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推しへの愛をSNSで呟く~オレンジデーに寄せて~【ロックおばさんの凸凹推し活日記②】

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娘の影響で、動画配信サイトを中心に様々な活動を行う6人組エンタメ・ユニット「すとぷり」を目下激推し中のママリスナーです。長年ロックファンを貫いてきた40代後半のおばさんが、一夜にして、親子ほども年の違う若き王子達の虜になってしまったのですが、その推し活は山あり谷あり。ポンコツでメンヘラなママリスの推し活あれこれを記録しておこうと思い立ちました。題して「ロックおばさんの凸凹推し活日記」! 今日はその2回目です!
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さて、今日、4月14日は「オレンジデー」です。

ん? 何それ?(笑)

昨日は土曜日だったので、いつもより夜更かしをしており、ちょうど日付が変わるころにXにアクセスしたところ、同担の方々のオレンジ色に彩られた素敵なポストの数々でタイムラインが埋め尽くされました。よくよく見てみると、みんな「オレンジデー」というハッシュタグで呟いているではないですか?

さっそくググってみたところ、オレンジデーとは、2月14日のバレンタインデー、3月14日のホワイトデーを経て結ばれた2人が、お互いの愛をさらに深め合う日とのこと。またしてもお菓子メーカーの策略に乗せられているのかしらと思いきや、発案は、愛媛県の柑橘類生産農家で、『JA全農えひめ(全国農業協同組合連合会 愛媛県本部)』によって、一般社団法人『日本記念日協会』に認定登録された経緯があるとのことでした。

そんな雑学はさておき、オレンジデーに何を祝うのかと言いますと。私がはしくれ中のはしくれながら、リスナーを名乗らせていただいている、すとぷりの最強エンターテイナー「ジェルくん」のメンカラ(メンバーカラー)がオレンジ色なので、オレンジデーは、ジェルくんの色の日ということで、先輩リスナーの皆様はこういった機会を決して逃すことなく、推しへの愛を伝える機会にしているわけです。

自分のXを振り返ってみたところ、去年の4月14日も「皆様のツイで知りました」と、適当な写真を上げておりました(汗) 1年後、きれいさっぱり忘れて再びググっているという、リスナーの風上にも置けぬ落第生で本当にごめんなさい…。

推しへの愛を呟くのが恥ずかしい

今回のオレンジデーに限った話ではなく、この界隈の皆様は、各種SNSを通じて、推しへの愛を頻繁に発信しています。

私がここの住人となった当初、それまで長らく居住していたロック界とはあまりにも事情が異なり、衝撃を受けたことが多々あったのですが、その中でも一番と言っても過言ではないぐらいに驚いたのが、この「推しへの愛をSNSで発信する」という行為でした。

例えばですけど、新しいアルバムや新曲が出たらその感想を上げるとか、LIVEに参戦してその興奮を伝えるとか、そういうポストならまだぜんぜんわかります。でも、それだけではないんです。推しの誕生日、活動記念日、YouTubeチャンネルの登録者数が〇〇人を突破した、何かの動画の再生回数が〇〇回に達した、などなど、とにかく本当に事細かに推しへのお祝いと愛をポストします。

そしてさらには、何もない日でも、いわゆる「おはポス」呼ばれる朝一番のポストで、自分の推しへの思いを365日発信し続けている熱心なリスナーの方々も少なくありません。

本当にごめんなさい。
先に謝っておきますが、ロック界からお引越ししてきて、最初は正直ドン引きしました。いや、待って待って。だって、恥ずかしくはないですか!? どうしたら「大好き」なんて、個人的な愛の感情を、公共の電波に乗せて堂々と披露する勇気が持てるのでしょうか?

推ししか見ないような個人的なファンレターならまだしも、仮にもSNSは、インターネットを介して今やこの地球上のあらゆる国や人種の人々と繋がっており、どこの誰が見ているかも分からない、広い広い世界と地続きの場所。それでも、百歩譲って、自分があと20年若かったら。もしかしたら、推しへの愛を伝えることも、もう少し抵抗なくできたかもしれません。でも、今年四度目の年女を迎えたいい歳した二児の母である自分が、親子ほども年の離れた若い推しに、いくら120%ご本人の目に触れることはないだろうとはいえ、「大好きです」なんて、言えるわけがないと思ってしまいました。一にも二にも、どうにも恥ずかしすぎます!

だから逆に、そんな発信ができる同じママリスナーさん達は、本当に凄いなぁと、どうしたらそんな勇気が持てるのだろうと、推し始めた当初はSNSを開くたび賞賛の眼差しを持って、皆様の愛に溢れるポストを眺めておりました。

しかしながら、気付けば自分もいつの間にか、折に触れて推しへの思いを発信するようになっていた…。慣れとは凄い…(汗)

冒頭で触れたとおり、オレンジデーを把握していない程度の劣等生ですので、発信の頻度も決して高いとは言えませんが、それでもこの1年ほどは、メンバーの誕生日や、各種記念日などには、ちょっと工夫を凝らした画像を準備して、推しへの思いをSNSにアップするということをしています。

ここまで推し歴1年半となり、当初あんなにも抵抗があったにもかかわらず、なぜ自分も推しへの愛をSNSでアップするようになったのかあらためて考えてみたところ、大きく2つの理由があると気が付きました。

伝えたい思いの強さが、恥ずかしさを超えたから

まず1つ目は、じつにシンプルな理由です。

「恥ずかしい」より、「伝えたい」という思いが上回ったから。

「大好き」もそうなのですが、自分の中でそれ以上にいつも溢れているのは「ありがとう」という感謝の思い。すとぷりにも、ジェルくんにも、出会って以来、本当にたくさんの笑顔を日々いただいており、すとぷりのお陰で決して大袈裟でなく毎日の生活が180度変わりました。彼らには感謝してもしきれないぐらいなのです。その思いが、推し歴が長くなればなるほど強くなってきて、どうしても伝えずにはいられない!というところまで来てしまいました。

恥ずかしさも大いに残るけれど、それを上回る強さで、伝えたい思いがたくさん出てきてしまったのが、私がSNSで推しへの思いを発信し始めた1つ目の理由です。

SNSでの発信を通じて推しを応援したいから

だったら、個人的にファンレター…今なら、XやインスタのDMとか、すとぷりの場合、ファンクラブである「すとふぁみ」に加入していると、その専用サイトからメンバーにファンレターを送ることのできるシステムもあるので、それを使えばいいのでは?とも思います。いや、実際にそれらも使っています。正確に言うと「使い分けて」います。ジェルくんがYouTubeのメンバーシップ限定の配信でお話しされていたことについて感想を伝えたい場合などは、DMを送っています。メンシプでのトーク内容は門外不出というルールも、この界隈にきて学んだことの1つです。

じゃあ、その流れで、いっそすべての思いをDMやすとふぁみのファンレターで送ればよいのでは? なぜ、わざわざ人目に触れるSNSで発信する必要があるのか? それは、SNSでの発信は、純粋に推しに思いを伝えたいということのほかにもう1つ、あえて人目に触れるインターネットというツールを使うことにより、「推しを応援していることを世の中にアピールする」という目的も含まれているからです。

そして、「ハッシュタグ」をつけて、同担の方が一斉に呟くと、たとえば、推しの誕生日や記念日など大きなイベントの際は、Xでの日本のトレンドの10位以内に、推しの名前がランクインしたりするわけです。そうなると、大好きな推しの名を世間に知らしめるべく、その布教活動に自分も参加できたという、大いなる自己満足感に浸ることができるのです。

特に私が推しているすとぷりは、インターネットの世界を中心に活動をしているので、こうしたリスナーの声が直接反映されやすいのですよね。実際にメンバーもいわゆる「エゴサ」(エゴサーチ)を頻繁にしているようで、リスナーのSNSの発信をよく見てくれていて、配信の時などに「みんな声を上げて応援してくれてありがとう」などとリスナーに感謝の思いを伝えてくれるのです。リスナーと言ったって、自分なんぞは何万、何十万というちの一人で、まさか本人が自分のポストを見ているはずがないとは分かっているものの…。それでもやっぱり、自分ももしかしたら推しの力になれているのかもしれない…と思うと、素直に嬉しいと感じてしまいます。

SNSでの発信を、推しに見てもらいたいのか? もっと踏み込んでいえば、発信している人間が自分であるということに、気づいてもらいたいのか? つまり「推しに認知されたいのか?」問題は、自分の中で根が深いので、また別の機会に掘り下げて考えてみたいと思います。

落ち込んだりもするけれど…

こんな感じで、推しに伝えたい思いがどうしようもなく溢れて抑えらなくなってしまったことと、SNSでの発信を通じて推しを応援したいという気持ちが湧いたこと、2つが重なり合った結果。私は現在、Xとインスタグラムで、推し活の様子や推しへの思いを時々発信しています。

頻度も低い上に、様々なお祝いのチェックも甘くて、それこそオレンジデーすらも把握していない劣等生なので、そんなふがいない自分を熱心なリスナーの皆様と比べて、落ち込むこともじつはよくあります。こんな自分は、リスナーなんて名乗る資格ないよね、ぜんぜん足りてないよね…と。

SNSの発信頻度イコール、必ずしも推しへの愛の強さではないし、自分のペースで無理なく推していくのが何より大事だと分かっているのですが、そうやって周りと比べてしまう自分がいることは事実です。でも、そういうところもまた、本気で推していこうと決めた今、どうしてもついてくる感情。今年はそういうネガティブな思いも、隠したり、押し込めたりしようとするのではなく、そのまま認めていきたいと思って、この推し活日記を始めた次第です。

これからも、周りと比べてしまったり、恥ずかしくなったり、感情がアップダウンしたりすることもあると思うけれど、それでもやっぱり、推しに対して…すとぷりと、ジェルくんに対して、抑えきれないほどの溢れる思いがある限りは、SNSでの発信を細々とですがマイペースに、続けていきたいと思います。

本当に最後の最後になっちゃいましたが、SNSですっかりお祝いしそびれてしまったので、ここでひっそりと言わせてくださいね。

🧡Happy Orange Day🧡
熱量もまめさも足りない、ダメダメなリスナーでごめんなさい。でも、今日はこの記事の流れに加え、オレンジデーということなので、勇気を出して、言わせてくださいね。

ジェルくん、いつも本当にありがとう!!
ジェルくん、大好きです!!