放送大学 授業科目案内 認知行動療法('14)メモ1. 認知行動療法とは何か

今期は前に録画しておいた認知行動療法に挑戦! ハウツー本みてもこれよくわからんのだよねー。

シラバス

放送大学 授業科目案内 認知行動療法('14)
https://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/H30/kyouyou/C/sinri/1528963.html

シラバスアーカイブ
認知行動療法 2014 https://www.ouj.ac.jp/hp/kamoku/pdf/past/kyouyou/2014_syllabus.pdf

担当:下山晴彦先生

概要

認知行動療法では問題行動に対しどのように介入し悪循環を変えていくか、具体的な方法を考える。研究成果は多くの場合に実践的に役立つことが知られている。体系は多様であり一枚岩ではない。

行動療法系(第1世代、新行動S-R仲介理論、応用行動分析理論(スキナー)、社会学習理論(バンジューラ)) ->
認知療法系(第2世代、論理情動両方(エリス)、認知再構成法(ベック)、認知療法理論)
第3世代(マインドフルネス認知療法、弁証法的行動療法ACT)+森田療法

共通性としては、
学習の原理(=習慣化)、
統合システムとしての理解(環境->刺激-反応(行動、認知、感情、生理的反応)->結果、悪循環として理解する)、
現実に起きている問題の重視(生き方を変えるとかでなく、教室に入れるようにする、など)、がある。

介入の原則: 問題解決の原則(安心が目的ではなく習慣化した問題に直面し解決を目的とする)、協働関係と心理教育の重視(説明、理解、信頼、動機付け)、仮説-検証の原則、実証性の原則(セラピストの好みでなくケースごとに科学的に役立つ手法を選択する)

第1、第2世代の各手法は人間の反応系(行動、認知、感情、生理的反応)の異なる部分に介入することに対応している。

感想

やはり学習者にはわかりにくいものであるということを講師も認めていた。経緯として複数の学派を最近統合したものだから、ということはありそう。とりあえず「環境 -> 反応 -> 結果」という人間の行動モデルを繰り返し使いながら説明するようなのでこれをいつも地図代わりに頭に入れておけばよさげ。

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