何とも可愛らしいエチケットのシードルを楽しまれた方も、多いのではないでしょうか？沖縄にもファンが多いですね。

長野県東御市にあるLES VINS VIVANTS  荻野貴博さん、朋子さんご夫妻によるものです。2019年10月にワイナリーが拓かれました。

「ワインを難しいものにしたくなくてね。もっと広く楽しんで貰いたい。」
そう語る荻野夫妻は、長らく飲食店の立場からワインを広めてらっしゃいました。

夫婦協力しながらのワイン作りですが、畑は朋子さん、醸造は貴博さんが主に担当。
そんなお二人がワイナリーを始める際に、転機となった素晴らしいシードルに出会ったそうです。

フランス・ブルターニュ地方、アラドン村で作られているシードル。
La Cidrerie Du Golfe　ラ・シードルリー・デュ・ゴルフ。

「それまではシードルなんで全然見向きもしなくて、魅力を感じていなかったのですが。ゴルフのシードルには衝撃を受けました。
深みがあって、美味しくて。こんなシードルってあるんだ。

それならば私達は、日本におけるシードルの新しい世界感を目指していきたい。もっと広くシードルの魅力を伝え、楽しんもらいたい！」

確かにゴルフのシードルと言えば、これまでの概念を覆す逸品。

多様なリンゴをブレンドしたり、時にはホップやハチミツを入れたり
ソレラシステムだったり、古樽熟成だったり。
もうビックリです。

皆さまも機会あれば、是非召し上がってみて下さい。
シードルの世界観が大きく変わると思います。（中々、手に入りづらいですが・・・）

シードルと並行して、自社畑のブドウによるワイン作りも進んでいます。

「綺麗なワインを作りたい。その為には、畑も綺麗である必要があります。
農薬まみれの畑からは魅力的なワインは生まれないと思います。
私達の畑は、完全に無農薬です。
もちろんワインへも、添加物は一切入れたくないですね。」

また、生産者側からのこんなご意見も。

「ナチュラルワインなら何でも良い、と言う風潮が少なからず感じています。
でも本質はそうではないですよね。美味しさそこ本質です。
美味しさを求めるならば、逆説的にナチュラルワインの方が良いのではないでしょうか。

私達は本当にワインが好きでワイナリーを始めたので、ここは突き詰めていきます」

生産者でありなあがら、ワインの魅力を伝え続けていきたいと
言わば現場目線の観点もお持ちの荻野夫妻。

ワインショップにとっても、とても力強い味方です！