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ギリギリまで本当かどうか疑っていた。

びっくりしました、入選しました。
こちらが。

読んでくださったみなさん、ありがとうございます。
そして、私を励まし、深夜の壁打ちに付き合ってくれた友人に、本当にありがとう。肉焼きに行きましょう。

というわけで、昨日、授賞式に行ってきました。
入選のご連絡を頂いてから、ずっと「本当に私で合ってる……?」と疑っていたのですが、それは会場に到着しても消えず。
受付で名前を言ったら、ちょっと間があったので、やはり間違いだった!? と膨らむ不安。結果、ちゃんと席がありました。
よかった、本当に入選していた、とここでようやく実感。

パンフレットとお花

当たり前だけど、授賞式の場に行くなんて初めてです。
おまけに参加数が約80名とのことでなかなかの規模感。これは緊張するだろうな~! と思っていたんだけれど、ここ数年で極度に緊張するシーンが幾度となくあったので意外と大丈夫だった。入選した人はコメントとかも言わなくてもいいし。
ただ、作品のタイトルを司会の方に言っていただいたときは少し申し訳ない気持ちに……人生でまず言うことがないであろうフレーズでは、とこの時に気がつきました。すみません。

記念品のメダル授与のあと、記念撮影もあったんですが、ものすごく照明がまぶしくて。いつもどちらかと言うと撮っている側なので「撮られている側の人ってすごいな……」としみじみと実感。同時に大きくなっていく入選の実感。ああ、撮影があるならあと5kg痩せておけばよかった。

授賞式のあとの懇親会ではコミュ障を発揮。
同じくこういう場が苦手だという方とご一緒させていただいた上、楽しくお話もできて本当に感謝です……。
ここは、いろんな編集部の方もいらしてるんだから突撃すべきだろ!? っていう話。

そもそも人に話しかけるのが苦手なんだけど、該当部門ではない編集者の方に話しかけても、ご迷惑では……という気持ちに。
じゃあ、受賞者の方に話しかければ? という話ですが、それはそれで私が得する話を提供できるわけでもないし、それなら別の方とお話されたほうがいいよね? と。
私の悪いところが全部出たな! と帰りの電車の中で反省。ここまで自己肯定感低かったっけ!? とちょっと衝撃だった。
とは言え、名刺交換をさせていただいたり、場の空気を味わえたのは本当に大きな収穫でした。めちゃくちゃやる気が出た。嘘だろ? と思うでしょ? 本当です。

書くということ

物語を作る、小説を書く仕事がしたくてライターという職を選んだ。
でもまあ、そんなすんなりと入り込めるほど創作の世界は甘くなく。センスもなく、ユーモアもなく。
ライターの仕事は好きだし、充実しているけれど、それでもやっぱり諦められないので細々と書き続けていた。
年を重ねると自分に足りないものばかりが見えてきて、がっかりする機会のほうが圧倒的に多くて、日々、心が折れまくっている。
「ふくださんは作家というより、ライターって感じだよね」と言っていただいて、喜んでいいのか悲しんでいいのか分からなくなったり。

でも、足りないものが見えているのなら、それを補えるように頑張ればいいのかな、と昨日思った。
とりあえずできることはコツコツと続けること。
またきっと心が折れることはあるし、今日だってさっそく落ち込むことがあったけれど、努力をしていれば、実るときはある、と信じたい。そう信じられる私であれ。

ところで、何人かの方に「そのお話はフィクションですよね…?」と聞かれたんですけど、フィクションです。
夫には「水曜日だとこの辺は不燃ごみの日だけど、合ってる? 燃えるゴミの日じゃなくていいの?」と確認はされました。
ほんと、うちの夫がマイペースすぎて。入選の報告をしたときも、「明日の夕飯はカレーだよ」と言ったときよりも低いテンションで「やったやん」と返されてちょっと不満。と思ったけど、「え!!!おめでとう!!!」とはちゃめちゃに祝われても微妙だし、小躍りされたりしても引くし、まあ我が家はこの感じがちょうどいいんでしょうね。うん。


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