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いい推しの日〜推しについて考えてみた〜

少し前のことになってしまいましたが、11月4日は、「いい推しの日」でしたね。語呂合わせで「い(1)い(1)お(0)し(4)」と読むからだそう。そこで今日は、自分にとっての「推し」について色々考えてみました。

推しという存在

これまで46年間生きてきましたが、いつの時代を振り返っても、自分には必ず誰かしら「推し」と呼べる存在がいました。(「推し」なんていう言葉は、まだまだなかったけれど…。)小学生時代はアイドルグループ、中学~高校時代はロックグループ。時には二次元の世界、アニメやゲームの登場人物に入れ込んだこともありました。(二次元の世界では、ドラクエ3の勇者が、不動のNo.1です!)

これまでで最も長く推しているのは、アメリカの3人組パンクバンド、Green Day。その中でも、フロントマンでギターボーカルのビリー・ジョーは、22歳で出会って以来、かれこれ24年間も私の最推しであり続けています。もはや、超~古参ですよね(笑)。

推しがいると、単純に毎日が楽しくなり、日々の生活に張り合いが出ます。若い頃、バイトや仕事が嫌で嫌で仕方がなかった時も、推しのCDやグッズを買うために、LIVEのチケットを手に入れるために、…と、推し活が働くことの主たる目的になっていた時期も長くありました。また今でも、推しの活動をSNSを通じてチェックしたり、推し活仲間と交流する時間が、1日の中で欠かせない大切な時間になっています。

さらに、推しの存在がもっとも威力を発揮するのが、気分が落ち込んで、どん底にいる時。リアルでは、誰とも会いたくない、言葉を交わしたくないというような真っ暗闇に落ちている時でさえも、…いや、そういう時だからこそ、かな? 自分がどんな状況にあっても、推しだけはいつも自分の心の一番そばにいてくれる。推しの曲、歌、声を聴くことで、なんとか生き延びることができた、という経験も、一度や二度ではありません。

推しは人生のメンター

そして振り返ってみると、これまでの自分の推しはみな、年上かせいぜい同世代だったと気が付きました。推しは私にとって、いつも自分の数歩前を歩いて導いてくれるような、いわば、人生のメンターみたいな存在で、その言動に影響を受けながら、背中を追いかけているという感覚。

Green Dayのビリー・ジョーはそれに加えて、私の人生を救ってくれた、メサイア(救世主)だとも思っています。彼らの音楽に出会い、まるで神から啓示を受けたかのように、それまでの自分の考え方や生き方が根底からひっくり返るような体験をしました。ビリー・ジョーがいなかったら、今の私はいない。そう断言できます。そして、私がここまで深くビリー・ジョーを信奉したのには理由がありました。それは、私の実家が機能不全家族で、特に父との関係が幼い頃から破綻気味だったことです。私はビリーに、父親の存在を見出していたのだと。今となってはそう、自己分析しています。

20代のころのように、身も心もすべて捧げてるようなファンとしての蜜月はとうの昔に終わりを告げていますが、出会ってからこれまでずっと、ビリー・ジョーは私の中で、特別な存在。24年間、その背中を追いかけ続けて、その間に自分も結婚して母となり、今や立派な?おばさんとなり。推しと一緒にここまで年を重ねてこられたことを、幸せに感じています。

現在の推し🍓👑

さて。ここでいきなり180度?方向が変わりますが、もう1つ。自分の新しい推しについても、書いてみたいと思います。前回の記事でも書いたのですが、不覚にも(…と言ったら怒られますね)最近、今を時めく若き王子たちの虜になってしまいました。(その経緯については以下に詳しく記しています。)

彼らを推す感覚は、ここまで書いてきたような、これまでの自分の推しに対する感覚に当てはまらなくて、我ながら最初は少し戸惑いました。親子ほども年の差のある彼らは、人生のメンター的存在にはならないだろうし、でもかといって、ただ「かわいい」「癒される」というノリだけで好きになったわけではありません。私を虜にする彼らの魅力は、いったい何なのでしょうか?

それには、すとぷりメンバーの中でも私の推しメンである、ジェルくんの存在が大きいと感じています。(リスナーとしての日が浅く、にわかなので小声で言わせてください!笑)彼を推すきっかけになったのは、西武ドームのLIVEに参戦後、「活動休止って言ってたけど、何でなんだろう?」と興味が湧き、その理由を語っている動画を観たことでした。

そこで語られた内容が、自分の過去と重なってしまって、泣きそうになりながら聴きました。メンタル面で今も大変な思いをしているというところは、不安障害を抱えて児童精神科に通院中の娘の姿と重なりました。また、ちょうど自分も、仕事を辞めるか辞めないかで物凄く葛藤をした末に、これまでの生活に終止符を打つという苦渋の決断をしたばかりだったので、そのあたりも妙にシンクロしてしまいました。

それから、ジェルくんのサブスクに入会して、過去の放送を遡って聴いていますが、とにかく聡明で話の内容も奥が深い。それでいてもちろん、最強エンターテナーの名の通り、ユーモアのセンスも抜群です。聴いていて本当に面白くて、あっという間に時間が過ぎていきます。世代もずいぶん違うのに、共感できる部分もたくさんあって、いつも「うん、うん」と首が痛くなるぐらい頷きながら聴いています。誰かを推すのに、年齢は関係ないですね、うん!(笑)

すとぷりは、ジェルくんだけでなく、メンバーそれぞれが自分らしさと自分の軸をしっかりと持っていて、活動に対する哲学があって、さらにはそれを配信を通じてちゃんと言葉で表現してリスナーに伝えているという印象を受けています。だから、単なる一時のエンターテイメントに留まらず、リスナーさん達はメンバーを信頼して、推し続けることができるのではないでしょうか? すとぷりには、また聴きたい、もっとメンバーのことや活動を知りたい、応援したい、と思わせる魅力が確かにあるんです。

人生推し活!これからも!

すとぷりについては、娘と一緒に推し活ができているので、二倍の楽しさがあります。一緒に放送を聴いたり、YouTubeの動画を観たり、カラオケですとぷりの曲を歌ったり、娘と過ごす時間がさらに楽しくなりました。

これまでの自分を支えてくれた、Green Dayをはじめとする多くのロックミュージシャンも自分の奥底で大切に愛し続けながら、新しい若き推しメンも全力で追いかけていきたい、心からそう思います。

私の人生を救い、共ににあり続けてくれる、尊い私の推したち。本当にありがとうございます。これからも、「人生推し活!」を合言葉に、「推し事」頑張ります!!(笑)