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マイペースに仕事をするために。

こんなエントリを書いておいてなんなんですが、原稿を速く書くこと自体はあまり重要なスキルでもないような気がします。速けりゃいいってモノでもないですし。

でも、仕事としている以上、〆切もあるし、仕事がかぶってしまうこともある。そのためには一定のスピードで正確な原稿を書く必要があります。

……というわけで、自分なりに、原稿を書くときに気をつけていることについてまとめてみました。

■自分にとってベストな1日の執筆量を把握する。

ちなみに私は2万字(原稿用紙50枚分)がベストです。
筆が荒れるんじゃないか、と周りの人にも言われたことがあるんですが、基準としてこれぐらいの量を書いているときが一番頭がよく動いている、と感じます。本気でギリギリのときは4万字がMAXですが、次の日は使い物にならないし、『正確か』『良いものか』と聞かれるとやっぱり自信がなくなってしまうので……。

もちろん、これはシナリオライターとしての感覚でほかのジャンルとは比較するところではないですし。Webライターさんだとまた変わってくると思います。
ネット記事を書かせていただくこともありますが、シナリオを書くときよりも格段に書くスピードは落ちます。でも、それは文章の構成上、当たり前のことなのかなぁ、とも思います。

■1日の仕事時間を決める

仕事の時間を決めないとダラダラとずっとやり続けてしまうので(性格の問題)、基本7時間半~8時間と決めています。

突発的に何か入ってきたりすることがあまりないのでできることかと。1週間の休みはだいたい半日~1日。ただし、夏場と冬場はライブ遠征したりするのでちょっと変わってきます。でも、だいたいパソコン持っていってるから結局はあんまり変わらないのかな。旅行先で原稿を書くときは本当に限られた時間しかないので、異様な集中力が発揮されるんですよね……。あゝ普段からこれぐらい書けたらいいのに、と思わずにはいられない。

■バーチカルで1日の流れを管理。

バーチカル手帳(トラベラーズノート)を愛用しています。
13:00~14:30 シナリオ1話/ 14:40~15:00 メール返信……など1日にやらなければならない仕事量、時間の目安をバーチカル手帳でつける。無理なスケジュールを組まない、間で1時間程度の休憩をいれるようにするのが気をつけていること。どうしてもスケジュールはズレるので1時間余裕を持っていると大体1日の仕事量はこなせる。

あと、30分、もしくは1時間でアラームを鳴らすといいな、と。たとえば、うっかりネットを見入っちゃってた、ついついネットショッピングしちゃってたわ、なんてときもアラームでハッと我に返ることも。

■資料はもらったとき、前の日と直前に少なくとも3回は読む

私の場合、資料というのはプロットなんですが、送られてきたらすぐに目を通して、前日に一度、書き始める直前にもう一度読む。書き始める直前に読んだ際は「ここまでで500w」、「ここまでで850w」というふうに赤ペンで区切っていきます。ただ、これは短いもので、長編になると相当読み込まないとですが。
周辺の声を集めて執筆する記事に関しては、下書きがノートに出来上がっているので、それに肉付けしつつ、書いていくのでそんなに時間はかからないです。

■執筆の際のBGMを決める

シナリオ執筆、原稿修正、記事執筆でBGMを決めています。それで気分が変わるので。
ちなみにシナリオのときは柴田淳、宇多田ヒカル、テイラー・スウィフト。原稿修正のときは関ジャニ、ポルノ。記事執筆のときは映画のサントラです。原稿修正はテンションが上がる曲のほうがいい気がします。

■規定の文字数におさめるのは訓練?

ライターを初めてから6年間ぐらい、テレビガイド誌で番組紹介の原稿を書く仕事をしていたんですが(BSなど13チャンネルほど)、これが紙媒体だったので、237文字とか147文字とかきっちり文字数が決まっていました。それが要点をまとめる訓練にはなったのかもしれないなあ、と。それも1ページ分ぐらいの原稿を半日であげなきゃいけないのでまさに『速く』『正確な』原稿を書く訓練になった気がします。でも駆け出しのライターにとってはなかなかハードでした。毎月、レギュラーで仕事があるのはとてもありがたかったけどネ。

〆切を守るのはとても大切なことですが、それで作品自体の質が落ちるのは本当に反省すべき点だと思います。仕事に追われるとついそのことを忘れてしまうので何よりも気をつけたいところです。

ありがとうございます。 本と旅費として活用させていただきます! 旅にでかけて次の作品の素材に☆☆