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2021.10.01 Domaine Takahiko 訪問

北海道余市でワイン作りにおける校長先生の様な存在

それがDomaine Takahiko の曽我貴彦さん。


「ワイン生産者は言わば農家。もっと皆がワイン作りを始めたら良い。

その為に、僕はあえて大規模では無く、難しい製法では無く、皆がやれるやり方を示しているんだよ。

ほら、隣にブドウ農家さんの畑が見えるでしょう?

僕はいつも彼にワイン作り始めてみなよ、と言っているんだけどね」


ブドウ栽培が盛んな余市、しかしながら多くのブドウは県外に出されているのが現状だそうです。


「余市には素晴らしいブドウがある。
ブドウを通して、ワインを通して余市を更に活性化させていたい。
その為にはある意味敷居低く、皆ワイナリーを初めて、余市の魅力を一緒に伝えてきたい。
僕が求めるの高級ワインを造ることでは無く、その道筋を造っていきたい。」

目の前に拡がる美しいブドウ畑を前に、貴彦さんはそう声高らかに仰います。

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勿論、貴彦さんのワインはそんなに簡単なワインでは無く、特別な個性があるワイン。
自社畑はPinot Noir が主で、独特の旨味を伴ったワインが生まれます。


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灰色カビ病に見舞われ水分が飛んだブドウ

作り手によってはワインに使用しない場合もありますが

貴彦さんは畑の個性の一つとして、ワインに仕上げて行きます


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Blanc de Noir 先程のPinot Noir から造られる白ワインです


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貴彦さんのワインは、旨味とバランスのワイン。

「農家さんが漬ける漬け物のようなもの。

均一が大事なのでは無く、バランスが大事」

貴彦さんはそう、分かりやすく表現されます。



その旨味を表現するために大切な物は土、表土であると。


表土を作り上げた歴史がある。


余市には独特の表土がある。


Domaine Takahiko のワインの旨味は、そこから生まれる。



「沖縄にも独特の食文化があるでしょう。

沖縄の旨味あふれる食事と、僕のワインを合せてみて欲しいな」

貴彦さんはそうも、仰っていました。



実は今回で1年間の内、3度目の訪問となりました。

(どうしても沖縄の皆さんに紹介させて頂きたい!との、直談判を兼ねています)

お忙しい中、いつも快く受け入れて下さってありがとうございます。


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帰り際に「もう、ウチばっかり来なくて良いから」って、笑


それはもっと広く余市の魅力を知り、伝えていって欲しい。

きっと、深い意味合いが込められていたのだと思います。



Domaine Takahiko HP


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