ピアノと剣道と魔女と私 vol.1
高校は各地で予選会が終わり、
いよいよ県大会!
お陰様で長男、長女が個人と団体、次女が個人で、
愛媛、福岡の県大会へ。
練成会も各地でお世話になっており、
週末は私も車出しで、県内外へ。
先日、練成会での帰路のこと。
S.A.で各々昼食となり、
「ご自由にどうぞ!」なストリートピアノを背にして座っていると、
ショパンのノクターンが♪
「どんな方かな~?!」と振り返ると、
弾いてたのは長女の同級生Aくん。
剣道部のジャージ、しかも坊主!
曲と見た目とのギャップで、
フードコートの皆さんも釘付け♪
どこまで弾くのかな~と思ったら、最後までノーミスで弾いて、
剣道部のみんなに「うぇ~い!」って拍手されて撤収。
その数分の出来事に色々フラッシュバックし、
目から汗が出たことを以下に記します。
過去イチの長文かも。<m(__)m><m(__)m><m(__)m>
私は年長から中2までピアノ習っていました。
って、言うのが恥ずかしいくらいのレベルで(^^;
きっかけは、
保育園のつる組、仲良しのたまえちゃんが、
「ピアノはじめたと!」って言うから、
「私もピアノしたい!」って親に言ったこと。
「ホントにやりたかとか?」と父に聞かれ
「うん!」って考えナシに答えたら、
程なく我家に、アップライトのピアノがやってきて、
※写真は電子ピアノ
「今日からピアノに行くよ!」
と親に連れられレッスンスタート。
子どもながらに思っていたピアノの先生は、
若くて、キレイで、素敵なおうちに住んでいる人。
しかし私が行った先は
じゃりじゃりと砂利を踏み、
カラカラと引き戸をあける昭和のお宅。
初めて会ったその先生は、
魔女みたいな黒いロングスカートをはき、
初対面の親子にニコリともしないおかっぱのおばさん^_^;
遮光、防音された薄暗い部屋に、
グランドピアノがドーンとあって、
楽譜がバーンと積まれ、こえぇぇぇ~。。。。
先生は元々中学の音楽教師。
ピアノを練習する時間がないからと教師を辞め、
ピアノ教室を主宰されたらしく、
子どもの他、現役の音楽の先生ら大人の生徒さんも多かった記憶が。
練習は全然楽しくなく(爆)
姿勢とピンポン玉握って手のフォームづくり
運指練習に教本、ソルフェージュと、
毎回、地味~なレッスンが続きました。
私は昔からこんな性格なので、
暗い部屋での魔女との時間に早々に飽き^_^;
自宅練習せず、レッスンに通っては怒られるというルーティーンが早い時期に出来上がりました。
小学生になると、クラスの半分くらいの女子が河合やヤマハといった、
大手のピアノ教室に通いはじめます(昭和アルアル)。
発表会でドレス着たとか、
いろんな楽器で合奏したとか、
アニソンとか当時の流行歌を弾いてるとか、
やたら楽しそうな様子を知り、
自分が練習しないことは棚に上げ、
「うちのピアノは何か違う。。。」と
ますます魔女とのレッスンが憂鬱になりました。
それでも辞めなかったのは、
「始めたら続ける(しかない)」という
我家の暗黙のルール。
エレクトーンがいい!
吹奏楽をやりたい!(うちの小学校にはあった)
とか言っても完全無視。
毎週、毎週魔女のもとへ。
全然練習しない私と魔女。
毎回、毎回怒られるのですが、
「なんでそこまで⁈」と思うほど、
厳しく丁寧に、
真摯に熱心に根気強くご指導下さいました。
そんな先生を
「ピアノに対して情熱的すぎる人」
くらいに思ってた私。←Max失礼な生徒
小学校3年生のある日、
「剣道始めたので、レッスン曜日を変えてください」
とお願いすると、いきなり魔女がキー!と怒り出し(@_@;)
続く。。。
♯ピアノと剣道
♯魔女と私
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