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ナチュラルワインとビオ(オーガニック)ワインの違い

最近、沖縄においてもナチュラルワインに興味を持ってくださるお客様がとても増えています。
本当にありがとうござます。

しかしながら、日々接客させて頂いていると
ナチュラルワイン=ビオ(オーガニック)ワインと考えているお客様がとても多く、お見受けします。
そうではありませんよ!

あなたはこの違いをご存知でしょうか?


そもそも、ナチュラルワインとは?
簡潔に要点をまとめますと、下記の通りです。
(もっと詳しく知りたい方、是非一度ご来店ください。喜んでご説明しますね)

①ビオディナミやビオロジックなど、有機栽培によって育まれたブドウを使用する
②手摘みによる収穫
③ブドウや蔵についている、自然酵母にて発酵
④発酵中においても、安定剤や化学物質を加えない
⑤清澄化を極力行わない
⑥瓶詰め時は無濾過、もしくは軽い濾過に留める
⑦SO2(酸化防止剤)については無添加、もしくは瓶詰め時に極少量(30mg/l)までの添加に抑制

上記のような、人的介入を極力さけた、自然な製法によって生まれたワインです。

私の過去の記事もどうぞ、酸化防止剤についてまとめています。



それでは、ビオ(オーガニック)ワインとは?

上記ナチュラルワインの要点で言うと、①を満たしたワインと言う事になります。
オーガニック認証団体(これも山ほどあって、信憑性が高いのはどこ?と言う話にもなるのですが・・・)の
基準に従った生産方法で栽培されたブドウからできるワインです。

つまりブドウ栽培の過程で審査を受け、審査に合格するとビオ(オーガニック)認証ワインと名乗ることができます。


認証についてより詳しく知りたい方は、下記へどうぞ。

ちなみに、私はアカデミー・デュ・ヴァンの卒業生です(懐かしい)

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ビオワインはブドウ栽培まで自然派にこだわり、【収穫、醸造の過程では自然ではない場合】もあります。
しかしナチュラルワインは畑、収穫、醸造と言った【全ての過程で自然な造り】をしています。



お察しの通り、ビオ(オーガニック)ワインはナチュラルワインに比べ、人都合で手を加えることができます。
故に低コストで、生産量も多く世の中に多く流通しています。

しかし、ナチュラルワインはそうではなく。
ナチュラルワインの作り手は、認証を求めてはいないのです。


彼ら、彼女らが目指すのは、認証ありきではない
その土地のならではの個性・作り手の想いが味わいに表現された

本当に美味しいワイン!!


北海道余市市、Domaine Mont 山中敦生さんと。

息を飲むほど、涙が出るほど、美しい畑でした。

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その味わいを表現するには、やはり昔ながらの、自然にそった丁寧な製法が良いよね◎
という背景の元、今一度ナチュラルワインが着目されているのです。


稀に「ナチュラルワインは高い」という声もお聞きしますが。
考えてみてください。これだけ作り手はこだわっているのです。

「ナチュラルワインは決して高くない」そう私は考えています。


ナチュラルワインとビオ(オーガニック)ワインの違い、お分かり頂けましたでしょうか?

きっと普段口にされている食べ物や飲み物の生産背景、こだわっているのではないでしょうか?


でしたらワインは、ナチュラルワインの方が良いでしょう!?


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