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医療デザイン大学第5回「官民連携で医療をデザインする〜市長の取り扱い説明書〜」

医療デザイン大学第5回、9月25日(日)に開催いたしました。

日本GR(Government Relations )協会の代表で、元横須賀市長の吉田雄人さんをお招きして「官民連携で医療をデザインする」というテーマでお話いただきました。サブタイトルの市長の取り扱い説明書、がなかなか気になるところですね。

さて、GRってご存知ですか?
私は知りませんでした!
でも、今まさに日本がやっていることなんですよ。

社会の困ったを行政だけ任せない
一緒に解決することで民間にとってもメリットのある活動を生み出していく

どちらにとってもwin-winな関係、それがGRなんだそうです。

私たちは医療の世界は医療がなんとかしろ、というやり方に限界を感じています。
今や医療は治療することだけでなく、よく生きる(well-being)、生活の質(quality of life)といった課題も内包しています。

自分達だけでは解決が難しいと感じるからこそ、デザインの力や、業界以外の方の知恵を借りてなんとかしようともがいています。

その行政バーションがGRなのではないでしょうか。

吉田雄人さんは、「えっ?本当に元市長なの?」と思うくらい気さくで、話がとても面白い方でした。

その面白い語り口で、どうやったら行政を落とせるのかについていろんな情報を与えてくださって、感謝です!

あなたなら市長にどうアプローチする?

市長の思惑、職員の思惑、それぞれの立場に立って考えてみれば「社会のためになるから!」というゴリ押しはむしろ逆効果だったんだな…ということがわかるのですが、改めて言われるまでは気づかないことも多かったです。

理事同士での振り返りでは「お客さんを相手にしているときは、相手の立場に立って考えるのが当たり前だけれど、行政が相手だとそれが抜けちゃってたんだなって気づきました」と当たり前のところにこそ答えがあるのだと考えさせられました。

吉田雄人さんが代表の日本GR協会では、そういったことをさらに深く学べますので、官民連携に興味のある方はサイトを覗いてみてください。



次回は10月2日(日)20:00〜
藤沢市大庭で地域密着型介護福祉の現場で活躍している、ぐるんとびーの代表菅原健介さんをお招きして「これからのケアのかたちをケーススタディから学ぼう!」というテーマでお話していただきます。
破天荒なケアは邪道なのか?いろんな炎上を経験しながら、ケアと向き合ってきた健介さんにお持ちいただくケーススタディ、とっても楽しみです!

医療デザインセンター理事
 豊原亮子

日本医療デザインセンター
医療デザイン
GovernmentRelations



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