット社会の発達により,クラウドソーシングなどにより,自分の技術を売る売り手とそれを必要とする買い手がお互いに見つけやすくなりました。
また,自分の持ち家を民泊としてシェアしたり,Uberのように臨時でタクシーの役割を担ったりすることもあります。
製品やサービスを選択する際に消費者は大企業一択という固定概念がなくなるのです。

また,作業はすべてロボットやAIにプログラミングされ,単純作業は完全に代替されると言われます。このテクノロジーの普及には時間はかかるものの,確実に進化し,テクノロジーの観点で見てみれば人間の雇用の場を奪っていきます。いくら基本的な教育に投資しても安定したキャリアや満足いく所得を得ることは難しいでしょう。

 一方で経済の観点からみると,テクノロジーは雇用の場を奪いますが,それによって補完される雇用を新たに生み,経済生産の向上をはかることができるので結果的にまた雇用が増加させると考えられています。

私たちが今後生きていくうえで,多くの変化や不確実性が到来します。ゆえに柔軟に将来への方向転換を行うと共に,テクノロジーを使役する技術を身につけるための再投資を行う必要があるのです。

小まとめ

以上,ここまでで,長い人生の中でどう生きていくのか,お金のことと雇用のことに関して話しました。
軽く結論を申し上げると

今後は100年生きることが当たり前になる社会が到来する
すると従来の「教育→仕事→引退」という3ステージ制は葬り去り,新たなライフスタイルを模索する必要がある。
機械やAIが進化する世の中では既存の基本教育だけでは満足な生活を送ることができない
ロボットを使役し,進化し続ける社会の波に取り残されないように,スキルを磨くことで自己投資を行う必要がある

というもの。

明日は「LIFE SHIFT」の続きです!
お楽しみに!

ryoka

昨日~本日の睡眠事情

就寝時刻 不明
起床時刻 6:00
仮眠 30分
睡眠サイクル 不明

昨晩タブレットで動画を見ながら寝落ちした。考えられる上で最悪かつ一番やりがちなこと。
睡眠時間は十分に取れているとは思うが疲れは取れていない
今日以降の1週間で修正しよう


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